宮崎正弘の国際ニュース・早読み(FRB) [宮崎正弘の国際ニュース・早読み] - メルマ! | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。


 米国は一歩ずつ、景気減速なのだと思うのだけどなぁ? 自動車も日本では考えられないほど、長期間乗り続けているようだから、石油安が買い替え需要を増やしているだけじゃ?


宮崎正裕メルマガより
http://melma.com/sp/backnumber_45206_6326939/
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)2月11日(建国記念日)弐
           通算第4811号   
                  

 米FRBイエーレン議長が議会証言
   中国の経済と通貨政策の不確実性が市場に動揺と不安を与えている
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 2月10日、イエーレンFRB議長は議会証言に立った。
 眼目はFRBの利上げが続くのか、どうか。議長は「市場の混乱に配慮し、利上げペースは経済データを見ながらの判断となる」として、利上げペースの原則を示唆した。

 「米国経済は雇用統計や自動車の力強い販売実績などをみても明らかに拡大している」としながらも、新興国の経済が急減速していること、企業の資金調達がコストの上昇を招いているなどと指摘した。

 とりわけ資源国の低迷、中国を筆頭とする新興国家からのドル資金のエクソダスを目撃すれば、世界経済はますます安定を欠いており、こういうタイミングで米国が利上げを続けると、好調な米国経済も暗転しかねないだろう。

 日銀はマイナス金利に舵を切ったため、日本では数日、株高、円安が続いたが、短期的効果で終息した。以後は中国人民元下落に歩調を合わせるかのように円高、株安が進んだ。まして人民元のさらなる暴落の予兆と中国からの資金流失、景気の低迷はさらに悪化する方向にあり、欧州にまで飛び火している。

 イエーレンは「中国の経済と通貨政策の不確実性が市場に動揺と不安を与えている」と述べたが、このFRB議長証言で、最も注目するべきポイントこそ、この「中国」への評価である。

 彼女はこう言った。
 「人民元の下落は中国の為替政策ならびに展望の不確実性によって悪化している。国際金融市場での不安定、ならびに国際経済の脆弱性は世界経済を不透明なものとしており、成長への懸念を産むが、中国の供給過剰と過度な在庫が石油など世界の商品価格を押し下げ、資源新興国への金融ストレスを惹起しかねない」。

 現実の問題は、過剰在庫、過剰設備投資がアジアでは鉄鋼不況など深刻な悪影響をもたらしており、FRB議長の現実認識にはタイムラグを感じた発言だった。

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 読者の声 どくしゃのこえ ERADERS‘ OPINIONS 読者之声
                  
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(読者の声1)日銀がマイナス金利を発表して何故円高になるのか。私が見た限りの誰も答えようともしていません。しかし理由は簡単です。円ベースで発行される債権が海外でほとんど買われていないからです。
 したがって、マイナス金利政策を日銀が取って国債の金利が下がっても、円安への動因とはなりません。むしろ景気浮揚策を政府と日銀が持ち合わせていない証拠と取られ、投機筋の日本株売りと円買いを誘導します。
 では、どうすればよいのか。
利下げと財政出動による景気浮揚策を組み合わせて同時に行うのです。
一番効果がある財政出動は、消費税引き下げです。下げた分だけ消費者に残ります。一年間の時限立法で5%に戻すのです。
まず小売業の株価は急上昇します。それにつられて他の業界の株かも急上昇します。消費が急上昇して個人商店を創め全産業がうるおいます。名目GDP成長率5%うぃかるく達成して、法人所得も個人所得も急上昇します。特に。累進税である所得税は急上昇するので、国家財政の赤字が減る可能性があります。財源は、マイナス0.09%の利率の10年国債と1ドル80円当時に外国為替特別会計での巨額のドル買いで得た為替差益20兆円です。
この施策を発表する時首相が、「消費税利下げによって海外の投資家から円の信認が下がって円安に向かってもしかたがない。それでも実施する」と一言付け加えるとより効果があります。
  (ST生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)消費税10%導入延期はほぼ確定的でしょう。そして5%にもどすとなると夏の選挙、ダブルで戦える。そのような秘策が練られていると永田町の風聞ありますが。。。。
 消費税増税の見送りはあっても、減税は考えにくいです。



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(読者の声2)貴誌前号ですが、ブルメンソール氏は上院議員でNY元市長はブルーンバーグ氏です。
 Solomon Brothers出身で、http://www.bloomberg.co.jp/の創始者です。
やはりJewishで評判の高い市長でした。蛇足ながら。
  (RN生)


(宮崎正弘のコメント)思いこみによる勘違いでした。失礼しました。ブルームバーグと書いたつもりなのに。いやはや。



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(読者の声3)共和党はトランプで決まりますかね。そうなるとアメリカはおかしくなるという声が多く、なんだか恐ろしい気がしないでもありませんが。
   (HI生、横浜)


(宮崎正弘のコメント)オハイオやニューハンプシャー予備選は、単なるスタートで、本番は3月1日のスーパーチューズディ。ここで資金力と組織力がものを言います。
 思い出して下さい。共和党はパット・ブキャナンが緒戦をリードしたこともありました。しかし途中で息切れし、予備選半ばで退場。
民主党は資金力と組織力があるクリントンが巻き返すでしょうし、共和党、やはりルビオが奮わなかったのでブッシュの芽がまだ摘まれてはいませんね。
 しかし、このお化けのようなトランプ熱狂はいつまで続くのか。じつに不思議な現象がアメリカ政治に起きているのです。
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 消費増だけは、何となくストップ?するのかな?