宮崎正弘の国際ニュース・早読み [宮崎正弘の国際ニュース・早読み] - メルマ! | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 民族の興亡しかして来なかったヨーロッパや中東、中央アジア。(シナ大陸もだな)彼らの論理は、他者を抑圧する事なのか?

 一神教の支配する地帯は、絶対者に対しての忠誠を強要し続けて来た。僅かな論理の解釈の違いですら容認出来ず、違憲が違うといがみ合う。日本民族の目からしたら、勝手にやってろよって処かなぁ。


宮崎正弘メルマより
http://melma.com/sp/backnumber_45206_6379650/
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)6月13日(月曜日)
          通算第4934号 
                                        

 「黒海をNATOの湖にはさせない」(プーチン)

   「黒海をロシア海軍の湖とはさせない」(エルドアン)

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 黒海における軍事的主導権をめぐって、NATOとロシアとの目に見えない係争が継続している。

 トルコはNATOのメンバーであり、昨年11月24日にはトルコ軍機がロシア戦闘機を撃墜した。

爾来、両国の軍事緊張がつづき、発言はエスカレートしている。


 「黒海をロシア海軍が自由に遊弋する湖とはさせない。したがってNATOは海軍の強化を急げ」とトルコが発言すれば、すかさずロシアは「黒海をNATOの湖にはさせない」と対抗した。

 ロシアの黒海艦隊は地中海艦隊と連動しており、じつは海賊退治では、NATOとロシアの黒海艦隊は協力し合っている。

 地中海には米海軍の空母のほか、フランスの空母も投入されているが、反面でロシアと中国海軍の艦隊が合同軍事演習を展開している。ロシアはシリアに海軍基地を確保している。


 トルコのエルドアン大統領は「黒海はほぼロシア海軍の湖と化している。この状況を打破する必要がNATOにはある」とEU諸国にも対応を急がせ、現在、ルーマニア海軍をテコ入れして、ルーマニアの港湾を母港とする艦隊の編成計画を発表している。

ウクライナのポロシェンコ大統領はこの動きを容認する態度をとっているため、ロシアは苛立ちを隠さない。黒海艦隊の母港はセバストポリだが、オデッサという良港はウクライナの南西部に属しているからだ。
 

 ロシアはこの構想にするどく反撥し、「ロシアは近く何らかの対抗措置をとるであろう」と頑なな姿勢を示した。



 ▼印度、BRICSなど不安定要因が増えて。。。。。

 またロシアはインドの西側への接近に異常な関心を寄せている。

 印度海軍は米軍との共同演習をおこない、近く米国からもハイテク兵器の導入を決定しているが、従来のロシアとの同盟関係から、インドの兵器体系は90%前後がロシア製である。


 ロシアは衰退傾向のBRICSのテコ入れを盛んに参加国に呼びかけ、これを梃子にインドの過度な西側寄り外交に牽制球を投げている。


 米国の間接的目標はインドへの影響力を強め、BRICSを相対的に無価値なもととすることだが(現実に原油価格下落によってロシア、ブラジル、南アの三ヶ国はBRICSどころではなくなっているが)、インドの立場はと言えば、訪米したモディ首相の言動を追っても、ついに南シナ海には言及せず、米印同盟は経済の分野のみに限定するかのような発言を繰り返し、オバマ政権をがっかりさせた。


 他方、米国はベトナムへの武器輸出を再開するとし、オバマ大統領がベトナムを訪問すると大歓迎をうけた。

ベトナムを梃子に米国は当面、南シナ海での中国牽制の武器として駆使する戦略が露骨になった。

    △○○み○○○や○○○ざ○○○き□▽◇   
                                        
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
                                        
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(読者の声1)6月11日、文京区民センターで開催された宮崎先生の講演会、「米国大統領選挙と反知性主義、そして中国」を聞いて参りました。

かなり広い会場でしたが、主催者が用意した席は満席の盛況で、質疑を含めて二時間半の講演をみなさん熱心に聞いていました。

 講演は二部構成で、前半は「トランプ旋風」の分析、後半は中国問題でした。熱狂のアメリカを直に観察した直後のお話だけに、日本のマスコミ報道では伝わらないリアルな市民感情が大変良く理解できるお話でした。保守派言論人にトランプ歓迎論が多い根拠は、彼の主張する政治的主張によって、我が国もようやく覚醒せざるを得ないだろうという立場。その点、何よりも現状維持を願うマスコミは、保守的なサンケイ・読売もクリントン贔屓にならざるを得ない。典型的なのは日本の外務省で、Ministry of Foreign Affairs of Japanの実体は、フォーソン アホヤーズだという秀抜な駄洒落で場内を笑いの渦に巻き込みました。


 トランプの選挙戦におけるマーケティングの巧みさについても具体的な事例での説明がいくつか示されて、当初、トリックスター・泡沫候補といわれた男が、あっという間に全米の注目を集める存在になっていった手法がとても良く理解できました。


それは、宮崎先生の鋭い観察眼によってもたらされた視点であり、一例を挙げれば、報道機関によって掲載された写真から、そこに写り込んだアイコンを見付けることによって、その集会がどのような性格の組織によって動員されたものであるかを推し量り、さらにその写真を見た一般国民が受け取るイメージすら計算され尽くされていたといいます。

テレビを通して見るトランプの印象は、赤ら顔の元気な、そして相当に下品な男、という印象ですが、彼の暴言や放言が、単なる粗野で無教養な資質から発せられるものではなく、大変にしたたかな計算に基づき、なおかつタフな交渉力という素養に裏付けられたものであるということも知ることができました。

 今回とても印象に残ったのは、アメリカの政治というものが大統領選挙の政争を通じて世論の動向にぶれていくという指摘でした。

時代を作るのは、大衆のベクトルの総和であるということを改めて強く感じた言葉です。
  (浅野生、柏)



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(読者の声2)6/11土曜日の独演会に出席し、久しぶりに先生の生の声に接しました。話の内容は本誌読者には既知のものが多々ありながらも、米のトランプ現象の分析には改めて感服しました。

 さて、2年も前に発表された「第七艦隊吸収・合併」説についての質問と感想です。万一トランプ大統領が実現すれば先生の所説も強ち冗談(先生ご自身の言)ではなく実現の可能性もゼロではなくプラスに振れるのではと思われる。

 そこで問題は米側ではなくわが国にあり、劣化に劣化を重ねた現状の日本の外交官と政治家で、果たしてトランプとまともに渡り合えるのかが疑問となる。
戦前の松岡洋介や戦後の重光葵、吉田茂のような人材が必須と考えますがこの点、如何でしょうか。

 もう一つ「第七艦隊吸収・合併」が実現したとしても、空母や原子力潜水艦の運用実績のないわが国の自衛隊員にまかせられない、となると運用は米兵に頼るほかない。「第七艦隊吸収・合併」には米兵員をも含むのでしょうか。

もし含むとすると米軍の傭兵化となり誇り高い米兵が従うかどうかも問題となる。
(ちゅん)。


(宮崎正弘のコメント)トランプは傭兵のことまでは問題意識にないので、言及しておりませんが、パット・ブキャナンは、傭兵を認めています。米軍の「収入」となるという考え方です。

 戦前の重光葵も、松岡洋右の明治維新の精神を受け継ぐ教育環境の下で、ちゃんと精神教育を受けた世代。今日、同様な資質をもつ外交官が産まれるには、精神教育が必要でしょう。



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(読者の声3)とうとう、中国海軍艦艇が尖閣諸島の接続水域に入り込み、「領海内なんだから、とやかく言われる筋合いはない」と言い出しました。

 このタイミングで入り込んだのは、アメリカの大統領が交代する直前で、たいがいのことではアメリカは動かないので既成事実を作るチャンスだと考えたた可能性もあるとは思います。

軍の暴走で、習近平が抑えきれなくなってきたようにも思います。宮崎さんのお考えはいかがでしょうか?
   (NS生:千葉)


(宮崎正弘のコメント)ご指摘のように習近平は軍を抑えきってはおりません。軍が暴走しても、習の基本方針に従って軍人として任務を果たした強弁すれば、処罰も出来ず、軍の中では英雄になると言う自己撞着です。

 軍の高層部が抗争で揺れ動き、末端の暴走を容認するような弛緩した空気が中国軍のなかにあるのではと想像しています。

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 シナの仲間割れも権力を握り、栄耀栄華を極めるそんなところか。それに対しての嫉妬?がからむからややこしい。ここも日本民族の目からしたら、誰が遊び呆けようが、勝手にさせておけよなんだが、コッチは近すぎるから放っては置けないな。



 狂った遺伝子を持つ民族が地球上には多すぎだろ。何故こんな民族だけが生き残ってきたのだろうか?