夕張の模擬坑道、全面改修へ 石炭博物館、2・7億円 | Hideoutのブログ

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 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 僕は昭和24年に夕張市福住で産まれた。物心ついてから、雨雪の日は除き毎日、6歳の夏に引越すまで、この模擬鑛口を見ていた。谷を挟んで、鉱口の真向いに住んでいたからだけど(^^ゞ 最も数百m程の距離は有ったけど。


北海道新聞
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0237960.html
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 【夕張】夕張市は新年度、国の登録文化財である市石炭博物館の模擬坑道(史跡夕張鉱)を、約2億7千万円かけて全面改修する方針を固めた。22日の市議会行政委員会で、実施設計費約2千万円と工事費約2億5千万円を盛り込んだ市財政再生計画変更案を示した。3月に計画変更の同意を総務省から得て、新年度の予算案に計上する。

 模擬坑道の全面改修は1980年の石炭博物館開館以来初めて。全国唯一の財政再生団体である夕張市には、改修に充てる財源がないため、地域再生を支援する道の地域づくり総合交付金(1億2500万円)と過疎対策事業債(1億2500万円)を活用。さらに市が積み立ててきた子ども文化振興基金から2千万円を取り崩す。

 模擬坑道は明治期に開削され、1939年(昭和14年)に北炭が坑内の様子を見学できる場所として整備。その後、石炭博物館の開館に合わせて、機械化が進んだ採炭現場の様子を見られるように再整備された。「模擬」とはいえ、明治期は実際に石炭が採掘された世界的にも貴重な博物館施設となっている。しかし、近年は坑木などの腐食が進んでいた。

 市教委は2016年度の模擬坑道の全面改修に続き17年度は博物館本体の展示替えを行う。

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 夕張北高一年の2月期に初めて、鉱口の中に入った。地理の時間に、炭鉱に住んでるのに知らないだろうと地理の先生が引率して入ったのだが。頭で思い描いていたのとは、はるかに違っていた事を知る機会を得た事に感謝したものだ。


 それから半世紀後、社員旅行で銀山の遺構を見学したが、江戸と明治の砿業の発達の違いも又、実感したのはなる程なぁ。


 日本のエネルギーの一翼を担った夕張の炭鉱群。スッカリ寂れてしまった様だが、遺構を大切に保存して欲しいものだが、さてどうなる事やら?