最近巷の声に触れるようになったからか
色んな意見に触れることがある。
悲しいのは我が我がと正しさを主張して
言論を拳に変える人がいることだ。




時代は移り変わるものだから
生まれた世代によって考え方も違う。
何を見て何を考え何を重んずるのか
それは人によって異なるのが当然なんだ。




中国思想では政治について
王道と覇道という言葉がある。
僕は『仁』によって治める王道を
理想の政治だと思うけれど…
『仁』の端緒となる惻隠の情を持つ人は
果たして政治など志すだろうか…




僕は家族とも友達ともね
政治の話なんてしたくない。
誰に投じたとか何が変わる
変わらないなんて、そんなね…
つまらない話はやめてもっと笑いたい。




世界を変えるのは政治だけじゃない
戦争も地獄も個人の心にあるように
思いの通った言動の先に萌芽するのが理想郷。
刺々しい言葉の応酬こそが
世界を濁悪世に変えてゆくのだから。




僕は人と人とが手を携えあって欲しい
思想を刃に傷つけあって
老いたるを…病みたるを…
我しらず追い詰めてはいないだろうか




僕は人と人とが手を携えあって欲しい
この世には不平等も理不尽もあるよ
だからこそ人は人を労わるんだ。
老いる姿も病む姿も
それはあなたの大事な人の姿であり
あなたのやがての姿に違いないよ。




僕はね
ずっと身体が動かなくて
でもそれは傍目に見て
分かる症状ではなかったから
なかなか周囲の理解を得られなかった。




あの頃の僕のような
心持ちのまま命を絶った人が
どれだけ沢山いることだろうね。
僕は命を絶った人はね
世間に殺されたんだと思っているよ。
責任の所在を個人に求める
非寛容な世間と心ない嘲笑に殺されたと…




紙切れ一枚納めたならば
あなたはあなたのやり方で
今日に幸せを導いてほしい。
世界の縮図は個々人の心に
あなたが笑顔で生きる姿から
幸福はたちどころに波及していく