宮崎正弘の国際ニュース・早読み [宮崎正弘の国際ニュース・早読み] - メルマ! | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 カリフォルニアでのシナの新幹線の頓挫の背景らしきものが。一方、テキサスでJR東海の事業は順調に進められているようです。

 これからもシナが関わった海外の事業の頓挫が多々報じられるのだろうと思いますが、どうでしょうかねぇ。


宮崎正弘メルマより
http://melma.com/sp/backnumber_45206_6378935/
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)6月11日(土曜日)
          通算第4932号 
                                        

 中国がオファーしたロス ←→ ラス・ベガス新幹線は白紙に

   米エクスプレス・ウェストが「実現は無理」とプロジェクトを撤回

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 2015年九月だった。
 米国鉄道企業大手「エクスプレス・ウェスト」社は、中国国有企業の「中国鉄道建設公司」(CRI)と企業連合を組んで、ロスアンジェルス   ラスベガス間に新幹線を建設することで合意したと発表した。

 さきにもインドネシアでジャカルターバンドン間の新幹線プロジェクトを中国は、決まりかけていた日本の横合いからかっさらって受注した「実績」がある。
ところがインドネシア新幹線の仕様書や詳細の評価など中国語でしか書かれていないため、インドネシア政府が白紙に戻した。

 メキシコでも中国が持ちかけて、一旦は中国が受注した新幹線は大統領汚職とからみ、白紙に戻った。

 エクスプレス・ウェスト社幹部は、世界各地での中国の新幹線受注問題を横目に、このプロジェクトのフィージビリティスタディ(商業化可能性調査)を続けてきたが、企業連合のアナウンスから九ケ月を経過して、「やっぱり無理だからあのプロジェクトは解消する」とした。

 表向きの理由は「プロジェクトの多くはレールから車両、信号系統などを米国製にしなければならない」という連邦政府の規則があり、この条件をクリアしなければ政府の予算もおりない」とした。しかし誰もそれが本当の理由とは考えていない。

 現在、米国のマスコミを賑わせている問題は中国企業がクリントン陣営に「法外」な基部をしていたことが暴露され、ヒラリー・クリントン陣営に大きな衝撃を運んでいる折から、スキャンダルが舞台裏では囁かれていた。
△○○み○○○や○○○ざ○○○き□▽◇   
                                        
 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
                                        
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樋泉克夫のコラム
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知道中国 1426回】    
  「今や紀綱衰頽し萬國の嘲侮する所たり」(宮内1)
   宮内猪三郎『改正清國事情探檢?』(清國事情編輯局 明治廿八年)

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 宮内猪三郎には『新天地』『日本名所客遊詞草』などの著書があるようだが、内容は不明。出生地も生没年も不詳。赤城の号を名乗っているところから、上州の産とも考えられる。宮内の名前が世を忍ぶ仮の姿とも思えず。かといって、宮内その人ではなく、彼が体験した中国から何を感じ取ったかに興味があればこそ、彼の氏素性を詮索することは止める。やはり肝心なのは記述であり、行間から浮かび上がる中国認識だろう。

 宮内の記すところでは、長く間抱いていた「遊清之志」が実現したのは「明治壬辰七月」というから明治25(1892)年7月のこと。先ずは鹿島神宮の神前に額づき「稚櫻一株」を奉植し、次いで伊達宗城、徳川篤敬、岡鹿門、栗本鋤雲、内藤耻叟、勝海舟、さらには清国公使の李経方などに挨拶の後、東京を出発。小田原、静岡、名古屋、京都、大阪を経て神戸で乗船。馬関、長崎を廻って清国へ。

歩いた地名は具体的に記されてはいないが、「楚水呉山ノ風月ヲ吟詠し」、やがて旅費も尽きて手許不如意となり帰国の途に。長崎着の後、熊本、福岡、小倉、馬関から山陽道に入り、畿内、近江、越前、越後、信濃、上毛、下毛、常陸を経て上総に着いたのは明治27(1894)年4月。3か月後の7月25日に日清戦争の戦端が開かれている。まさに日清戦争直前の中国各地を2年ほどかけて歩いたことになる。

 冒頭に置かれた「總説」から宮内の清国観を推測してみると、「國民の怯懦は世人の知る如き」ではあるが、やはり歴史・文明・版図などの客観条件からすれば「今日の支那、政治に貿易に或は輕忽視す可からざるなり」。だが、「今や紀綱衰頽し萬國の嘲侮する所たり、豈に隣邦人として嘆慨なからんや」  といったところだろう。

 以下、「國都」、「版圖内閣及ひ政法」からはじまり「葬喪」、「物價」、「度量」、「 厠及ひ肥料」、「車夫船及乞丐」まで清国理解のための77項目のキーワードを列記し解説している。もっとも宮内自身、『改正清國事情探檢?』の出来栄えには不満足だったらしく、目次の末尾に「他日身間暇に際せば千万言の大著」を著したい旨を態々記しているが、その後の経緯を調べて見ても、素志は遂げられなかったと思える。

ところで奇妙なことだが全項目の脇には、たとえば「總説」には「つをんしよう」、「土木工事」には「つーもーこんすー」などと聊か不確かながら中国語音がひらがなで表記されている。ということは、あるいは旅行中、宮内は中国語で意思疎通を図っていたのかもしれない。

 以下、興味深そうな記述を拾ってみることとする。
 ■「邑鎭及ひ村」:「市街の大なる各地は、大畧城壁を環らし、寺院宮廟官署民家は、其中に羅列散在す、城門は數所に設け、朝夕時限を定めて開閉す」。河川の渡しにも「亦關門あり」。それというのも国土が広く、盗賊も多いから、警戒を厳重にしなければならないからだ。

 ■「性質」:日本でも各地域の風土によって気質が違うように、「支那人民の氣象も其土に隨て異なるは、江蘇浙江安徽人は、我關東人に彷彿し、湖南湖北山西陝西人は、薩摩土佐人に匹似し、四川甘粛人の如きは、信越人に相類する等、蓋古今の通性なり」。

 ところで「民人の性も事に小成を期せす、而も彼の豚尾郎何事をか成し得へきや、亦一概に論破す可からす」とも記すが、意味がハッキリしない。「豚尾」は辮髪を形容し、「豚尾郎」は清国人一般というより庶民を指すだろうから、一般庶民は一か八かでドカ~ンと大きなことをやらかそうと狙うが、ブタのシッポ野郎如きに何が出来るわけではない。それは当然であり、いちいち説き明かすこともない  とでも言いたいように思える。
《QED》
  △○○ヒ○○○イ○○○ズ○○○ミ□▽◇   
                                        
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
                                        
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(読者の声1)昨日のテレビ「右向け、右」を見ました。とくに宮崎さんが購入されてきたトランプグッズも見せて頂き、現地のお話、大変面白かったです。やっぱり現地に行かれて取材された話は説得力が違いますね。
 トランプ集会のバックや、マフィア・コネクションなど暗い部分のはなしも初めてなので、面白く伺いました。
   (HI子、新宿)


(編集部から)番組の紹介は次のようになっています。
「アメリカで見たトランプ熱風」
 ゲスト:宮崎 正弘 (みやざき まさひろ)。ジャーナリスト/評論家.
6月10日金曜夜10時、第108回のゲストは、評論家の宮崎正弘さんです。 米大統領選で、共和党の候補者指名が確実となったドナルド・トランプ氏。その過激な発言は「暴言」とされ、メディアはその勢いを見誤ってきました。

「トランプ氏が共和党の指名を獲得したら、コラムが印刷された新聞を食べる」と書いたワシントン・ポストのコラムニストは、新聞を食べる羽目になりました。

宮崎さんは、11月に大統領選を控えるアメリカを訪れ、実際にトランプ熱風はどのようなものなのかを取材されたばかりです。 トランプグッズなどをご紹介頂きながら、日本のメディアが伝えないアメリカの空気、アメリカ国民にたまっている「不満」、そして「トランプの闇」についてもお伺いします。

また、トランプ氏は日本などに対して「安保ただ乗り」と批判しており、日韓などの同盟国に駐留米軍費用の全額負担を要求、応じなければ撤収を検討するとも発言しています。

「トランプ現象」の本質は、アメリカの「反グローバリズム」だと指摘されている宮崎さんに、アメリカでいま起こっている変化、日本への影響、日本はどう対処すべきかをお伺いします。

【ゲスト】宮崎 正弘 ジャーナリスト/評論家(昭和21(1946)年、石川県金沢生まれ。早稲田大学中退。「日本学生新聞」編集長、雑誌『浪曼』企画室長を経て、貿易会社を経営。昭和57(1982)年、『もうひとつの資源戦争』(講談社)で論壇デビュー。国際政治、経済などをテーマに独自の取材で情報を解析する評論を展開。中国ウォッチャーとしても知られ、全33省を踏破、近年はアジア諸国の取材に集中している。 主な著書に、『吉田松陰が復活する!』(並木書房)、『台湾烈烈』(ビジネス社)、『「中国の時代」は終わった』(海竜社)、近著に『「アジアインフラ投資銀行」の凄惨な末路』(PHP研究所)、『日本に惨敗し ついに終わる中国と韓国』(共著、徳間書店)などがある)。
 テレビではなく次のラジオ番組の生出演は7月1日の予定です。具体的なことが決まれば小覧でも告示します。

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 今日の「知動中国」は何だろう。