N700系などの技術を活用 台湾で経済効果を生む日本製在来線特急車両 | 乗りものニュース | Hideoutのブログ

Hideoutのブログ

ブログの説明を入力します。

 四月に古稀を迎える爺ののブログです。

 日本を取り戻したい……そんな事をエントリーしたい。

 覚醒したら、こんな見方になるのかなと言うものに。




(上)日本車両と住友商事が台湾へ輸出するTEMU2000型(画像:日本車両)
(中) TEMU2000型の車内。ドア上部に液晶ディスプレイを備えるほか、一部にはテーブル付きのボックスシートもある(画像:日本車両)。
(下) 兄弟車両の台湾国鉄TEMU1000型(上)とJR九州885系電車(下)(2014年11月、2011年5月、恵 知仁撮影)。


  その業界の人で無ければ、知り得ないことが、今はネットである発表され、身近に知ることが出来るのは、覚醒の感を覚えます。


乗りものニュース
http://trafficnews.jp/post/37072/
ーーーーー  ーーー  ーーーーー

台湾では日本製の新幹線車両が運転されていますが、在来線でも最新型の日本製車両が活躍中。N700系新幹線などのDNAを受け継いだその車両は現地で好評をもって迎えられ、さらに追加で台湾へ輸出されることになりました。また台湾には、JR九州の車両の「兄弟」も走っています。

 受注した車両はTEMU2000型と呼ばれる特急形の電車。乗り心地を落とさずカーブを高速で通過できる「空気バネ式車体傾斜装置」を備えているため、カーブの多い路線に強いのが大きな特徴です。カーブでは高速で通過するほど遠心力が大きくなり乗り心地が悪化するため、一定の速度以上で走ることができません。しかしカーブで車体を内側に傾ける「車体傾斜装置」を搭載しているとその遠心力を相殺できるため、乗り心地を保ちながらカーブをより高い速度で通過できるようになる、すなわち所要時間短縮が実現する、という仕組みです。

 このTEMU2000型が使用される台湾東部は、山岳地帯でカーブが多く存在。日本車両によると、そうしたカーブを車体傾斜装置を使い高速で走り抜けられる日本の最新技術が台湾国鉄から「高い評価」(日本車両)を得ているとのことです。

 また今回受注されたTEMU2000型は、2012年からすでに日本車両が台湾国鉄へ輸出しているもので、今回は追加の受注です(16両)。日本車両は「非常に高い人気と乗車率を維持していることから、今回の追加受注に繋がった」としています。

 2014年12月23日にフォーカス台湾が伝えたところによると、現地ではこのTEMU2000型と、同じく日本の日立製作所が製造したTEMU1000型(後述)を使った列車へ乗客が集中しており、これら車両を使う列車については値上げ、古い車両を使う列車については値下げが検討されているそうです。

■ロマンスカーや新幹線で培われた最新技術
 今回、台湾から追加受注されたTEMU2000型の設計最高速度は150km/hで、営業最高速度は140km/hです。

 その大きな特徴である空気バネ式車体傾斜装置は、台車(車輪のある部分)と車体のあいだでクッションの役目を果たしている「空気バネ」を操作することで、車体を最大で2度まで傾けることができます。

 この空気バネ式車体傾斜装置について日本車両は「小田急VSEやN700系新幹線電車等における当社の実績が高い評価を受け」台湾でも採用されたとしています。小田急の看板特急車両である50000形ロマンスカー「VSE」と東海道・山陽新幹線のN700系も同様に空気バネ式車体傾斜装置を搭載しており、日本車両はそれらの車両も製造しています。つまり小田急ロマンスカー「VSE」やN700系新幹線のDNAを受け継いだ車両が台湾を走っている、というわけです。

 台湾ではこのTEMU2000型を使って、「普悠瑪(プユマ)」号という名前の列車が運転されています。主な走行区間は台北近郊の樹林駅と台湾東部の花蓮駅、台東駅とのあいだです。また「普悠瑪」とは台湾東部の原住民の名前で、「団結」といった意味もあり、台湾で行われた一般公募で決定されました。

 日本車両によるとこのTEMU2000型を使った「普悠瑪」号は、台北などから台湾東部への帰省に役立っているほか、観光客が増加するなどの経済効果も出ているそうで、それらは「日本の最新技術が台湾の交通インフラの機能向上に役立っていることの証明」だとしています。また今後も「台湾の鉄道インフラの更なる拡充に寄与するべく活動」していくとのことです。


■九州と台湾で走る特急車両の兄弟

 TEMU2000型の「普悠瑪」号が走る台湾東部には「太魯閣(タロコ)」号という、先述した日立製のTEMU1000型を使った特急列車も運転されています。そしてこのTEMU1000型は、日本を走っているある在来線特急の兄弟車両だったりします。

 日本を走っている「兄」は同じく日立が製造し、2000年に営業運転を始めたJR九州の885系電車。特急「かもめ」(博多~長崎)や特急「ソニック」(博多~大分・佐伯)で使用されている車両です。

 このTEMU1000型と、その元になった885系には、「普悠瑪」号に使われるTEMU2000型と同様に車体を傾けて乗り心地を落とさずカーブを高速で通過できる装置が搭載されていますが、「空気バネ式車体傾斜装置」ではなく「制御付き自然振り子装置」という別のシステムを使っています。こうした車体を傾ける装置を備えたTEMU2000型とTEMU1000型は、それを備えない車両より25km/h高い速度でカーブを通過可能です。
【了】
ーーー  ーー  ーーー  ーー

  東南アジア諸国では、日本では引退した車輛が結構走っているようですね。

  JR各社、私鉄各社で引退した車輛が、フィリピンやインドネシアで、走っていたりするのですね。

  ご存知の様に日本の在来線は、狭軌ですね。大東亜戦争時、短い期間で、敷設した鉄道は狭軌だったのでしょう。

  それが数十年の時を隔て、今また、日本車輛のミニブームが起こっているのかもしれません。

  時を超えて、現在の僕達に恩恵を与えてくれている先人達の業績は、驚嘆に値します。そう思いませんか、貴方は?

  先人達は素晴らしいですね!