プーチンの保身か?ロシア自身の保身か理解できないが、着々と祖国防衛としての布石を打っているようだな。
モスクワ公国時代からロシアはヨーロッパとは看做されていなかったとか。ロマノフ朝で必死に仏蘭西辺りに擦り寄っていたようだが、それも功を成さずって事だった。
そんな歴史を踏まえたかのように、ふんじゃいいさ、勝手にやるさってのがプーチン流なのか?
宮崎正弘メルマより
http://melma.com/sp/backnumber_45206_6432577/
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成28年(2016)10月12日(水曜日)
通算第5058号
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ロシア、「イスカンダルM」(核搭載可能ミサイル)をカリニングラードへ
NATOを揺さぶり続けるプーチンの強気、西側の無力、士気の低下が問題
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プラウダ(10月10日)に拠れば、ロシアはカリニングラードに「イスカンダルM」の配備を決定し(10月8日)、近く輸送する運びという。
同ミサイルは射程400キロ。固体燃料で移動トラック発車型。
イスカンダルは嘗てのアレキサンダー大王の別称。ロシア読みはイスカンチュール。
ロシア軍の暗合は「9K720」と呼ばれ、NATOのコードネームは「SS26」である。一説に射程500キロともいわれる戦術ミサイル。
これは明らかにNATOがバルト三国に4600名の増員、ブルガリア、ルーマニアへミサイル配備をなしたことへの対抗措置であり、米国ペンタゴンも、このロシアの決定を重視している。
さきにもシリアの反政府軍の拠点攻撃にロシアはカスピ海から巡航ミサイルを発射したが、正確に1500キロを飛翔して目標にあてた。
まだイランの飛行場からも爆撃機が飛び立ち、さらには地中海を遊弋するロシア艦隊が増員されている。ロシアはこのミサイルをベラルーシにも配備する計画がある。
それにしても、カリニングラード!(プロイセン時代のケーニヒスベルグ)。
冷戦時代は「軍事秘密基地」として鎖国をし、カリニングラードは謎の都市とされた。
ロシアの飛び地であり、バルト三国の南端リトアニアと、ポーランドに挟まれているが、第二次大戦の結果、ロシアがおさえた軍事的要衝で、しかし元々はプロイセン公国の土地だった。
ヤルタの密約でどさくさにロシアが掠め取った。
エルツィン時代に、ドイツへ返還の動きもあったが、ポーランドがNATOに加盟したことで立ち消えとなった経緯がある。
NATO前線基地のポーランドへ最大の脅威となるが、ドイツへも届く。
西側はモラルの低下甚だしく、このまま進むと、大波乱がやってくる。
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 しょひょう BOOKREVIEW
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コペルニクス的な中国史の転換
北京の視点からではなくユーラシアの立場からみると
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楊海英『逆転の大中国史』(文藝春秋)
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「眼から鱗」というのは本書のために用意された言葉である。従来の「漢族中心史観」の天地がひっくり返る衝撃を味わえる。
北京の視点からではなくユーラシアの立場からみれば、漢族の王朝は「漢」の405年間と「明」の276年、合計681年でしかない。
「中国四千年」という歴史観は誇大妄想の類い、ほかの王朝は雑多な北方民族、遊牧民、そして隋、唐は鮮卑系。元はモンゴル、清は満州族の王朝だった。宋の時代はキタイ、タングート系と漢族それぞれ「夏」「遼」「金」の三国鼎立だった。キタイは契丹、タング
ートは西夏だ。
「ところが、シナは宋の漢人も漢の漢人と同じであると純潔主義を主張し、それ故に、ユーラシアの当時の正統は宋であるとし、大キタイ国と大夏帝国はその『宋の地方政府』であったかのように歪曲している」を楊氏は指摘する。
かくして夏、殷から現代中国まで一気通貫の歴代王朝があったかのような解釈は間違いで「漢民族と呼べれるような人々はいなかった」。
秦の始皇帝以前の「夏、殷、周」はそれぞれがタイ系、北方遊牧民、そして西からの遊牧民でユーラシアに興った諸文明が黄河流域へ移動してきたのだ。それが「中原で成立したと想定される王朝だ」。
このような大胆な仮説も氏が現地を実際に何回も踏査し遺跡や石碑文などから確認し実証している。
紀元前三千年にシベリアやモンゴルに冶金文明があり、それ以前の古代遊牧文明が残した鹿石などが残る。
万里の長城は城市を囲み、土地に縛られる文明だが、遊牧民は移動する文明で、後者の先駆者が東に凶奴、西にスキタイ。だから漢族は現世利益の道教にのめり込んだ。
こうして漢族史観の洗脳がとけると、ウィグル、モンゴル、チベットの反乱を抱える現代中国の文明的難題が透けて見えてくる。つまり近未来は仏教、イスラムなど宗教文明が分裂を導く導火線となり、文明の乱立あるいは鼎立という時代を迎えると予測する。
まさにコペルニクス的な中国史の転換である。
(この文章は「産経新聞」10月10日付け書評からの再録です)
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)「日本共産党とは何か?」というタイトルの、チャンネル桜の3時間討論番組に出演した。
収録は8日(土)で、放映は1週間後の15日(土)午後8時から。出席者は私の他、小川義男、馬渕睦夫、筆坂秀世、篠原常一?、杉田水脈の各氏。
6人のうち、馬渕大使と杉田元衆議院議員の2人を除く4人は、共産党の組織内部の経験者である。
篠原氏は筆坂氏の議員時代の秘書だったかたで、このお二人は、不破哲三、志位和夫など共産党トップの幹部たちと長年にわたって顔を合わせて仕事をしたことのある立場の人だ。
それだけに、党中央の内情が聞けて、興味深かった。
論点は多岐にわたったが、印象的なことを2つだけ紹介する。
(1)現在、政党助成金の制度があるが、日本共産党だけはこれを受け取っていない。宮本顕治がその方針をつくった。当時、党財政の幹部は、「敵の金で革命をするのは大いに結構ではないか。なぜ受け取りを拒否するのか。資金集めの苦労を知らない愚論だ」と半ば公然と宮本を批判した。では、共産党はこの件で方針転換は出来ないのか、という疑問がわくが、これは絶対にできない。なぜならば、宮本は「政党助成金制度は憲法違反である」と言ってしまったから、引っ込みがつかなくなったのだ。アメリカ製の現行憲法を一字一句も変えさせない、というのが共産党の一番の売り物の政策だから、神聖な憲法について、自分たちが「違憲だ」といったことを、金ほしさに「合憲だ」と見解を変えることはできないのだ。
(2)立花隆が『文藝春秋』に「日本共産党の研究」を連載していたころ、共産党は雑誌が発売されるとその直後に新聞の紙面で3ページにもわたるような長大な反論論文を掲載していた。当時は、よくもこんなに早く反論が書けるものだと感心したものだ。しかし、その後知ったところによれば、宮本顕治はスパイを立花事務所に潜り込ませており、しかもそのスパイは立花の取材のトップアシスタントの地位にあった人物だった。だから、立花の原稿の進行過程を宮本顕治は逐一つかんでいた。『文藝春秋』のゲラもいち早く党本部に持ち込まれていた。
失脚を免れようとする宮本のすさまじい執念に改めて驚くが、これを実行したのは、小林栄三という宮本の腹心を中心としたチームで、「小林機関」とよばれていた。ただし、彼らは、一方で宮本の「リンチ殺人」容疑は無実であるという理屈を長大な論文で書きながら、他方で、リンチ殺人が行われた家の大家などの証言を集めた別の秘密の資料を管理しており、宮本から口封じなどの弾圧をされる可能性を見越して、保険をかけていたという。スパイの世界は奥行きが深く、日本共産党といえども、なかなかなものであると感心した。
3時間の収録はあっという間に終わったという印象だった。私もかなり発言させてもらった。参加者が6人と少人数であったのもよかった。面白い話がいろいろあるので、関心のある方は、15日のチャンネル桜の3時間討論番組をご覧いただきたい。
(藤岡信勝)
(宮崎正弘のコメント)通称ミヤケンは同時に文藝評論家でもあって、カクメイカとは言えないとは思います。網走刑務所には殺人犯としてであって、政治犯ではなかったのですか、戦後の共産党史の書き方も歪んでいますね。
余談ですが網走刑務所は、いまは凶悪犯ではなく刑の軽い囚人が主です。
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保守の重鎮だったかな?藤岡氏は。良く知らないし、立ち位置違うからな。元共産党員たちの話は面白そうだな。
書評の本は面白そうだ。でも漢以降は漢民族は死滅したと考えつつある僕には明も宗も他民族だと。だから買う気にはならない。支那大陸の覇者の内の民族種族にも農業に勤しむ民族だって居ただろうに。可能性で歴史を語るのは何だが。
民族を決定付けるのは、男系の遺伝子なんだろうと考えている。チベット、モンゴル、新疆を犯した現代の漢族は他民族を強姦しまくってるんだろうと想像している。漢族の遺伝子を植え付けてるんだろう。それが支那大陸の侵略者たちの常道だったと遺伝子が伝えているから人道主義で支那共産党も推奨してるんだろうな。
翻って日本では女系天皇と女性天皇丿区別さえ出来ない国民が多過ぎる。上のような民族入替えに繋がるのさえ、理解出来ないのだろうか?だとすると、単なる馬鹿だぞ、そんな奴は。
まして徳仁親王の姫宮の血は朝鮮族だぞ。嫁と娘は保身でアリバイ作りばかりに最近熱心なのがバレバレなのに。
そんな気持ちだったのかな?三条卿は。