「人は必ず死ぬ。自分も...」


頭では誰もが理解してる筈です。

しかし、大半の人はどこか他人事のように思っているのではないでしょうか。


私もそうです。

死の瞑想とは仏教に由来する実践です。


生命の有限性・死の避けれれない事実を冷静に観察・認識する事で、日常の悩みや執着から解放され、今この瞬間を大切に生きる知恵を育むための瞑想法です。

※過度なストレスや悲観やトラウマを抱えている場合には負担になる可能性がある為、心身が安定している状態で行う事が推奨されているそうです。

手順は

1. 姿勢と呼吸を整え、瞑想する


2. 『自分も、愛する人も、生き物全てが例外なく死ぬ』という事実を思い描く


3. 『今日すぐに死ぬかもしれない』と、死がいつ訪れるか分からない無情性を確認する。


4. 『死の瞬間にもっていけるものは何か?』と自問し、財産、地位、人間関係など死後に持って行けないモノへの執着を手放す事で心をクリアにする。


5. 死をリアルに意識する事で、『今この瞬間をどう生きるか。本当に大切なものは何か』に気付き毎日の生活をより大切に過ごす。

こんな感じの段取りだそうです。

これに近い事を最近やり始めました。
上記のやり方とちょっと違い、もっと身体に直接死のリアルを感じれる方法です。※人によっては危ないかもしれないので真似しないで下さい。

かなり単純な方法です。

通常の瞑想をし終えたら、自分が真っ暗な海に沈んでしまった状況をイメージし、息を止める。

これ以上持たない限界まで来たら息を吸い込む。そうすると当然ですが、楽になります。

このタイミングで、手を合わせて、今日も生きれている事に感謝する。


死ぬ時のイメージは他にも色々あります。ここには書けませんが、恐怖と苦痛をより強くリアルに感じれば感じる程その反動が大きいものとなり、以降の時間に緊張感が生まれます。

ただ、人間は良くも悪くも忘れてしまう生き物なので、常日頃からその状態を維持できるように、毎朝やるようにしています。

Excelのタスク実行リストに追加で、『死の瞑想』を入力

(タスク実行リストは、やるべきタスクが一覧になっており、それまでやってきた回数がカウントされ、数値として可視化できるようになる表です。モチベーションの維持や習慣化に役立つ強力なツール)


『苦しんで死ぬ』を基準に生きると、それ以外の全てがそれよりもマシになります。
セルフで基準値を下げる訓練。

物理学者のスティーブンホーキング博士が、若い頃に病気で身体が麻痺してしまい、それ以降に起こる事全てがボーナスのようなものだと言ったように。


ただ、突き詰めすぎると危険かもしれませんし、頻度を上げると悲壮感が出過ぎて、人が離れていきそうなので、一日一回、自分の匙加減で調整しながらやっております。


楽天的な部分と悲観的な部分のバランスを調整し、一番良い状態を維持する。

冷水シャワーと共通するかもしれません。人は少しだけ困難な方を選び続けることで、心は確実に鍛えられます。

楽な道ばかり歩けば、感性は鈍ります。
適度な負荷は、生きる感覚を取り戻してくれます。

死を意識すると、生が濃くなる。


死を見つめることは、生きることを諦めるためではありません。

誰よりも生き切るためです。

生産的なタスクも娯楽も、できる限り楽しむように、没頭できるように。

死の瞑想に加えて、身体的苦痛が伴う事により、よりその効果が顕著に。

ぼやけていた生活が鮮烈に色づき始めました。

FIREして3ヶ月。人生を舐めてダラダラ過ごしていた自分にとって良い刺激になっています。

死を忘れず、それでも笑って生きる。