チョコの花より美男ですね -5ページ目

チョコの花より美男ですね

美男ですね、花より男子、成均館スキャンダルの二次小説、スイーツなど、日々のささやかな幸せについて

こんばんはですはぁと

急に、寒くなったかと思えば、また暑くなったり…
皆様、体調は大丈夫でしょうか?心配ですくま

そういう私はすっかり風邪をひき、ベッドで横になっていると、突然このお話ができていましたはぁと
 今はもうすっかり元気元気です!!

ドラマの中で、テギョンのお誕生日を一緒に過ごした最後、ミナムがテギョンをぎゅっと抱きしめますよねはぁと
その直後のお話ですはぁと

この時期、ミナムは、もうテギョンのお部屋で眠っていましたよね?覚え違いだったらすみません…くま

テギョン幸せになってーはぁと


─────


『あなたが生まれた今日は、本当に大切な日だ。生まれてきてくれてありがとう。』

違う、違う。
この言葉は院長様からミナムへ向けた言葉であって、俺へのものではない。

そう思おうとするのに、抱きしめられた体は温かく、心まで満たされていく。
ほんの少し前に付けられた傷すら見えなくなるほどの柔らかな感情がテギョンを支配していく。

素直に喜びたいのに、その術を知らないテギョンは、ニヤリと意地の悪い笑みを浮かべると、あんな奴でも役に立つことがあるのだな。などと、かわいくないことを口にした。
けれど、高鳴る胸だけは、いつまでもその早いリズムを刻み続けていたのであった。

どのくらいそうしていたであろうか、ふと我に返ったテギョンは、軽い足取りで自室へ戻ろうとして、はたと足を止めた。

そういえば、あいつがいるではないか。
どんな顔をして会えばいいのか、いや別に気にするようなことではない。あれは勝手にあいつがやったことなのだから、俺には一切関係のないこと。何をうろたえることがあるというのか!!

平常心。平常心。

呪文のようにぶつぶつ唱えながら、どうにか自室前にたどり着くと、俺はちっとも動揺などしていないぞ!と言わんばかりに、少し乱暴に扉を開けた。

すると、いつと変わらない規則正しいミナムの寝息が聞こえてくるではないか。

拍子抜けしたテギョンは、床にぺたりと座り込んだ。普段なら絶対にしないようなことだ。

すーすーと聞こえるただの寝息が小鳥のさえずりのように、時折、布団が擦れれば、それが葉擦れの音となり、穏やかな春の日だまりが突如として、心の中に出現した。

あまりにもロマンチストな自分に笑いが込み上げて、冷静になろうとミナムの寝顔をのぞいてみた。

………えっ!?こいつってこんなにもかわいかったかな???

相変わらず変な顔だと、心の中で罵ってやろうと思っていたのに、とてつもなくかわいく見えてしまう自分の目。

視力が一気に低下してしまったのではないかと、何度も目をこすって見てみるのだが、とにかくかわいい。むしろ、なぜ今までこんなにかわいい子であることに気がつかなかったのか、自分を疑ってしまう程にかわいく見えてしまうのだ。

テギョンは何だか絶望的な気分になって、よろめきながら自分のベッドにぱたりと倒れると、またあの言葉が頭の中を占めはじめる。

『あなたが生まれた今日は、本当に大切な日だ。生まれてきてくれてありがとう。』

あれは何かの呪いか?

どうにかなってしまいそうで、頭をかきむしり、のたうち回っても、その間中ずっとリピート再生され続けるミナムの声。

もし、あの言葉をシヌやジェルミにも言っていたら。抱きしめてまで…。

そう考えると、体の内側から怒りが爆発してしまいそうになる。

なんだんだ一体!!!

自分はこんなにもおかしなことになっているというのに、何事もなかったかのように眠りにつくミナムに突如として怒りが込み上げてきたテギョンは、大股でどすどすとミナムに近寄り、思いっきり蹴りつけてやろうと、その顔を見下ろして…

やっぱりかわいい…。

その場にしゃがみ込んでしまった。

ほんの少し前までの長年親しんできた目が、そっくり違う別の目に変わってしまったのではないか。

もしくは、目には見えない特殊な眼鏡を誰かにかけされられた??

ありもしない妄想にとりつかれたテギョンは、急いで鏡で自分の顔をチェックし始めた。

やっぱりいつもと変わらない自分の顔だ。
そ、それもそうだ…目には見えないと自分で言っておきながら…。

今までに感じたことのない混乱の中、もう一度ミナムを見てみると、ぼんやりと光って見える。

もうだめだ…。

テギョンは走ってベッドまで戻ると、また、ぱたりと倒れた。

そして、明日にはこの呪いなのか、特殊な眼鏡なのか、とにかく今までの自分を取り戻せているように、胸の前で十字架をきったのであった。

けれど、その最中でさえも、『あなたが生まれた今日は、本当に大切な日だ。生まれてきてくれてありがとう。』と、ミナムが愛おしい声で自分にささやき、抱きしめられた時の体温が体をかけ巡る。

それはテギョンにとって、たまらなく絶望的で恐ろしいものであるはずなのに、気がつけば甘い予感がそれらを凌駕してしまう。
そのことがまたテギョンにとっては、底知れぬ脅威なのであった。

まだ自分にも、幸せになりたい、認めて欲しいと思う気持ちが残っていることを知ってしまう恐ろしさ、その幸せの先にあるお伽話のような世界に思いを馳せずにはいられない自分に対する怒り。

そんな思考が頭を占めはじめる前に、やはり先ほどのミナムの言葉が頭の中に流れはじめる。

良いのか悪いのか…。

テギョンは苦笑いをこぼし、その頭の中に残る心地よい声と、小鳥のさえずり、葉擦れの音に耳を傾けた。

数分も経たぬうちに、穏やかな眠りについたテギョンは、きっと想像すらできなかった、夢のような夢を見ているに違いない。



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読んで下さってありがとうございますお星様
書いているうちに頭がこんがらがって、変な方向へ行ってしまいましたが、とにかくテギョンは幸せな眠りにつけましたはぁと それだけでも、なんだか嬉しいですはぁと



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えへへはぁと JangRingさんはぁと
今ハマっている、大人のたけのこの里1箱で作りましたぁはぁと
めちゃくちゃ美味しいですよぉはぁと

DSC_0003.JPG 
横に…

こんにちはですクマ

もう過ぎてしまいましたが…ずっと書きたいなぁと思っていたお話です。

ほんの少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです雲月


─────


「今夜は曇りですね…。」

薄暗くなったリビングで、誰に向けたわけでもない呟きに、ミニョがこの日をどれだけ楽しみにしていたか知っているテギョンは、なんと答えたらいいのか分からずに黙りこんでしまった。

気にするな。

ダメだダメ!
気にするなって、いったい何を気にするななんだ。意味が分からない。

月くらいいつも出ている。

もっとダメだ…。
中秋の名月なんだぞ!!


そんな、ちょっとしたパニックになっているテギョンをよそに、シヌがミニョの肩を抱き、

「ミニョ、大丈夫だよ。もし月が見えなくても、ミニョの作ってくれるお団子楽しみにしてるんだからね。」

と、八重歯を見せた特別甘い笑顔を見せている。

また、ジェルミは必死に何やら作り始めている。
画用紙にクレヨンに…恐らく、いや絶対にあれは満月だ。


そんなジェルミを、シヌに肩を抱かれながら嬉しそうに眺めているミニョを、少し離れたところから見ているテギョン。

心がざわざわする。

テギョンはミニョから視線を外し、気持ちを落ちつけようと、そっと胸に手を当てた。

いつもより少しだけ早い鼓動に首をかしげるテギョン。

あれ?
俺ってそんなに中秋の名月に満月が見れないことが悲しいのか?

今までそんなこと気にも留めていなかったはずなのに。

不思議な気持ちで、またミニョに視線を戻すと、ジェルミが手作りの画用紙満月を満面の笑みでミニョに渡している。ミニョもとても幸せそうだ。

なんでなんだ?
さっきよりももっとざわざわする…。

そこまで考えたところで、体が勝手に動いた。

ミニョの肩にあるシヌの手を払いのけ、ミニョの頭をよしよししていたジェルミを倒して、気がつけばミニョを自分の腕の中に閉じ込めていた。

全員がぽかんと口を開けてテギョンを凝視している。

テギョンもまた、自分のしたことの理由が見つからず、ぽかんとしていると、突然、

「あ、あの…もうお月様なんて出なくてもいいです!!」

ミニョが真っ赤な顔で目を白黒させて叫んだ。

「わ、私の作ったお団子を、今夜テラスでみなさんに食べてもらえるだけで十分です!!」

テギョンは、自分の腕の中で一生懸命言葉をつなぐミニョを見つめながら、心のざわめきがピタリと止んだことを、もう知らないふりはできないと、ぼんやりと思っていた。

「満月など関係ないのだな。」

ミニョにだけ聞こえるように小声でささやけば、ミニョの顔はますます赤くなり、何度も何度も頷いている。

「はい!そうなんです!お団子の方が重要なんです!私、何度も練習して最高に美味しいのができたんです!!」

自分の心の内とは180度違う方向の答えを聞いて、テギョンは苦笑いを浮かべながらも、ミニョを抱く腕に力を込めていた。

月が出ていようがいまいが、中秋の名月に、同じ場所で同じ時に一緒に居られる幸せをかみしめながら。

そして、今まで願うことさえ許されないと思っていた未来の約束を、今ここでミニョに強要してしまいそうな自分に、なんだか訳も分からず涙があふれてきてしまうのであった。




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読んで下さってありがとうございますお星様
今日で三連休も終わりですね。明日からまた日常に戻るのかぁ。
朝晩冷え込むようになってきましたので、皆様お体には気をつけてくださいね!!

我慢できない。でも、我慢しなくちゃ。

誰もいないリビングのソファで、ごろごろしながら、ミナムは携帯を見つめてはため息をついている。

テギョンさんが、いや、シヌさんとジェルミもなのだが、映画の撮影で地方へ行ってしまって、気が付けばもう秋になろうとしている。

リビングに置いてあるカレンダーを見て、あまりに長い間離れてしまっていることを確認するのが嫌になって、日にちを数えるのをやめた。

初めのうちは、会いたくてたまらなかったのだが、どういうわけか、段々と声がききたくてたまらなくて、我慢することができなくなってしまった。

それからは、何か理由をつけては忙しいテギョンに電話をかけてしまい、その度に怒鳴られて電話を切られてしまっていた。

コ・ミナム!コ・ミナム。コ・ミナム…

色んなアクセントで名前を呼ばれる度に、コ・ミニョじゃなくて、本当にコ・ミナムになってしまっても構わない!なんて馬鹿みなたいなことまで考えてしまうくらいに、とっても嬉しくてたまらないのであった。

けれど、撮影も半月を過ぎた頃、テギョンの声に疲労がにじんできたことに気がついたミナムは、ここ1週間はどんなに声がききたくても我慢している最中なのだ。

私って、テギョンさんの声が好きなのかなぁ。

大好きなテギョンのことを思い浮かべる時、子犬のようなかわいい笑顔、不思議な髪形や、テギョンにしか着こなせないであろう斬新な洋服、それらと同時に、あの低くて甘い、自分を呼ぶ声がきこえてくる気がするのだ。

もし、テギョンさんの声が半高くて鼻にかかるような声だったとしたら、こんなにも声がききたくなったりしただろうか。

半高い声でラブソングを歌うテギョンを想像して、つい吹き出してしまうミナム。

まぁ、それはそれでかわいいなぁ。うふふ。

あんまり人気も出ないだろうなぁ、なんて思うと、なんだか少し嬉しい。

ファンクラブの会員も激減で、映画にだって出なくてよくなって…そしたら毎日ここでテギョンさんの声をきいていられるのに。
あっ!でもその時もテギョンさんの声は半高いのか…うーん…悩ましい…

そんな変な妄想を膨らませていると、転がしてあった携帯が勢いよく鳴りはじめた。

テギョンさんだ!!!!!

慌てて通話ボタンをタッチすると、う、うーんと、テギョンの咳払いが聞こえてきた。

「テギョンさん?」
「そ、そうだ。」
「どうされたんですか?」
「い、いや別に…。」
「?」
「ななな何をしていたのだ。」
「…リビングのソファでごろごろしていました。」
「暇なのか?」
「はい…だって私だけのお仕事なんて少ししかありませんし…マ室長やワンさんだってテギョンさんたちの撮影に同行してるじゃないですか。だから…。」
「じゃあ何で電話をかけてこなくなった。」
「え?」
「電話!かけてこないじゃないか!」
「あぁ、だってテギョンさんお忙しいでしょうから…。」
「…別に。」
「別に?」
「別に忙しくない。」
「えっ?」
「電話くらい大したことはない。」
「でも…テギョンさん疲れてるみたいだったし…。」
「だったし?」
「いつも、コ・ミナム!って怒るから…。」
「怒ってなどいない!!」
「そ、そうなんですか??」
「…あぁ。」

よく意味が分からないけれど、どうやら電話を毎日かけていたことをテギョンは怒ってはいないようである。

少し考えてから、ミナムは、
「…電話かけてもいいんですか?」
と、恐る恐る聞いてみた。すると、
「………別にかまわない。」
一瞬の沈黙の後、物凄く低くて小さな声がきこえてきたのであった。

ミナムは急に心臓がどきどきして苦しくて、じんわりと涙があふれてくるのが自分でもわかる。

「あ、ありがとうございます。」
涙声にならないように、精一杯頑張ったけど、テギョンさんに気づかれてないかな。

不安になりながらテギョンの声を待っていると、
「…明日は夕方には撮影が終わるから、18時以降ならいつでも電話に出られる。」
ぶっきらぼうな低い声がきこえてきた。

ミナムは嬉しくて幸せで、涙が我慢できなくなってしまい、携帯を少し離してから鼻をすすった。

「はい。必ずその時間に電話します。」
「…待っているからな。」

ミナムが泣いていることに気がついたのか、最後のテギョンの声はひどく優しくて温かい声で、その声をミナムは今まできいたことがない声だと思った。だから、少し素直になれたのかもしれない。

「はい!とっても嬉しいです!!」

電話の向こうで、テギョンが息をのむのが分かった。

びっくりしただろうか、呆れただろうか。けれど、自分がテギョンのファンクラブ会員であることを知っているのだから、大したことではないだろうと、自分を納得させて電話を切った。

まさか、テギョンが電話をにぎりしめたまま、真っ赤な顔で固まってしまっていたなんて、ミナムには想像もできないことなのだから。

あ、あいつ…。俺を翻弄する気か!!



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読んで下さってありがとうございますお星様
急に寒くなりましたねぇ。なんだか寂しい気がするのはどうしてでしょうか。
短編ばかり書いて、全く本編が進まなくてすみません♥akn♥