Fw:軍事ジャーナル【6月30日号】戦争は革命への近道 | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 まぁ当然の主張だね。元党員候補だった僕から言うと、共産党は未だに暴力革命(武力≒軍事力)を捨てていない。その党が何やら喚いたら、志位君が弁解してるのは馬鹿じゃねぇだな。



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鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
第241号(6月30日)
*戦争は革命への近道

 中国の戦闘機が東シナ海で日本の戦闘機に攻撃的な態勢を取った。今月中旬の事だ。15日には中国の軍艦が日本領海を侵犯し、日米印の共同海上訓練に参加していた米空母を中国軍艦が追尾する事件も起きた。
 22日には北朝鮮が中距離弾道弾ムスダンを発射した。試射で弾頭は日本海に落下したが、グアム島の米軍基地を射程に収める性能が確認された。その日は、北朝鮮の副局長が6者会議出席のため北京に到着した日である。中国の意向を受けて西太平洋の米軍を威嚇する意図が明らかだ。
 9日にはインド北東部に中国陸軍が侵入し、地中海では中露海軍合同演習で欧米を威嚇している。中国が第3次世界大戦を意図的に惹き起こそうとしているようにしか見えない。そんな状況にあって、日本共産党の議員がNHKのテレビ討論で防衛予算を人殺しの予算と呼び削減を主張した。

 日本共産党は今回の参院選に当たって、民進党など野党を巻き込み、昨年秋に漸く成立した平和安全法制の撤回を主張している。そして戦争を惹き起こそうとしているのが中国であるにも関わらず、安倍政権が戦争を惹き起こそうとしているかのような幻想を振り撒いているのである。
 正論7月号で、中西輝政・京都大学名誉教授(国際政治学専攻)が共産主義運動における革命的祖国敗北主義に言及している。これは第1次世界大戦が始まった翌年1915年にスイスのツィンメルバルトで開かれた共産主義者の国際会議でレーニンらが主張した革命方針である。
 すなわち戦争を利用して社会を混乱、疲弊させて革命を引き起こすという謀略革命論であり、レーニンはまさに、これを実践してロシア革命を成就し世界初の共産主義国家を樹立したのである。
 
 従ってこれ以後、共産主義者達は、戦争を革命への近道と考えるようになり、まず戦争を惹き起こそうとし、しかし、その戦争で祖国が短期で勝利しては革命にならないから、祖国の軍備を弱め反戦気分を蔓延させ戦争を長引かせようとする。これが革命的祖国敗北主義である。
 こう見てくると、中国共産党、朝鮮労働党、日本共産党の動きは、かつての共産主義運動と同じ道筋だと理解できよう。小生は3年前に出版した拙著「領土の常識」で中国がマルクス・レーニン主義に基づく戦争革命論をいまだに放棄していない旨、指摘しておいた。
 ちなみに同著では、英国のEU離脱の可能性も既に指摘してある。

 昨日、チャンネル桜に出て、田母神裁判について解説した。この事件にも国際謀略機関の影が色濃く反映されている。視聴されたい。
https://www.youtube.com/watch?v=xeB3-4mgBBQ

軍事ジャーナリスト 鍛冶俊樹(かじとしき)
1957年広島県生まれ、1983年埼玉大学教養学部卒業後、航空自衛隊に幹部候補生として入隊、主に情報通信関係の将校として11年間勤務。1994年文筆活動に転換、翌年、第1回読売論壇新人賞受賞。2011年、メルマ!ガ オブ ザイヤー受賞。2012年、著書「国防の常識」第7章を抜粋した論文「文化防衛と文明の衝突」が第5回「真の近現代史観」懸賞論文に入賞。
動画配信中:「地図で見る第二次世界大戦」
http://www.nicovideo.jp/watch/1441391428
文庫新刊:「図解大づかみ第二次世界大戦」
http://www.kadokawa.co.jp/product/321502000376/
著書:
「領土の常識」(角川学芸出版)
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=321212000089
「国防の常識」(角川学芸出版)
http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=201203000167
「戦争の常識」(文春新書)
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784166604265
「エシュロンと情報戦争」(文春新書、絶版)
監修:
「イラスト図解 戦闘機」
http://www.tg-net.co.jp/item/4528019388.html
「超図解でよくわかる!現代のミサイル」
http://www.tg-net.co.jp/item/486298102X.html?isAZ=true
インターネット動画配信中:
「現代戦闘機ファイル」
http://www.nicovideo.jp/watch/1411697197
「よくわかる!ミサイル白書」
http://www.nicovideo.jp/watch/1383640409



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