チョコの花より美男ですね -8ページ目

チョコの花より美男ですね

美男ですね、花より男子、成均館スキャンダルの二次小説、スイーツなど、日々のささやかな幸せについて

お久しぶりです星

大好きなみな様お元気でしょうか??
私はお仕事が忙しいのと、色々色々色々あって、ブログを更新できずにいましたくま

こんな変なお天気で気分も晴れませんが、少しでもほんわかしてもらえたら嬉しいです星 星 星
2話~3話 完結で考えています星

───

ふぅ。
ミナムは今日何度目かの深いため息をついた。

テギョンさんは元気かなぁ。
ちゃんとご飯食べてるかなぁ。少しは眠れているのかなぁ。

外は大雨で、最近は雨ばかりで、ちょっとでも晴れてくれたら気分も明るくなるのに、なんて思ってしまう。

でも今の時期に雨がちゃんと降ってくれないと、美味しいお米やお野菜を食べることができないし、別に雨はそれほど嫌いでもない。それでも、その雨にさえ八つ当たりしないとやってられないくらい、ミナムはテギョン不足なのであった。

最近のテギョンは、いつにも増してお仕事が忙しいようなのである。
ぽっかりと空いた時間があるものなら、事務所の音楽室に詰めて新曲を作っているし、合宿所に帰ってきたと思ったら、ばたりとベッドに倒れているような状態だ。

「テギョンさん働き過ぎよね。」

大切な大切な豚うさぎを抱きしめて、その大きな耳にひそひそ話しをするように呟いてみる。

『そうだ!そうだ!』
今度は少し甲高い声をだして、豚うさぎ役もしてみる。

「そうよね!そう思うよね!!」

『うんうん!少しは構って欲しいよね!』

「でも…あなたはかわいがってくれるかもしれないけど…」
自分で豚うさぎ役をやったくせに、少し悲しくなってしまうミナム。

どうせ私は嫌われてますよ。そうですよ。
別にテギョンさんに会えようが会えなかろうが、関係ないただの迷惑人間ですよ、私なんて。

『そんなことない!テギョンさんだってミナム…ミニョのことそんなには嫌いじゃないよ!』

「そうかなぁ…。」
自分で自分を慰めてしまい、ミナムはもっと落ち込んでしまった。

豚うさぎはいいなぁ。だってテギョンさんが産みの親なわけで、きっと思い入れは深いはず。
私なんて私なんて…。

豚うさぎの耳を引っ張ったり、丸めたりしていじいじしてみても、テギョンは全然帰ってこないし、雨は全く止まないし、夜が更けるにつれて、段々寒くなってくるしで、完全に良からぬ妄想にとりつかれてしまったミナムは、とんでもない結論を出してしまった。

「もしかして…私がテギョンさんのお部屋に寝泊まりしてるから、帰ってきたくないのかな?だからあんな倒れそうなスケジュールを組んでいるのかな…。」

『そ、そんなことないはずだよ…。』
豚うさぎ役の自分すら気弱になってしまう。

よくよく考えてみると、あんな殺人的なスケジュールをこなして帰ってきてみたら、私がお部屋でぐーぐー眠っているなんて…、たまらなくイライラしちゃうに違いない。

ミナムは慌てて布団を丸めてつかむと、真っ青な顔でテギョンの部屋から飛び出た。

どうして今まで気がつかなかったのよ!!
最近少しだけ優しいからって、調子にのってしまっていたんだ!私のばかばかばかー!!!

でも…今夜からどこで眠ろう…。

重たい布団をぽすっと下ろすと、泣きそうなのをぐっとこらえてその場にしゃがみ込んだ。

どのくらい時間が経ったのか、しばらくすると、

「ミナムどうしたの?」

頭の上から優しい声がして、ぱっと顔を上げたら、シヌが目を丸くして腰をかがめて自分を見つめていた。

「あ、あああの…。」

何と言えばいいのか分からず口ごもっていると、シヌが何かを感じとってくれたのか、満面の笑みを浮かべてミナムの頭をよしよしした。

「俺の部屋で眠る?」

「…いいのですか?」

ミナムがどうして分かったの?って顔で目を見開いているのが、あまりにかわいくて、シヌはドキドキする胸を少し押さえてから、しゃがみ込んでいるミナムに手を差し伸べた。

「いいに決まってる。」

シヌのその手を取りながら、ミナムは申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

「すみません…。こんな夜遅くに。明日にはぬいぐるみのお部屋を掃除しますから、今夜だけよろしくお願いします。」

「そんなことない。俺は嬉しいんだから。」

「シヌさん…。」

「さぁ、早く俺の部屋に行こう。ちょうど今から紅茶でも淹れてこようかと思ってたんだ。少し寒いだろう?」

つかんだミナムの手をぐいっと引いて立たせ、布団をひょいっと軽々と抱えたシヌは、ためらっているミナムと布団を自分の部屋に少し強引に押し込んだ。

あんな泣きそうな顔をしてどうしたんだろう、そう気にはなるのだが、今夜から自分の部屋でミナムが眠るのだと、考えるだけで、とんでもなく嬉しくてたまらないシヌは、鼻歌でも口ずさんでしまいそうだった。

それから、いつもよりも更に丁寧に紅茶を淹れ、レンジで少し温めたチョコチップクッキーをトレーに乗せ、自分の部屋で待つミナムに差し出すと、安心したようなかわいい笑顔を向けてくれた。

シヌはたまらなく幸せな気持ちで、どうして泣きそうだったのか、テギョンの部屋を出たのは何故か、それらの理由は一切聞かず、ただ、紅茶を飲み、チョコチップクッキーを美味しそうに頬張るミナムを見つめ続けた。

そして、眠そうに目をこするミナムに歯みがきをさせて、少しだけ悩んでから、自分のベッドの真横に布団を敷いて寝かせた。

外の雨音は激しさを増していたが、シヌはとても満ち足りた気持ちでその音を聞いていた。

どうせ…すぐに奪い返しに来るんだろう?だから、今夜だけは俺に独占させて。

そんな風に思いながら、むにゃみにゃと口を動かして幸せそうに眠るミナムに、思わず顔を近づけていた。



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読んで下さってありがとうございました
久しぶりにお話を書いたら、なんだか変な感じで…
もし読みにくかったらすみませんくま
またいつもと同じように、両親の葬儀の後、おじい様が車に乗って自分を置いていく光景が頭に浮かぶ。

それはふとした時、例えば、浴槽に気持ち良く浸かっている時や、起きぬけなどで、自分ではどうすることもできないので、本当に困ってしまう。

ただ、その光景が頭の中から去ってくれるのを待つか、何か現実の出来事がその思考を遮ってくれる他、自分を解放はしてくれない。

今朝も、朝食のホットケーキを一口頬張ったところで、またあの光景が頭の中を駆け巡る。

俺は目を閉じて、ただこの恐怖の時間をやり過ごすしかない。

そんな時、不意に携帯の着信音が、俺を救ってくれた。

画面に浮かぶ文字は、クム・ジャンディ。

なんだか泣いてしまいそうになりながら、俺は画面をタッチした。

「もしもし。」
「ジフ先輩!おはようございます!」
「あぁ…おはよう。」
「あれ?どうかした?」
「ん?」
「なんか声に元気がないから。」
「…そんなことないよ。」
「本当?」
「うん。」
「そう?それなら良いんだけど…。」
「どうかしたの?」
「あのね!大変なの!カウルがね、ナンパされたんだって!」
「それで。」
「あっ!こんなことで電話してごめんなさい!でもね、ジュンピョだったら話しにならないし、こんな時はやっぱりジフ先輩に冷静に判断してもらいたかったの。」
「…そう。」
「うん!そう!だってね、前の彼氏もナンパだったしね、ちょっと心配なの。」
「ジャンディ、ジャンディの友達は大丈夫だよ。」
「何が??」
「そんな奴にはもうついて行かないから。」
「どうしてそんなことが分かるの??」
「彼女喜んでなかったでしょう。」
「凄い…先輩どうして分かるの?もしかして、もうカウルから相談された?」
「いや、彼女の連絡先なんて知らないし。」
「…そうだよね。」
「ふふふ、ジャンディにはまだ分からなくていいよ。」
「どうしてそんなこと言うの?教えてよー!!」
「きっとその内、本人がちゃんとジャンディに話してくれるから。」
「なんだか、私よりもジフ先輩の方がカウルのこと理解してるみたいで悲しいな。」
「そんなことないよ。きっとジャンディとジュンピョ以外の周りの人間はみんな分かるはずだから。」
「…ますます面白くない…。」

思わず笑みが浮かぶ。

だって、そうだろう?どう考えても、彼女はイジョンのことが好きなんだから、そんなナンパ野郎についていくわけないじゃないか。
分からないのは鈍いジャンディとジュンピョだけだよ。

「とにかく大丈夫だから。」
「うん、分かった。ジフ先輩がそう言うなら信じる!朝からごめんね!」
「いいよ、じゃあまた学校でね。」
「はい!またあとで!」

よほど心配だったのか、いつもより息の上がった大きな声で電話が切れた。

気がつけば、さっきまでの悪夢のような光景はきれいさっぱり消え去り、今では頭の中いっぱいにジャンディのほっとした笑顔が溢れている。

俺は、さっきまでとは逆に、いつまでもその笑顔が頭の中から消えないように、またそっと目を閉じた。

いつかジャンディが俺の傍でずっと笑っていてくれたら、それだけで他には何もいらないのにな。

そんなことを思いながら、目を閉じていても感じる暖かい日差しの中で、ほんの少しだけ涙を流した。



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読んで下さってありがとうございます三日月
書いていて自分が悲しくなってしまいましたが…
聞いて下さいーはーと
とうとうとうとう生ヒョンジュンさんに会えるんですーはあと 嬉しいーはぁと