宮崎正弘の国際ニュース・早読み (カリモフ(ウズベキスタン大統領)は死亡した(?) [宮崎正弘の | Hideoutのブログ

Hideoutのブログ

ブログの説明を入力します。

 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 色んな意味で、日本で「中央アジア」と認識されている地帯は権力構造が再構築されて来ているように見えませんか? 

 一国だけ一民族だけでは「国」を維持出来ない、築けない。そんな姿を見続けるのは民族自身の経験値が不足しているというか、必要無かったことを強いられている様にも見えるのは何やら可哀想と思うのは、日本人だからなのか。

 一足飛びに科学の粋を集めてみても、支那の様に使いこなせない民族では、不足したものを盜み捲くるだけしか思い付かないのだろうな。阿呆だ。


宮崎正弘メルマより
http://melma.com/sp/backnumber_45206_6413589/
************************************

※※※  ※※ ※※ ※※  ※※※
平成28年(2016)8月31日(水曜日)弐
        通算第5013号  
※※※  ※※ ※※ ※※  ※※※

  カリモフ(ウズベキスタン大統領)は死亡した(?)

「死を隠せ」と武田信玄の遺言のごとく後継政権の安定まで「長期療養」

****************************************

 ロシア情報筋が死亡説に注目し、行動を起こした。

プーチンの「順風耳」はさすがだ。

 脳出血で倒れ「集中治療室」にあるとしたウズベキスタン大統領府の発表は、端から胡散臭い。


カリモフ大統領は四半世紀余に亘ってウズベキスタンを統治する独裁者。彼が急死したとなると権力闘争は凄まじいことになり、陰惨な陰謀、暗殺、治安の悪化により国全体が乱れる。


 あたかも武田信玄が遺言を残し、「死を三年伏せろ」、「影武者をたてよ」と指示したように、カリモフの喪は伏せられるだろう。後継政権が安定する間では「長期療養」と発表されつづける。リアルポリティックスから言えば常道である。

織田信長がいち早く武田信玄の死を知ったように、往時の日本でも忍びは走った。ロシアの忍びは旧KGB、いまも健在。医師か看護婦か、或いは政権内部の内通があったのかも知れない。


 しかし死亡説を流したのは「フェルガナ・ル」という通信社で、どちらかといえば反カリモフ派のメディアで、攪乱情報の可能性も残る。

 他方、死亡説を強く裏付けるのは9月1日に予定されていた独立記念日の記念式典、さまざまなイベントが突如「中止」と発表されたことでも明らかだろう。


 プーチンが動いた。
情報の真偽をたしかめるため、クレムリンは各地のネットワークをフル動員している。


もとよりウズベキスタンは旧ソ連邦の一員であり情報の基盤は残っている。
1991年に独立したときの第一書記がカリモフだった。憲法によれば大統領の人気は五年で二期。それをカリモフは憲法改正によって大統領任期を七年に延長し、さらに三選、2015年には四選をはたした。2015年の得票率は90%だった。


だれもが、この選挙が民意を反映した結果とは思わなかった。

 とくにウズベキスタン国内にはイスラム過激派が相当数盤踞している。


 ▼ロシアとウズベキスタンは密着、距離、ふたたび密着のジグザグ


 ウズベキスタンはロシア主導のCSTO(1992年に発足した集団的安全保障条約機構)に加盟したが、98年に離脱、そして2006年に再参加し、2012年にまた離脱というジグザグを繰り返し、プーチンを苛立たせた。

 プーチンはウズベキスタン訪問の度に「戦略的パートナー」を謳った。

 今月、タシュケントで開催されたSCO(上海協力機構)でふたりは面談したばかりだった。


 ウズベキスタンの憲法によれば、元首に万が一のときは上院議長が臨時にポストを代行し、次の大統領選挙を待つことになる。

 ウズベキスタン上院議長はイグイサル・サブロフだが、かれの就任はあり得ないだろうと情報筋は言う(アジアタイムズ、8月31日)。


 有力候補は副首相のロウスタム・アジスフだが、かれは拘束されているとの噂で、動きを封じ込めるためと言われる。

 となれば後継者はシャフカト・ミルジヨエフ現首相になる。


 2006年、中央アジアの北朝鮮といわれる謎の国、トルクメニスタンで、ニヤゾフ大統領が急死した。治安悪化、内乱発生が懸念されたが、じつにすんなりと後継者にはベルデムハメドフが就いた。秩序が保たれ、不満の反対策動もなかった。ベルデムハメドフはニヤゾフの庶子だった。

このように円滑に、ウズベキスタンの後継政権はトルクメニスタン型になることが、ロシアにとっては望ましいのである。中央アジアのイスラム圏のなかでも、ウズベキスタンは一番人口が多く、その分、タジキスタンやキルギスとは重要度が違うからだ。

(「順風耳」はいうまでもなく馬粗信仰の両脇を守る「千里眼」と対)
       △◇○み◇□○や◇□○ざ◎○□き◇▽□    

※※  ※   ※  ※   ※※※
 宮崎正弘の新刊案内  http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
※  ※※  ※※  ※※  ※※※
  ♪
宮崎正弘の最新刊 
『世界大乱で連鎖崩壊する中国、日米に迫る激変 』(徳間書店、1080円)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
  ---EU分裂、テロ頻発、南シナ海緊迫。日本はどうなるのか!
    世界大乱で連鎖崩壊するのは中国 日米に迫る激変

<内容紹介>
英国のEU離脱決定で中国は瓦解する!
親中派のキャメロン首相は辞任、メイ首相誕生で対中政策は大転換。欧州の反中意識はドミノ倒しのように広がり、中国の欧州投資、AIIB、人民元の国際化も次々と破綻する。
国際裁判所で南シナ海の支配権が否定され四面楚歌の習近平は東シナ海で日本を挑発。その一方で、中国離れを加速させるロシアは欧州分断に動き、米国は大統領選後に混乱が
国際社会で、今後の中国、日本、世界の行方を予測する。
https://www.amazon.co.jp/dp/4198642427/
           △□◇○△□◎

※※   ※   ※   ※   ※
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
※※   ※   ※   ※   ※
   ♪
(読者の声1)貴誌前前号の中国の人事予測ですが、「湖南省書記には同省省長だった杜家毫が確定、雲南省書記に同省省長の陳豪を、チベット自治区の書記に同区副書記の呉英傑を充てるとした」とあり、「このほかに新彊ウィグル自治区の張春堅が書記を退任させ、北京へもどって党中央建設工作小組副主任に就く。これは19回党大会での中央政治局入りの布石ではないかと見られる。新彊ウィグル自治区の新書記は陳全国が就く。内蒙古自治区では李紀恒が退き、安徽省では李錦武が新たに書記に就くと予想される」とありました。

しかしいずれも本決まりとなったようですが。
  (JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)はい、小誌の配信直後、新華社が正式発表しました。要は杜をのぞき、殆どが習近平に近く共青団とは距離がある政治家ばかりです。習近平の遣り方はかくも露骨です。

 関連ですが、直近の中国の権力闘争をめぐって明日(9月1日)午後八時頃からの桜チャンネル「ニュース解説」に小生も登板予定です。
      □○▽◇◎
************************************


 紙やデジタルでの文書や設計図を手に入れても、製造過程での絶え間ない改良改善しなければ、何の訳にも日本の立たないことは分かり切ったことなのに。


 新幹線の先端の鼻が最後は人間の手で仕上げられているのを、テレビで放映していた。日本人なら単純に納得する事が、他民族には理解不能だろうな。

 メートル、センチ、ミリ、それ以下の単位にさえも人間の感覚は触るだけで違和感を覚えるというのを、他民族には分からないのかも知れない。それだけ日本人、日本民族の持つ触感は変態なのだと最近つくづく思うのは僕だけだろうか?



 そんな変態日本人に生まれた事を感謝している。