宮崎正弘の国際ニュース・早読み [宮崎正弘の国際ニュース・早読み] - メルマ! | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 米国は911事件以来、オサマ・ビンラーディンの背後にはサウジアラビアがいると、チクチク責任取れと責めていたようだ。相互の不信感が現在の原油安に繋がっているのかなぁーなんて見ているのだが。

 イランが参戦して、シッチャカメッチャカ状態は更に正直楽しいな ヽ(●´∀`)人(´∀`●)ノ

 


宮崎正弘メルマより
http://melma.com/sp/backnumber_45206_6375233/
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)6月4日(金曜日)弐
          通算第4919号 
                                    

 OPEC減産合意ならず イランが増産を目指し、サウジはにんまり

  大減産による原油値上げに期待したベネズエラの悲痛な叫びも虚しく
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 6月2に、ウィーンで開催されていたOPEC総会は、またもや減産合意に到らず、市場では原油相場が下落した。
プーチンは原油の値上げを待つが、OPEC参加国ではない。しかし「OPECは死んだ」と言っている。

 それなら誰が得をしたか?

 650億ドルにものぼる債務を抱えるベネズエラは、デフォルトが刻一刻と近づいている。最大の債権者は中国である。

海外純資産3兆ドルなどと豪語してきた中国だが、その中味は「不良債権」の山、ベネズエラのデフォルトで、もっとも被害がでるのは、中国だろう。

 サウジアラビアは、複雑にして怪奇。もともとサウジの戦略は競合相手のシェールガス開発を潰すことにあり、米国のシェール開発プロジェクトは軒並み頓挫中だ。

出資してきた日本の商社も数社が1000億円から2000億円以上の損害を被った。

 これはサウジが減産に応じないことによって、世界市場で原油代金が下落しつづけ、1パーレル30ドル台にまで落ちた。

米国のシェールガスは競争力を失う。

 原油減産を続行するとベネズエラなど悲痛な叫びが大きくなり、資源立国である新興国家群全体の経済が沈下を予備なくされる。それでもお構いなし、強硬な方針を堅持するために、妥協的姿勢を示してきたアル・ナイミ石油省を解任した。サウジの主導権を握るのはモハメド・サルマン副皇太子である。

 サルマンは反米姿勢に急傾斜し、同時にモスクワを何回か訪問し、ロシアとの教義も深めている。

 ここに新しい主役が登場した。

 イランである。イランは米国からの経済制裁を解かれるや、増産に踏み切ったのだ。イランの原油生産は一日400万バーレルで、現時点で350万バーレル強にまで恢復させている。

 したがってイランが増産を続ける限り、OPEC合意は達成不可能である。
原油価格低迷が続けば、ロシア経済の浮上も遅れ、サウジアラビアは国債を発行し、アラムコの株式上場となり、付随してUAE(アラブ首長国連邦)など、大型プロジェクトが連続して中断に追い込まれている。

自業自得ともいえる。

     ○○○み○○○や◇○◇ざ◇○◇き○△□
                                        
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 国連を舞台に暗躍する反日集団、面妖なNGOの実態とは
  おそるべき国際謀略をあばいた勇気ある活動の全記録

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藤岡信勝編『国連が世界に広めた慰安婦=性奴隷の嘘』(自由社)
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 中国、韓国の謀略、すなわち政治宣伝戦争の舞台はジュネーブだった。

 国連欧州本部が日本を貶める世紀の大謀略の震源地なのだ。この事実に着目し、ジュネーブに乗り込んで反日NGOの策動を暴いた日本人たちがいる。その勇気ある行動の記録が本書である。

 過去二年に亘って、慰安婦問題の真実を訴えた国民運動の全てが本書には収められている。

 とくに国連という虚妄の組織を政治利用する勢力がジュネーブに意図的に集まった、ロビィでうごめき、しかも、その反日運動の温床ともなった国連に世界最大の献金をし続けるお人好し日本。
あまつさえ日本の政治家どもの「国連信仰」、「国連第一主義」という愚かしさは、日本外交を精神的にも蝕んでいる。
「コクレン」をお経のように唱える様は、恰も「ヘイワ」、「ヘイワ」と念仏を唱えさえすれば敵国からの侵略がないという、カルトのような信仰でしかない。

 ケンポウキュウジョウヲマモレ?

 馬鹿も休み休み言え、って。

 さて拉致された慰安婦だとか、軍が関与する強制連行はなかった。このことは過去の愛国者等の運動によって完膚無きまでに証明されたが、その事実経過にはお構いなしで、宣伝を続ける悪質さの源泉とは何なのか。

 要するに歴史戦争、宣伝戦争、法廷戦争を持続するかれらの考え方とは、そうして日本を貶め続ければ、日本人の精神が蝕まれ、精神そのものが脆弱化し、日本人は敵に従属的となる。

 これは戦争の原則から言えば直接の侵略ではなく、間接侵略であり、とどのつまり、中国も韓国も、かれらの安全保障の一環として日本に仕掛けている戦術として捉えることが必要である。

 本書を読めば国連のからくり、反日活動家たちの戦術が飲み込める。貴重な一冊である。
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 はやくも書かれた台湾新総統の素顔、その『台湾の光』

  日本との関係は磐石になるが、西にヤクザがいることに注意

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黄文雄『親日派! 蔡英文  新台湾総統誕生で日本はどう変わるか』(宝島社)
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 おかっぱのおばさん、熱烈な愛国心と、どんな絶望がきても決してあきらめない決意と、台湾への熱い郷土愛が実って、蔡英文はついに一月の総統選で国民党を破った。民進党の大躍進、国民党の劇的敗退と政治舞台からの退場。

 評者も、この現場に居たが、町の雰囲気は冷静そのもの、台湾に民主政治が定着したことを示していた。

 蔡英文は李登輝総統のブレーンとして政治活躍を始め、台湾と中国は「特殊な国と国の関係」という李登輝の二国論の起草者でもある。

 その信念、その信条は筋金入りである。

 五月二十日、晴れて就任式を迎えたが、多くの国会議員をふくむ三百名ちかい日本人が祝賀に駆けつけた。

かくして日台友好関係が磐石であることが再確認された。

 しかし前途に横たわるのは難題ばかりであるため、黄文雄氏は結論的な警告を続ける。

 「忘れてならない、あるいは無視できないのは、西の陸の方で虎視眈々としているヤクザである。

それは、法だけではどうにもならない無道の宿敵にほかならない。台湾が暗黒の大陸から離れることにさえ成功すれば、それは人類史のモデルとして、歴史貢献が語りつづけられるに違いない。それが、蔡総統の夢になる『台湾の光』ではないだろうか」

    ○○○○○○
                                        
 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
                                        
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1422回】      
  「土民生計ノ貧窶想見スルヘシ」(大鳥2)
   大鳥圭介『長城游記』(丸善 明治二十七年)

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 公共・公有施設の「構造頗ル堅固」ではあるが、「久シク修理ヲ怠ルモノト見エテ各處缺損」が認められる。その原因には財政的問題もあるだろうが、それとは別に「私」と「公」という問題は考えられないか。

 たとえば土地である。これまでも何回か言及した土地改革だが、共産党政権は全土で地主を血祭りにあげ土地を取り上げ農民に分配した。その結果、農民の共産党への支持が一気に高まり、政権樹立への確固とした道筋が生まれたというのが一般的な評価だ。これを否定するつもりはないが、その場合、地主が「私」していた土地は共産党によって没収された後に分配され個々の農民の「私」するところとなったわけだ。あるいは全土の土地は共産党政権という「公」に帰した後に農民の「私」するところとなったとも考えられる。ところが、土地改革を実体験した日本人女性の回想に接すると、農民は土地は毛沢東という「私」から恵まれたと信じていたフシが読み取れるから不思議だ。

 彼女の名前は福地いま。明治大学法学部在学中の昭和8年、ある中国人留学生と結婚する。やがて夫に従って中国へ。一時、南京の中央大学で日本語教師として働く。1947年、彼女は「夫とともに夫の郷里の四川省達県に」移り住む。じつは夫は四川省達県の地主の御曹司。だから日本人女性ながら四川の地主の若奥様ということになる。彼女は「夫と死別し、やがてあの驚天動地の革命に遇った」。それが共産党による土地改革だった。

 彼女の著した『私は中国の地主だった』(岩波新書 昭和29年)には、共産党政権成立前後の農村における共産党の活動、地主の悲哀、混乱する社会に困惑する庶民、混乱に乗じて一旗揚げようと画策する悪逆非道なゴロツキなどの姿が興味深く活写されているが、土地を配分された農民について、地主から取りあげた「土地の分配が終わると、家屋の分配をして、その結果無産階級は突然有産階級に変わって来ます。・・・衣裳箱、テーブル、椅子、鍋、釜、湯沸しから花瓶まで分配されて、大はしゃぎです。・・・家族の多い農民たちは急に大金持ちになりました。また農民以外の無産者も農民と同じ待遇でしたので、みんなは大喜びで毛主席を神様のようにあがめて毛主席と共産主義を信仰し始めました。たしかに一生涯祈っても与えられなかった財宝倉庫を、毛主席から頂いたわけで、他の宗教などきれいさっぱりと投げ出しました。神様なんてどこにいましょう。起きるにも寝るにも毛主席です」
と記されている。

 福地の回想に基づくなら、どうやら農民は土地は「公」のものではなく、毛沢東という「私」から個々の農民に恵まれたと信じ込んでいた風が読み取れる。この段階で農民は、全土の土地を総べているのは毛沢東  いわば全土の土地という「公」は毛沢東という「私」に帰していると思い込んでいたのだろうか。いわば「私」=「公」という図式だ。

 農民は毛沢東から与えられた土地を「私」することで、一生懸命に耕した。だが、その土地も50年代を通じて徐々に進んだ農村の社会主義化によって “自主的”に毛沢東に返還させられる羽目に。1958年に全国を席捲した人民公社化運動によって、毛沢東が再び全土の土地を総べることとなった。「私」=「公」である皇帝然とした毛沢東からすれば、オレのものはオレのもの、ヒトのものもオレのものであるから当たり前ということになるのだろうが、農民からするなら堪ったものではない。

「私」でなくなった以上、土地が痩せようが荒れようが知ったことではない。丹精込めて育てた「私」の家畜だって、人民公社に供出して「公」に帰してしまうなら、その前に喰ってしまえ、である。かくて全土は大躍進という大悲劇に襲われてしまった。

 オレのものではなく、ヒトのもの。ならば「久シク修理ヲ怠ル」は当たり前か。
《QED》
                                        
 読者の声 どくしゃのこえ ERADERS‘ OPINIONS 読者之声
                                        
  ♪
(読者の声1)日本文化チャンネル桜からのお知らせ。西部邁先生の特別番組があります。最初の一時間は、西部先生と水島総の対談。
その後、談論風発の座談になり、宮崎正弘氏と佐藤健志氏が闖入、活発な討論を繰り広げる新趣向の番組です。

番組名:西部邁特別番組(仮)
テーマ:「世界の現在(いま)」放送予定日:
平成28年6月11日(土曜日)20:00 23:00
日本文化チャンネル桜(スカパー!528チャンネル)
「YouTube」「ニコニコチャンネル」オフィシャルサイト
インターネット放送So-TV
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 国連を「戦勝国」と、台湾女子がTwitterで表記してたな。国連が日本に取って糞の役にも立たないのは、分かり切ったことだ。小沢一郎は二言目には「国連がー、国連がー」と騒いでいたが、今の世になって、アイツが朝鮮族だと知れ渡ると納得してしまうのも何だかなあ。権威に弱いのも、権威主義(自民党の幹事長時代)になったのも、正に朝鮮族そのものだったのだ。同族の舛添を見るとしがみつくのも先例通だ。純チャン元総理も米にしがみついたのも、反原発も朝鮮族の大多数からでも圧力が有ったのか?

 そういや次郎たんも強気に突っ張ってるのは、バックに金主でも付いたのかなぁ?


 不思議な民族だ。