ハーバード生が日本旅で発見した「美徳」 | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


サマース・ケジリワル Samarth Kejriwal●1987年インド・ムンバイ生まれ。2009年テキサス大学オースティン校卒業後、ゴー ルドマン・サックス入社。同社ヒューストン、ロンドン、ニューヨークオフィスで活躍したのち、2014年、ハーバードビジネススクール入学。在学中、イン ド・ムンバイにてフードデリバリー会社を起業。2016年MBA取得予定。
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 この記事は非常に日本人に取っては、当たり前の日常としか思えない事について感動している様が、語られています。筆者自身も何故日本人の行動が他民族と相違しているのかを認識していない部分も有りますが・・・。

 昨年この筆者の記事を一度エントリーした事が有りましたが、日本及び日本人の特性について未だ、考察が不足しているのかな、と思ってしまいます。残念だなぁ。

東洋経済新報社
http://toyokeizai.net/articles/-/107779
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2016年03月04日

佐藤 智恵 :作家・コンサルタント
1970年兵庫県生まれ。1992年東京大学教養学部卒業後、NHK入局。報道番組や音楽番組のディレクターとして7年間勤務した後、2000年退局。2001年米コロンビア大学経営大学院卒業(MBA)。ボストンコンサルティンググループ、外資系テレビ局などを経て、2012年、作家/コンサルタントとして独立。近年はテレビ番組のコメンテーターも務めている。主な著書に『世界最高MBAの授業』(東洋経済新報社)、『世界のエリートの「失敗力」』(PHPビジネス新書)、『ハーバードでいちばん人気の国・日本』(PHP新書)。公式ウェブサイト
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◎ハーバード生が日本に魅了されるワケとは?

ハーバードビジネススクールで絶大な人気を誇る日本ツアー、ジャパン・トレック。毎年5月に開催され、9日間で京都、広島、箱根、東京とまわるツアーだが、例年100名の予約枠が数分で埋まってしまうほどの人気ぶりだ。なぜハーバードの学生はこれほど日本に魅了されるのか。 『ハーバードでいちばん人気の国・日本 』(PHP新書)の著者である佐藤智恵さんが、参加した2年生、サマース・ケジリワルさんに聞く。

※前回記事: なぜハーバード生に「日本旅」が人気なのか? ( http://toyokeizai.net/articles/-/106565 )

○京都の川床料理が最高

佐藤:ケジリワルさんはもともとインド出身ですが、アメリカの大学に留学されてから、ずっとベースはアメリカですね。ハーバードビジネススクールには多くの研修旅行がありますが、その中から、なぜ日本ツアーに参加しようと思ったのでしょうか。

ケジリワル:日本に興味を持っていて、ずっと行きたいと思っていたからです。2年前に日本を旅行した私の両親は、「とにかく素晴らしい国だ」と言っていましたし、インドでもアメリカでも日本に行ったことのある友人は皆、「日本に行ったほうがいいよ」というものですから、どれほどすごい国なのか、見てみたかったのです。


特に彼らが力説していたのは、日本はものすごくきれいで、清潔な国だということ。それから日本人がとても礼儀正しく、親切だということです。世界には、アメリカでも、ヨーロッパでもインドでも、すぐカッとなったり、失礼なふるまいをしたりする人はたくさんいますが、日本にはそんな人はほとんどいない、と聞きました。それを実際に見てみたいと思いました。どうやったら、皆が皆、こんなに優しくなれるのか、不思議に思っていたからです。

それから日本人はとにかく時間に正確だとも聞いていました。日本では何でも「きっちり」進むと。そんなことはインドではありえないので、本当にそんなことが可能なのか、興味がありました。

それでハーバードで日本ツアーが開催されると聞いたとき、これはよい機会だと思い、すぐに応募したのです。


佐藤:京都、広島、箱根、東京とまわったそうですが、どこがいちばん好きでしたか?


ケジリワル:断然、京都がナンバーワンです。ツアーの初日が京都で、これほど美しい場所があるのか、と思うほど感動しました。お寺も街並も信じられないほど美しかったですし、何と言っても忘れられないのが、鴨川の川床で食べたディナーです。

私はベジタリアンなので、「菜食会席」というのをオーダーしました。7品のコースだったと思います。そのとき食べた料理は、これまでの人生の中で最高だったと言ってもいいぐらいです。


佐藤:東京は、思ったより普通でしたか?


ケジリワル:東京もおもしろかったのですが、大都市なので、香港、シンガポール、ニューヨークと似ているところがあって…。京都は他の都市に比べて独創的でした。

○親切すぎる日本人に感動

佐藤:日本人が親切で礼儀正しいと聞いていたそうですが、実際に日本に来てみたら、どうでしたか?


ケジリワル:私たちが東京都内を観光していたときのことです。駅で次の電車に乗り換えようとしていたら、どこがプラットフォームか分からなくなってしまったのです。私の友人が英語で「○○線の乗り場はどこですか」と通りがかった男性に尋ねると、男性は、「私についてきて」という身振りをしました。

それでついていくと、階段のところで立ち止まり、そこでこれまた身振り手振りで「この階段を降りて、右にまがればプラットフォームがある」と示してくれたのです。私たちが質問してから、その階段のところまで、駅の中を3 4分は歩いたのではないでしょうか。私たちに道案内するためだけにこんなに歩いてくれたなんて、何て親切な人だろうと思いました。

実は私の両親も日本を旅行しているときに同じような体験をしたのです。街中を歩いているときに、道に迷ってしまった両親は、通りがかった男性に道順を尋ねました。すると全く英語が話せなかった男性は何をしたかといえば、「英語を話せますか」と英語を話せる人を探しまわってくれたのです。それで、英語を話せる人を見つけてきて、その人に通訳してもらって、道順を説明した、というのです。こんな親切な国がどこにあるでしょうか。それですっかり私の両親も日本ファンになってしまったのです。


佐藤:ジャパン・トレックでは、日本を代表する政財界のリーダーたちと意見交換されたと聞きました。日本人リーダーの印象はいかがでしたか。


ケジリワル:日本企業のCEOの皆さんにも感銘を受けましたが、私の印象にいちばん強く残ったのは日本の政治家です。彼は質問をはぐらかすようなこともなく、私たちの質問にすべて直球で、正直に答えてくれました。話の内容も具体的で、非常に「地に足のついたリーダー」という印象を受けました。自分の話している内容を完全に理解しているからこそ、反論されても動揺することなく、堂々と自分の意見を述べられるのだと思いました。日本人リーダーの率直さが印象にのこった訪問だったと思います。


○なぜジャパン・トレックは人気なのか?

佐藤:ジャパン・トレックはなぜこれほど長い間、ハーバードでいちばん人気を誇っていると思いますか。


ケジリワル:いくつか理由があります。まずひとつめは、世界中の人々は、一般的に、日本の文化に非常に強い関心を持っていることです。日本の文化は、世界にも類を見ないほど独創的で、エキゾチックなのです。それはハーバードの学生にとっても同じです。ほとんどの学生は日本に行ったことはないけれど、日本に興味を持っている。だから、日本ツアーが開催されれば、飛びつくのだと思います。

2つめは、ジャパン・トレックは、日本人の同級生が一緒に旅行してくれるわけですから、私たちにとっては日本を訪れる最高の機会だということです。

「日本では日本語が話せないと苦労する」、「日本を旅行するなら、日本人と一緒がいちばん」というのは皆、分かっています。ジャパン・トレックに参加すれば、日本人の友人が最高のレストランや観光地を案内してくれて、通訳もしてくれる。特に私はベジタリアンなので、レストランでは、すべての料理に肉が入っていないかを確認しなくてはなりません。そんな難しいコミュニケーションは日本人の友人がいないと無理ですよね。

3つめは、そもそもジャパン・トレックは日本人幹事団の仕切りや組織力が素晴らしいことで有名で、毎年参加者から高い評価を得ていることです。私も、彼らが幹事をしてくれるのであれば最高のツアーになることは間違いない、と思って参加したのですが、実際、そのとおりでした。


佐藤:ケジリワルさんはハーバードビジネススクールの2年生ですから、これまでいくつか日本企業の事例を学んだと思いますが、どの企業の事例が、最も印象に残りましたか。


ケジリワル:楽天の社内英語公用語化の事例は、日本企業をダイナミックに変えた事例として非常に面白かったですが、自分の考え方を変えた、という意味では、トヨタ自動車の事例かもしれませんね。


佐藤:具体的にはどのようなトヨタの考え方を学んだのでしょうか。


ケジリワル:基本的な原則はひととおり学びましたよ。トヨタの生産方式の核となっている「自働化」と「ジャスト・イン・タイム」。異常が発生したら、即時に関係者が知ることができるようにアンドンという電光表示盤があることも学びました。

従業員の行動や考え方の原則となっている「カイゼン」、「5つのなぜ(Five Whys)」なども授業で習いました。トヨタのオペレーションは素晴らしいので、その本質から学ぶことは非常に重要だと思いました。


○卒業後はどうする?

佐藤:ケジリワルさんの考え方をどのように変えたのでしょうか。


ケジリワル:トヨタの工場を見学して、その生産方式を学んで、それを自分が働いている会社にただ導入しても、トヨタにはなれないことが分かりました。トヨタの生産方式やシステムは、従業員の考え方からトヨタ式になっていなければ、実現できないものなのです。

なぜカイゼンをしなくてはならないのか、なぜ失敗を先に報告するのか、という理由に従業員が納得していなければ、システムそのものが成り立たない。それをトヨタから学べたのは大きかったですね。


佐藤:ケジリワルさんは元々ゴールドマン・サックスのバンカーですが、ハーバードに入学後はニューヨークのベンチャーキャピタルで働いたり、インドでフードデリバリーの会社を起業したり、本当に様々なことに挑戦されていますよね。卒業後はどのような仕事をする予定ですか。


ケジリワル:正直申し上げて、まだ決めていないのです。決めなきゃいけないんでしょうけれど……。なんとなくですが、アメリカで3、4年働いてから、アジアに戻ろうかな、と考えています。


佐藤:選択肢がありすぎて、という感じでしょうか。まずは金融業界に戻る予定ですか?


ケジリワル:多分、それはないですね(笑)。ハーバードに入学する前に金融機関の仕事はたっぷり経験しましたから、卒業後は他のことに挑戦してみたいです。


佐藤:日本企業についての授業や日本ツアーで学んだことは、ケジリワルさんの人生にどのように役に立ちそうでしょうか。


ケジリワル :トヨタの事例からは、どのような業種にも適用できるトヨタの考え方の本質を学びました。日本ツアーからは、「シンプルに生きることの素晴らしさ」を学びました。

日本の方々の親切さや礼儀正しさに感激したのはもちろんですが、私は日本の方々が、清潔で、モノが散らかっていなくて、整然とした空間の中で日々、暮らしていることにとても感銘を受けたのです。 日本文化はミニマリズムや、シンプルであることを大切にしますよね。このコンセプトは、私の今後の人生に非常に大きな影響を与えていくと思います。私も日本の方々のように、シンプルに生きたい、と思いました。


佐藤:最後に日本の読者の方々にメッセージをいただけますか。


ケジリワル:日本も素晴らしい国ですが、私の祖国インドも素晴らしい国です。ぜひインドに来てください。それから、繰り返しになりますが、これだけは言わせてください。日本人はただただ素晴らしい国民です。そのよさを絶対に失わないでください!

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 このブログでは繰り返し、他民族と日本民族は違う事を書いてきました。それが日本民族が持つ遺伝子から来るものだとも書いてきました。

 遺伝子工学の成果で日本民族との近親民族は、チベット族とインド洋アンダマン諸島の原住民(未だ文明化されていない)だと断定されています。何千キロ、何万キロの距離が有るのは、過去数万年前に分離したのだと考えられます。支那大陸や朝鮮半島のからの移住者の血は殆ど皆無なのです。


 三万年以前に日本列島に住み着いた我等のご先祖様は、三内丸山遺跡のように自然と共生して来たものと、思われます。自然は汚すと取り戻すのに時間が掛かります。それから導き出された概念が「ケガレ(穢れ、穢)」を嫌う事だと僕は思っています。万物に汎用されました。その最高峰の行き着いた先が、現在の日本の社会で有り、自然の景観ではないでしょうか?

 人々の精神も又、ケガレを嫌います。それの究極が「オ・モ・テ・ナ・シ 」ではないでしょうか?色んな形のオモテナシをした後、スッキリしませんか?

 誰に教わった訳ではないけれど、心も又、清浄を好んでいるとは思いませんか?清貧という言葉、単語は生活を清浄に保つ事だと思いませんか?

 地球上に現存する民族の中で唯一変態の民族なのですね、日本民族は。

 誇りませんか?
 日本という国と日本民族である事を!!