2015年の中国をこれまで以上に注意深く観察しなければならない理由 中国は周辺に覇を唱える大国に | Hideoutのブログ

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 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。



  支那の歴史を概観してみませんか? 歴史は繰り返すといいますが、さて、当てはまるかな?


JBpress
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42617?display=b
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2015/01/14

中国の歴史には1つのパターンがある。混乱の中に英雄が出現して新たな王朝を打ち立てる。その後、2代目や3代目の時に、クーデターや地方の反乱が頻発する。武力で王権を打ち立てた反動なのだろう。この混乱を上手く乗り切る名君が出現した時に、王朝は隆盛期を迎えて外征を行う。

 ただ、名君はそれほど出ない。ダメ皇帝が現れると後宮が力を持つ。皇帝の母親、皇后、時にお婆さんや側室までが入り乱れて政治に介入して、ドタバタ劇となる。宦官が力を持つことも度々である。

 そして官僚機構は必ず腐敗する。1人の皇帝が広い国土と億を超える民衆を支配する中国の宿命である。地方に派遣された官僚は必ずと言ってよいほど汚職を行う。

 中国の官僚は科挙に受かった秀才なのだが、秀才といえども所詮は人間であり仏様ではない。世襲制でないこともあり一代で富を築こうとする。国が大きいから汚職をしても中央にバレないと思うのだろう。汚職のスケールが大きい。このあたりの感覚は狭い日本に住んでいたのでは分からない。

■数えるほどしかなかった周辺諸国への侵攻

 こんな国柄だから3000年以上にもわたって東アジアに君臨しながら、周辺の諸国を攻めたことは数えるほどしかない。外征して領土を広げることに成功したのは漢の武帝、唐の太宗、明の洪武帝、そして清の乾隆帝ぐらいである。そして、その全てが今でも名君として称えられている。

 ついでに言えば、約250年前に乾隆帝が広げた国境がほぼ現在の国境になっている。長い歴史の中で中国の領土は現在よりずっと狭かった。新疆やチベット、そして中国東北部(旧満州)が中国の領土になったのはつい最近のことである。

 洪武帝の時代(15世紀)に鄭和がアフリカまで遠征したが、それは洪武帝一代の事業で終わってしまった。内乱が怖いから、よほど優れた皇帝でない限り遠征はできない。凡庸な皇帝が外征にかまけていると寝首をかかれる。

■過去の皇帝をなぞる毛沢東と 小平

 これは歴史の話ではない。中華人民共和国を西欧の流れを汲む近代的な国家と見るよりも、中華王朝と見る方がずっとその本質が分かる。

 一代の英雄である毛沢東が新たな王朝を作った。建国の余勢を借りてチベットや新疆を中国に繰り入れて、乾隆帝時代の領土を取り戻すことに成功した。しかしその後、皇帝の気まぐれによって大躍進政策や文化大革命が行われたために、国は大きく混乱した。近代的な国家なら皇帝の気まぐれを諌めるシステム(議会)が存在するのだが、毛沢東の存命中に全国人民代表大会が皇帝の意に逆らうことはなかった。

 皇帝の晩年には妻である江青が政治に介入した。皇帝が死去するまで江青は政治を壟断(ろうだん)したのだが、皇帝が死去するとすぐ逮捕された。このあたりの出来事は法治国家と言うよりもまさに中華王朝である。

 その後、 小平という優れた2代目が出現し、改革・開放路線に舵を切ったことから国家の隆盛を見た。だが、経済が発展すると過去の王朝と同じように官僚の腐敗が蔓延し始めた。そして過去と同様に汚職のスケールが大きい。薄熙来は2000億円、周永康は1兆円もの資金を不正蓄財したと言われる。汚職騒動に妻や一族郎党が登場するところも、過去の王朝にそっくりだ。日本の政治家の汚職に妻や子供が出て来ることは稀だろう。

■汚職撲滅運動と「習近平の夢」

 ここまでは中国史のおさらい。日本が関連するのはここからだ。

 歴史が教えるところによると、中国が周辺を侵攻し始めるのは、国が成立してから少し時間が経って、名君が出現した時である。国内の混乱が収まらない時に中国が周辺を攻めたことはない。国内が混乱している時は、逆に周辺から攻められることが多かった。周辺から攻められていた時間の方がずっと長い。

 このような歴史を振り返ると、習近平が汚職撲滅運動を進める理由が分かる。日本では汚職撲滅運動を、習近平が江沢民派や共産党青年団の力を削ぐための権力闘争と見ている。だがそれは事の一面でしかない。

 庶民は、汚職高官のドラ息子が若い女の子を乗せてフェラーリを乗り回す姿を苦々しい思いで見ていた。習近平の汚職撲滅運動はそんな庶民から喝采を浴びている。それは庶民感情を巧みに操った権力固めであり、今のところ成功している。

 その習近平の成功は、歴史に学べば日本にとっては悪夢になる可能性が高い。それは、既に世界第2位の経済力を持つようになった隣国に、強い権力と求心力を持つ指導者が現れることになるからだ。

 就任当初から習近平は「中国の夢」なるわけのわからないキャンペーンを行っていた。中国人に聞いても、多くの人はそれがなにを意味するのか分からないと言っていた。しかし、汚職撲滅運動に成功して強い力を持つようになった今、「習近平の夢」が見えてきた。

 秦の始皇帝、漢の劉邦、明の朱元璋など建国の英雄に相当する者は毛沢東である。そして、彼らの後で外征を行って領土を広げたのが漢の武帝、唐の太宗、明の洪武帝、清の乾隆帝である。

 中国の経済力が世界経済に占める割合は既に過去の偉大な王朝の水準に達している。中央の権力闘争を鎮めて地方官僚の汚職を撲滅することができれば、その力を持って周辺に覇を唱えることができる。それが「習近平の夢」であり、中国民衆の夢とも重なる。まさに「中国の夢」なのだ。

■「偉大な皇帝」は覇権主義に突き進む

 もし2015年に汚職撲滅がさらに進み、習近平の求心力が一層強まることになれば、それは清の乾隆帝以来250年ぶりに国力が充実し、かつ求心力のある政権が生まれたことを意味する。

 習近平が中国史に残る偉大な皇帝たらんことを夢見れば、当然のこととして周辺に覇を唱えることになる。それは日本にとってはまさに悪夢である。少子高齢化が進む中で、隣国の覇権主義に対抗しなければならなくなるからだ。尖閣諸島だけの問題ではなくなるかも知れない。

 それを占う上でも、2015年の中国の政治から目を離すことができない。

※ 川島 博之
川島 博之 Hiroyuki Kawashima
東京大学大学院農学生命科学研究科准教授。1953年生まれ。77年東京水産大学卒業、83年東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得のうえ退学(工学博士)。東京大学生産技術研究所助手、農林水産省農業環境技術研究所主任研究官、ロンドン大学客員研究員などを経て、現職。主な著書に『農民国家 中国の限界』『「食糧危機」をあおってはいけない』『「食糧自給率」の罠』など
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  そうそうたる学歴の持ち主の筆者ですが、支那の現状把握が抜けている様に感じるのは、僕だけでしょうか?

  上っ面を眺めると、なるほどなぁと感心しますね。生年をみると、僕と4つ違い、団塊遅れかな? 目覚めきれない年齢かもしれません。

  日本の農業は自然ともに調和しながら、発展して来ました。田圃の保水力は水害を防ぐ役割を。森や林も保水と共に川や海に栄養素を齎してきました。そう思いませんか?

  上の観点から眺めると、とても支那に生存の可能性を見出し得るものではないと、僕は考えます。

  それは公害の問題です。今の支那は公害のデパート(民主党の議員を真似てみました(^^ゞ )ですね。空はスモッグにPM2.5、大地は汚染だらけ、川や海はそれ等の集積場。都会近郊もゴミの集積場になっているようですね。

  こんな言葉は使いたく無いけど、一衣帯水には日本が在りました。先進国の日本の経験を何も学ばず、経済原理のみで、国家運営をしてきた事の「ツケ」が今正に、現出している事に目を閉じている見方には賛成しかねます。

  貴方はどう思いますか、過去の王朝より劣化した国家運営をした支那を? 植林の記録が一つも無い支那を?

  今北京は、砂漠化の危機を迎えているそうです。あと数十キロ。僕は支那に行く気も、行ったこともありませんが、首都を砂漠化なんて信じられますか? 北京は砂嵐塗れとか。日本のマスコミは一切報じませんね。王道楽土などでは無く、王道悪土ではないでしょうか?

  英国の歴史学者トインビー、本邦の支那史の権威であった貝塚茂樹氏は何処と何を見ていたのでしょうか? 何時の時代にも、自然に逆らった国家運営しか出来なかった支那に、未来は無いと僕は思いますが、貴方は?

  日本は文明史に登場以来、常に自然と共生してきました。先進的な未来都市から、ほんの数分、数時間で自然を感じられる環境を保持している文明国家がどれだけ在るでしょうか?

  日本は奇妙であり、変態と認識されているのです。これを継続し、保持していけるのは日本民族だけです。

  日本を取り戻しませんか、害虫の様な他民族から!