加瀬英明のコラム 朝日新聞が日本に植え付けた「ドイツ信奉」の呪縛 Date : 2016/ | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 「臥薪嘗胆」は高校の漢文の授業で習ったのだったかな? 戦後七十年、日本はまだ臥薪嘗胆中です。日本人の手に日本を取り戻す為に!日本は独逸被れですね。僕も又、炭鉱の電気技師?だった父に影響され、独逸被れでした。まさか、還暦過ぎて独逸の悪辣さを知る事になるとは思っても見ませんでした。


加瀬英明のコラムより
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朝日新聞が日本に植え付けた「ドイツ信奉」の呪縛

Date : 2016/02/12 (Fri)
 フォルクスワーゲンの排ガス偽装問題がアメリカで発覚して、ニュースが世界を駆け巡ったころに、私はドイツの弁護士と会った。

 すると、「フォルクスワーゲン社は何も悪いことをしていない。排ガステストを行う時に、基準以内に収まればよいという規則だから、走行時のものではない」と、いった。

 フォルクスワーゲンのソフトは、ハンドルを少しでも操作すると、排ガスの濃度が走行モードに替わるものだった。車はテストのあいだは、停止している。

 私は講演に招かれた懇親会の席上で、何回も「ドイツ民族は信用できるのに、どうしてあのような事件が起こるのでしようか」と、質問された。

 私はあらためて驚いた。ヨーロッパでドイツを囲む国の人々は、みな、ドイツによって酷い目にあっているから、ドイツは信用できないとみているのに、日本ではドイツというと、憧れに近い感情をいだいている。

 だが、日本は明治から先の敗戦にいたるまで、3回にわたって、ドイツに酷い目にあっている。第1が、日清戦争直後の明治28(1895)年に行われた、三国干渉だ。ドイツ、フランス、ロシアが日本を威嚇して、日清講和条約によって獲得した、遼東半島の租借権を放棄させられた。日本国民を悲憤慷慨(ひふんこうがい)させ、「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」を誓った。

 つぎが、昭和12(1937)年に上海の日本租界に、条約に従って数千人の守備隊しかいなかったのに、30万人の蒋介石軍が襲いかかった。第2次上海事変である。

 蒋介石軍はベルリンが派遣した、ドイツ軍顧問団によって指揮され、ドイツが供給した最新兵器を装備していた。日本は日華事変の泥沼に、のめり込んでいった。

 3度目が、日本はナチス・ドイツに唆(そそのか)されて、昭和11(1936)年にソ連に対抗する日独防共協定を結んだ。ところが、3年後にドイツは独ソ不可侵条約を結んで、ソ連と手を携えた。そのために、平沼騏一郎内閣が「複雑怪奇」といって、倒れた。

 それでも、日本はその4年後に懲りずに、日独伊三国同盟条約を結んだ。

 明治3(1870)年の普仏戦争に、それまで日本陸軍が教官を招いて、手本としていたフランスが敗れたために、ドイツに切り替えた。それ以後、陸軍はドイツに心酔した。

 そして、朝日新聞をはじめとする大新聞が、ナチス・ドイツを筆を揃えて礼讃して、ドイツ熱を煽った。朝日新聞のナチスを崇める論説や、記事は酷いものだった。

 戦後、朝日新聞が文化大革命から長い間にわたって、毎日のように、毛沢東の中国を讃美する紙面をつくって、狂態を演じたのと、まったく変わりがなかった。

 いま、日中関係が険悪化しているが、日本が招いたものだ。もし、日本が対中外交に当たって、腰を屈めることなく、毅然とした態度をとってきたら、中国が日本を侮って、増長することがなかった。

 今日でも、ドイツを手離しで信頼するのは、きっと旧陸軍と朝日新聞が描いたドイツ像から、いまだに醒めていないのだろう。

 朝日新聞は敗戦の最後の日まで、現実を無視して、精神力さえあれば、日本が勝つと叫んで、読者を一億玉砕へ駆り立てた。今日、“平和憲法”を護る精神さえあれば、日本の平和が守られるといって、読者を煽り立てているが、70年前からまったく変わらない。

 フェルディナント・ポルシェ博士が創業したポルシェ社が、フォルクスワーゲン社のオーナーだ。

 ポルシェ博士は天才的な工業デザイナーで、スーパーカーのポルシェと、ヒトラーの国民車のフォルクスワーゲンの産みの親で、ヒトラーの盟友だった。そしてドイツ軍の戦車、軍用車や、軍用機のエンジンを整作した。

 ヨーロッパでは「ポルシェを運転すると、周辺諸国を侵攻したくなる」と、いわれる。

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 朝日新聞も又、酷いものですね。30代に数年、朝日を購読していましたが、何も頭に残っていないな。今は無き「朝日ジャーナル」は左翼のアジテーター雑誌は割と熱心に読んだかも。

 朝日関連では戦中に発行された「朝日少年年鑑」の日本の領土の地図が未だに頭の中に浮かんでくるのは何故でしょう?パレンバンの落下傘部隊、インドシナ半島を南下する銀輪部隊、の写真も頭に浮かぶ。



 ドイツ銀行も又、負債の数々を抱えている事を、実態を報道されてきているようです。独逸一国が危機を迎えているようですね。フォルクスワーゲンに続いて、かの国の恥部が暴き出されつつあるのですね。

 独逸は左翼がマスコミを支配して、何かのフイルターが掛けられた報道で煽られて来たのです。日本とは違った意味で国自体が危機を抱えているようです。詭弁の得意な民族はどう危機を回避するのでしょうか?又戦後処理のように言葉で誤魔化すのでしょうね。