「さぁ、ミニョ。とりあえず合宿所へ戻ろう。ここではゆっくり眠れないだろう?」
「はい…しかし…私は本当に反省会へ行かないで良かったのでしょうか?」
「なっ!!」
テギョンはさっきまでのゆるゆるの顔から一変し、眉をこれでもかとよせている。
「すすすすみません!!!」
ミニョが慌てて謝っている姿を見ると、何とも悲しくなってきてしまうテギョン。
「反省会へ行きたいのか?その体で?」
本当はそんなことを聞きたいわけではなかったのだが、無難な質問が口をついて出る。
「いえ…その…行きたくないこともないのですが、その…私のせいで皆さんが行かないといけなくなってしまって…」
テギョンは堪らず、一生懸命顔おろおろしながら弁明するミニョをぐいっと引きよせた。
「ああああの…テギョンさん…」
「お前は、今俺と二人で居ることは嬉しくないのか?」
「え…」
「俺は…物凄く嬉しくてたまらなかった。あいつらが居なくなって、本当の意味で二人になれて、本当に嬉しかったのに、お前は何も感じないのか?」
ミニョは、予想外のテギョンの言葉に、胸の奥がきゅーっと締めつけられるように痛み、ぶわっと目に涙が溢れてきた。
私は一体何をしているのだろうか。大好きなテギョンさんにそんなことを言わせてしまって…。
テギョンは自分の肩に温かい涙を感じて、更にミニョをぐっと強く抱きしめた。
「泣かせたいわけじゃない。ただ、俺はお前が本当に俺のことを好きでいてくれているのか、まだ自信がないのかもしれない。」
「大好きです!大好きでたまらないから、まだ私の方こそ信じられないのです!!」
「信じられない?」
「はい…その…私なんかのことを本当にそんなにも大切に思っていてもらえるのかなって…。だから私と二人でテギョンさんが嬉しいだなんて夢にも思わないくて…。本当に嬉しいですか?」
「当然だ!お前は俺が選んだただ一人の女性なのだから。」
「ただ一人…。」
「そうだ。俺の人生の中で初めて好きだと思った女性だ。」
「うううっ…」
ミニョはたまらず嗚咽をもらし、涙が次から次へあふれてくる。
テギョンはそんなミニョを優しく柔らかな眼差しで見つめて、その涙を指で何度も何度も拭っていく。
「多分…俺がこんなにもお前のことが好きなのだから、もし生まれ変わりがあるとしたら、ミニョは俺の生まれ変わりに出会うまでずっと一人かもしれないぞ。」
「えっ?どういう意味ですか?」
「鈍い…だーかーらー!来世にまで影響を及ぼしてしまうほどに、俺の気持ちが大き過ぎて困っているってことだ!!分かったか!」
「は、はい!!!」
真っ赤な顔で何度も頷くミニョの顔は、今までに見たこともない程に幸福に満ち溢れており、テギョンは胸がいっぱいで息をするのも忘れるほどであった。
来世のお前まで独占したいと思うほどのこの自分の気持ちをこのまま言葉になんて変換しないで、ミニョに直接伝える方法があればいいのにな。
そしたらお前はどうするだろうか?
逆に重すぎて怖くなってしまうだろうか?それともちゃんとその全てを受け止めてくれるだろうか。
きっとお前なら…
テギョンは自分の気持ちの深さに苦笑しながら、ミニョの頭をよしよしした。
にほんブログ村
読んで下さってありがとうございます

反省会の前にちょっとテギョンを挟んでしまいましたぁ
ミニョが羨ましい!!!いいなーいいなーいいなー

