アンゴラ共和国 | 外務省 | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。




  アフリカ西海岸「アンゴラ」における日本の実情。


外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/angola/index.html
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内戦で疲弊した地域農業を元気に
(草の根・人間の安全保障無償資金協力)

在アンゴラ大使館 名井 良三 特命全権大使(2012年)


私は,本年6月中旬,アンゴラのモシコ州を訪問しました。 首都から遠く離れ隣国ザンビアと国境を接する東南端の地です。 そこでは日本の支援による地域住民に直結した農業事業が行われ,成果をあげています。

アンゴラは10年前まで国民同士が戦い合うという悲惨な状況にあり,そのため国内の生活基盤はことごとく破壊されてしまいました。 モシコ州の住民生活もその例に漏れず今でも厳しい状況にあります。

アンゴラはアフリカのサブサハラ地域で一,二を争う石油大国ですが,以前は農業においても力を有していた国です。 1960年代はコーヒーは世界第3位であり,米も輸出産品でした。 十分潜在力のある経済条件を有しながら,今は農産品の輸入国となってしまいました。

過去の農業状況を知るアンゴラ国民からは農業再発展の熱意が高まっています。 このような状況を踏まえ,日本は,モシコ州からの要請を受け,草の根・人間の安全保障無償資金協力による農業支援を行うこととしました。 内戦中同州からザンビア等に避難していた多数の元州民が近年帰還し始めており,州では帰還民のための新たな定住地としての村が設立されました。 しかし,土地は得たものの生活のための農業は不十分なもので,特に野菜は殆ど生産されず,帰還民には野菜栽培の知識・経験もなく,日々の生活の糧にも苦労するという状況でした。 これを改善しようというのが日本の支援事業です。 内戦で破壊された農業インフラを再建し特に野菜を中心とする農業を促進するという帰還民・再定住者の生活改善に直結する事業です。

2010年に開始した同事業は,農業に詳しいアンゴラのNGOが中心的に動きました。 農機具が調達された他,種子や肥料を活用した農業が進められ,更に,穀物倉庫が整備され管理事務所も改築されました。 日本からの支援とは別に,州政府も自助努力にて灌漑水路の修復を行い,正に日本と現地の双方の協力関係が実を結んだ事業に成長しました。 当初は先が見えなかった同地域の農業でしたが,本事業によってその経済的自立が促進されたことは現地からも大きな評価を得ています。

私の視察の際には,副知事等州政府関係者の他,NGO,同地住民等が集まり,このように良好な状況の下で農業ができるようになったのは日本のおかげであると語り,私もうれしく感じた次第です。

現地NGOは日本からの協力が終了した後も技術援助を継続し,現地の農業は引き続き活性化が続いています。 本件は日本の協力を契機として地域が一体となり生活安定化が促進された価値ある事業であると言えるでしょう。

同州視察中に,完成した穀物倉庫の前に集まった住民がアンゴラ東部の言語チョクエ語で歌った「日本,ありがとう」の言葉は今でも強く印象に残っています。

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アンゴラの人材育成�教育活性化

 JICAアンゴラ 大町 佳代 企画調査員

アフリカ大陸南西部の大西洋岸に位置するアンゴラ。

国土は日本の3倍という広大で,かつ豊富な資源を含む土地を持ちながら,人口は日本の9分の1。 その豊かな資源の輸出を源に,目を見張るような急成長を遂げており,建設ラッシュ・道路整備を含め,特に首都ルアンダに関しては内戦後10年とは思えないような姿となり,その風格を現しています。 1975年にポルトガルから独立後も27年にわたる内戦によって経済インフラ・社会制度はもちろん,人的資源等が壊滅してしまったアンゴラ。

悲惨な時代を乗り越えた今,まさに復興から開発への新しい国づくりの真っ只中にありますが,他方で各セクターにおける人材育成が急務となっています。

JICAは各分野の人材育成を支援していますが,その中の一つとして教育プロジェクトの一環でケニアで実施した協力に基づく中等理数科教育強化計画プロジェクトSMASSE (Strengthening of Mathematics And Science for Secondary Education)が存在します。 2009年から毎年,理数科現職教員をケニアに送り,ASEI/PDSI (Activity-Student-Experimentation-Improvisation / Plan-Do-See-Improve)教授法を習得しながら,アンゴラ教育省が抱える現職教員の授業の質の向上・また実施体制の構築を目指すことを目的としたプロジェクトです。 帰国後の研修員は,アンゴラ国内において学んできた知識・教授法・実験手法等を全国レベルに広める為に各地方にて現職教員を集めた現地国内研修を行い,ASEI/PDSI教授法を伝えています。これまで5つの州において総計360名の現職教員が研修を受け,日々の授業で実践を始めています。

「どのように生徒の立場にたって授業を組み立てればよいのか。」

長い植民地時代の習慣もあり,教師が一方的に生徒に授業を行う受け身の授業方法が普通だった彼らにとって,生徒の側に立ちながら,共に授業を創り上げていくという教授法は多大な影響を与え,現在SMASSEはアンゴラ教育省の教員養成国家政策の中で重要課題として位置づけられています。

彼らにとって「学ぶ」ことは生きること。

独立後の長い内戦で教育の普及,システムの構築ができなかった国。

その時代を乗り越えて,今国民全体が国づくりのプロセスに立ち上がろうとしています。アンゴラ国の未来を担っていく国民の一員として一人一人が誇りを持って自分の命を生きていくことができるように。

今後ともアンゴラ国の発展の為に,彼らと共にこの国の豊かな未来を願います。
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  近年アンゴラから、要人たちが訪日しているようです。

  教育を中心に援助を行う日本に期待しているのでしょうね。

  現在、輸出入はChinaがともに第一のようですが、何を遺したのかは不明ですが、Chinaの支援は功を奏してはいないようですね。Chinaには無償という概念が無いのでしょうか?

  Chinaのアフリカ援助は、そんな事で支持を受けてはいないようです。眼には見えないけれど、深く浸透する援助はパラオを始めとする南洋諸島見るに、半世紀後に開花するのではないかと僕は思います。

  亜細亜諸国は大東亜戦争後に、独立を果たし、戦後の日本の援助で確実に自立してきました。今後は阿弗利加大陸なのかもしれません。

  争わない民であり、平和を謳う日本は世界に眼に見えない形で、世界に貢献しているのですね。