「「え?なんでこいつが??」」
合宿所に帰り着いたジェルミとミナムの目に飛び込んできたのは、リビングのソファで華奢な体を小さく折りたたんですまなそうに座っているチソンであった。
「公園で会ったから。」
シヌが何て事もないように言うから、ますます困惑してしまうジェルミとミナム。
自然にチソンへと目がいくと、顔は腫れ上がり、白のシャツは汚れ、血が滲んでいる。
ジェルミとミナムは震えながら目を合わせた。
きっとシヌさんがやったんだ…。
これ以上チソンについて聞くことを諦めた二人は、話題を変えようとジェルミが口を開いた。
「そ、そそういえば、テギョンさんとミニョは?」
ぎろりとシヌがジェルミを睨む。
あぁ、今日は絶対に帰ってこないんだな…。
ジェルミはシヌの視線に怯えると同時に、とてつもなく哀しい気分になっていた。
遅かれ早かれそのような日が来ることは分かってはいたが、どうにもまだ心の準備ができていないのだ。
テギョンさんとミニョは一体どこへ行ったのかなぁ?
あのいつもテギョンさんのホテル?もっと他のとこ??
唇をかみしめているジェルミ。そんな彼の肩をとんとんとミナムが叩いた。
「大丈夫。だってミニョ体調悪かったでしょう?きっともう眠ってる。」
「そ、そうだよね!そうに違い無いよね!!!」
「ミニョちゃん大丈夫なんですか??」
がたっとチソンが立ち上がると、心配そうにその小犬のような瞳を揺らせた。
「大丈夫じゃない。」
シヌが冷たく言い放つと、チソンは、「すみません…。」と、小さく頭を下げた。
何とも言えない空気がリビングを包む。
ここにいるのは憎むべき男であるはずなのに、同じ気持ちを抱える男でもあるのだから。
「とにかくもう寝ようか。明日からもやることはいっぱいあるんだから。」
ミナムが、ミニョのような笑顔を全員に向けたものだから、シヌもジェルミもチソンも皆が顔を赤らめて、そして背けた。
「そ、そうだな。」
「そ、そうだよね!」
「…ここで休ませて頂きます。」
それぞれが、気まずそうに席を立ったり横になったりするのを、ミナムはやるせない気持ちで見つめていた。
ミニョが何人もいたらいいのにな。
そんな子供じみたことを考えてしまった自分に笑いが込みあげてきて、何だか悲しくなった。
「おい、お前は逃げるなよ。」
ミナムは、チソンの背中に吐き捨てるように言うと、返事も待たずに自分の部屋へと向かった。
明日の朝になったらテギョンさんに電話をしてみよう。だって俺はあいつの兄なんだから。
そう考えると、少し心が軽くなって、口笛でも吹きたいような気分になっていた。

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読んで下さってありがとうございます
ミニョが本当に羨ましいです!!!
合宿所に帰り着いたジェルミとミナムの目に飛び込んできたのは、リビングのソファで華奢な体を小さく折りたたんですまなそうに座っているチソンであった。
「公園で会ったから。」
シヌが何て事もないように言うから、ますます困惑してしまうジェルミとミナム。
自然にチソンへと目がいくと、顔は腫れ上がり、白のシャツは汚れ、血が滲んでいる。
ジェルミとミナムは震えながら目を合わせた。
きっとシヌさんがやったんだ…。
これ以上チソンについて聞くことを諦めた二人は、話題を変えようとジェルミが口を開いた。
「そ、そそういえば、テギョンさんとミニョは?」
ぎろりとシヌがジェルミを睨む。
あぁ、今日は絶対に帰ってこないんだな…。
ジェルミはシヌの視線に怯えると同時に、とてつもなく哀しい気分になっていた。
遅かれ早かれそのような日が来ることは分かってはいたが、どうにもまだ心の準備ができていないのだ。
テギョンさんとミニョは一体どこへ行ったのかなぁ?
あのいつもテギョンさんのホテル?もっと他のとこ??
唇をかみしめているジェルミ。そんな彼の肩をとんとんとミナムが叩いた。
「大丈夫。だってミニョ体調悪かったでしょう?きっともう眠ってる。」
「そ、そうだよね!そうに違い無いよね!!!」
「ミニョちゃん大丈夫なんですか??」
がたっとチソンが立ち上がると、心配そうにその小犬のような瞳を揺らせた。
「大丈夫じゃない。」
シヌが冷たく言い放つと、チソンは、「すみません…。」と、小さく頭を下げた。
何とも言えない空気がリビングを包む。
ここにいるのは憎むべき男であるはずなのに、同じ気持ちを抱える男でもあるのだから。
「とにかくもう寝ようか。明日からもやることはいっぱいあるんだから。」
ミナムが、ミニョのような笑顔を全員に向けたものだから、シヌもジェルミもチソンも皆が顔を赤らめて、そして背けた。
「そ、そうだな。」
「そ、そうだよね!」
「…ここで休ませて頂きます。」
それぞれが、気まずそうに席を立ったり横になったりするのを、ミナムはやるせない気持ちで見つめていた。
ミニョが何人もいたらいいのにな。
そんな子供じみたことを考えてしまった自分に笑いが込みあげてきて、何だか悲しくなった。
「おい、お前は逃げるなよ。」
ミナムは、チソンの背中に吐き捨てるように言うと、返事も待たずに自分の部屋へと向かった。
明日の朝になったらテギョンさんに電話をしてみよう。だって俺はあいつの兄なんだから。
そう考えると、少し心が軽くなって、口笛でも吹きたいような気分になっていた。
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ミニョが本当に羨ましいです!!!