宮崎正弘の国際ニュース・早読み [宮崎正弘の国際ニュース・早読み] - メルマ! | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 ロシアとトルコの関係は複雑怪奇に見えるのは、僕が日本人だからか?

 結局は金が入るか、入ってこないかだと思うと、やはり金に執着しない日本民族には理解不能だ。(日本国内に成りすましている朝鮮由来の人間は別だが)


宮崎正弘メルマより
http://melma.com/sp/backnumber_45206_6377489/
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)6月8日(水曜日)弐
          通算第4928号
                                        

 NATOが東欧で三万人規模の軍事演習

  標的のロシアはギリシアに接近し、トルコの関係修復へ動き早める

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 パラシュート降下部隊2000名を筆頭に、合計三万の軍事演習がポーランドを中心に実施された。ポーランドはNATO加盟国の中でも、反ロシアの急先鋒、ちかくポーランド軍を10万から15万人へ大軍拡路線を決めたばかりである。

 ポーランドの台地に合計24ヶ国におよぶ参加メンバーの中にはNATOには加わっていないフィンランドとコソボの部隊も参加した。旧ユーゴでNATO加盟はクロアチア、スロベニア。非加盟はセルビア、ボスニア、コソボ、モンテネグロ、マケドニア。このうちセルビアにはロシア軍の駐屯地期建設の動きがある。


 さて「長い国境線の防御」を主目的とする演習は「アナコンダ2016」と命名され、電子戦争対策部隊やサイバー部隊も加わり、冷戦終結以来、拡大されたNATO最大規模の軍事演習となった。

 従来はバルト海を主部隊として6000名が参加するNATO演習が開催されてきた折、この作戦は「バルトップ軍事演習」と命名されてきた。

むろん、ロシアは猛反発しており「ロシアは主権を守る権利がある」として対抗手段を示唆した。

これまでにもロシア軍機のスホイ24が、バルト海航行中の米駆逐艦に異常接近をしたり、ロシアの飛び地カリニングラード周辺の空域では米偵察機にロシア機が迎撃態勢をとったり、東欧とくに北部、バルト海域での軍事緊張は高まるばかりである。

これらはクリミアを併呑し、ウクライナの西側より政治姿勢に反撥して代理兵をウクライナ東部に投入したロシアにとって、心理的な脅威に映るのは当然のことであろう。


他方、ロシアはNATOの団結に風穴をあけるかのように、5月22日にはプーチンがギリシアを訪問し、チプラス左翼政権とこれみよがしの握手、多大な経済協力協定に署名した。既報のように、原油、ガスのパイプラインをブルガリアルートを中止して、ギリシア経由にするプロジェクトを持ちかけたのだ。

ブルガリアは旧ソ連圏、いまはNATO加盟国。ギリシアもNATO加盟国であり、プーチンがNATOのアキレス腱を衝いて分断を策していることは火を見るよりも明らかだろう。



 ▼ギリシア訪問は「画期的」とロシアメディアは礼讃


 ロシアはEUを揺さぶるために「シリアが解決しなければ、難民問題は永遠に解決しない」として、シリアからの難民で苦悩するドイツ向けの発言を繰り返しつつ、アサド体制支援にまわっている。

「EUの難題はシリア問題であり、テロリスト壊滅が先決。シリアの安定が中東の均衡を回復させ、ひいては欧州の安定に繋がる」とプーチンはアテネでも演説し、これを欧米ではなく、中東のメディアが大きく取り上げた。


 15年11月24日におきたトルコ機のロシア機撃墜事件以来、ひえびえとした露土関係についても、ロシアは「平和的話し合い」のシグナルを送っており、エルドアン大統領との話し合いを示唆する動きが急に表面化している。


 トルコは国内の難民キャンプへの経済的負担とEUからの難民の帰還にくわえて、国内でISと見られるテロが頻発するようになってトルコの治安が悪化し、観光客が激減するという事態に遭遇している。


 エルドアンは先月、首相を解任し、あたらしい首相に首をすげ替えたのも、ロシアとの関係改善が隠れた目的だとされ、露土関係の冷却がロシア外交のアキレス腱となっている実態を自覚し始めた証拠である。
  △○○み○○○や○○○ざ○○○き□▽◇   
                                        
 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
                                        
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(読者の声1)ヘイトスピーチに思う
 5日日曜日、川崎市で計画されていた「排他的主義団体」(朝日新聞曰く)のヘイトスピーチデモが数百人の「市民」(因みに某有田議員も居たようだ)に取り囲まれ中止になったという。右だろうが、左だろうが「デモ」は憲法で保障された行動であるにも関わらず、である。仮にこれが逆だったら「市民」達は逆上するに違いな
い。

 さて先ごろ所謂「ヘイトスピーチ法案」が可決された。要は、差別的な表現、排他的な事罰しますという事だ。確かに、「ヘイトスピーチデモ」を見る
と「●●人は殺せ」とか他国の国旗に?印を付けたり、汚い言葉を叫んだりと、如何なものかとは思う。これでは、普通の国民は引いてしまうし、外国から恰好な攻撃材料になってしまう。

 しかし、何故「排他的」な人達が発生したのかという原因を突き止めないと意味はないし(ネットウヨが多いとかではなく)。「差別を受けた側」も何故「差別を受けてしまうのか」という事は考えないのだろうか。日本には「郷に入っては郷に従え」という諺があるんです。

「ヘイトスピーチ法案」は与党のみならず野党、ようは左翼も推進してきた。しかし、ここでよく考えていただきたい。そもそも、差別的な言葉というのは曖昧で捉えた方が差別だ!と言えばそこでもう差別になってしまうのだ。安保法制反対デモや「日本死ね」では「安倍政治は許さない」等安倍政権への攻撃が強まった。安倍総理は公人なので「差別」には当たらないかもしれない。しかし、政権が変わり、首相が変われば「オレ(首相)個人への差別だ!」という事になり取り締まれるのだ。要するに法律は時の政権で乱暴だが如何様にでもなるのだ。左翼の人達はそれを判って「ヘイトスピーチ法案」を推進しているのだろうか。

冒頭のデモ中止は「市民」から歓声が沸いたという。相手が悪で自分達が正義だと思っているのだろう(取材したマスコミもしかり)。しかし、思想的対立は決して「正義VS悪」ではない「正義VS正義」なのだ。

最後に、繰り返すが、「「●●人は殺せ」とか他国の国旗に?印を付けたり、汚い言葉を叫んだりするデモは決して良くないと思う(右・左関係なく)、しかしそこには「差別だ」という事だけで片付けられない複雑な問題が潜んでいるのだ。
(武蔵住人・明石晤郎)



   ♪
(読者の声2)貴誌でアメリカの大統領選挙の現場報告と分析が、ずっと続いておりますが、まとめて読んでみて、最も正確で、もっともヴィヴィドにアメリカの現状を伝えて下さっていると思いました。

 老生はニュージャージー在住ですが、まったく貴誌の報告の通りにトランプ優勢です。このまま推移して、次の条件が進行すれと仮定すれば、トランプが勝ちます。

 第一に共和党がネオコンをのぞき分裂が回避されること。

 第二にサンダースが第三党からでること。

 もしヒラリーvsトランプとなって第三候補がでない場合、やはりマスコミがヒラリー支援ですからトランプは大苦戦するはずです。
   (NY生、ニュージャージー在住)


(宮崎正弘のコメント)ご呈示になった第二の条件がなくとも、トランプは辛勝すると思われます。左翼マスコミの論調も、ヒラリー批判では遜色がありませんから。



  ♪
(読者の声3)貴誌前号、天安門事件27周年東京集会での王丹氏の講演に関して記事がありましたが、日本のマスコミは香港の集会の模様を伝えましたが、米国でのそれを伝えていません。

 ワシントンの中国大使館前では大集会が行われ、民主の女神も登場し、多士済々の中国人ならびにアメリカ人支援者がマイクを握っています。

 下記サイトに二十枚余の写真つきで報じられています。ご参考までに。

http://boxun.com/news/gb/intl/2016/06/201606060645.shtml#.V1cinY9OLmE
    (UI生、名古屋)
     △○○み○○○や○○○ざ○○○き□▽◇
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 読者の声は重要だ。一般人でさえ川崎のデモ阻止は奇妙に感じているようだ。口だけ保守のこのメルマガ主も掲載したのは、アクションでは辛いからか。批判の対象にはなりたくない?右からも左からもって年寄(僕より歳上)の知恵なのだろう。

 全てのマスゴミが「反ヘイト」側にたって報道したというから、異常だ。日本が朝鮮人の国であるかのような印象に映ったのだろう、武蔵住人に取っては。

 デモの現場責任者はこんな事を想定していたようだ。多分、現場の警察指揮官に対して、刑事告訴かなぁ?

 阻止の現場に居た有田議員には民事訴訟もあり得るかも知れないな。

 「正義VS正義」は秀逸な言葉だ。朝鮮人の正義か、日本人の正義かの法廷闘争が始まるのだろうか? 保守訴訟の応援組織『すみれの会』が先月末、発足したから、資金も十分だろう。因みに『すみれの会』のHPは在日企業と思しきサイバーエージェントが運営するアメーバブログに開かれている。寄付も募っているようだ。




 日本人の手に日本を取り戻そう!!