3,000 m、あるいは 2,000 m の障害物競走が行われる競技場では、一方の曲走路の内側か外側に水濠 が設けられ、そこへ進入するための走路も作られる。このため、障害物競走においては1周の距離は 400 m よりやや長いか、短いことになる。日本では外側にあるのが主流だが、(新設の第1、第2種公認競技場ではレーンの外側に水濠を設けることが求められており、既設の第1種、第2種公認競技場においても大規模改修時にレーンの外側に水濠を移動させることが求められている)欧米などでは逆に内側にある競技場が多い。
一方の直走路の終端部にはフィニッシュラインが引かれており、競技の種類や距離にかかわらずこのラインがゴールとなる。このラインから競技距離分だけ離れた場所にはスタートラインが引かれている。100 m 競走や 110 m ハードルでは直走路の延長部分にスタートラインが引かれ、直線コースで競走が行われる。セパレートコースを用いる 200 m から 800 m の競走ではレーンごとにスタートラインが引かれている。1,000 m 以上の競走ではオープンコースであるため、スタートラインは最初の曲走路入り口を中心とした弧になっている。
走路は白線によって各レーンが区切られている。400 m 以下の競走では選手は各々決められたレーンを走らなければいけない(セパレートコース)。800 m 競走など、スタートから一定距離はセパレートコースで、その後はどこを走っても良いオープンコースになる種目もある。レーンの幅は 122 cm と決められており、内側のラインから 20 cm の部分(ただし、トラック内側の縁石が走路より高くなっている場合は、最内レーンのみ縁石から 30 cm の部分)を走るものとして距離が測定されている。また中距離走 より距離の長いトラック種目や1600メートルリレー走 の2走以降は、必然的に最も内側の1レーンを走る。そのため、使用頻度によっては1レーン、あるいはインレーンほど表面の傷みが激しく、短距離走 などでは記録にも影響を及ぼすおそれもある。近年9レーンまである陸上競技場が第1種、第2種公認となった背景には、短距離走などで2レーンから9レーンの8レーンを使うことで、1レーンの使用機会をできるだけ減らし、表面を保護する目的もある。
徒競走リレー競走ハードル競走障害物競走 などが行われる周回走路。平行な2本の直走路と、それらをつなぐ2つの曲走路からなり、選手達は反時計回りにこれを周回する。その内端にはコンクリート、あるいは適当な材質の縁石を設けることになっている。1周の距離は 400 m が標準だが、第三種以下の競技場ではそれより小さなものもある。
  • 他の競技者の邪魔をしたり、走路をふさぐこと。
  • トラック競技で、2度目のスタートで不正スタートを行った競技者すべて(その者が1度目のスタートで不正スタートを行ったかどうかは問わない)。ただし混成競技では2回不正スタートを行った競技者のみ。また、2010年1月よりフライングを1回でもした時点で失格になることが2009年8月に決定された。
  • トラック競技で、レーンの内側を走ること。
  • セパレートレーンの各種目において、競技中に他者のレーンに侵入すること。
  • リレー走で、バトンの受け渡しをテーク・オーバー・ゾーン外で行うこと。
  • ハードル走で、ハードルをはみ出して低い位置で跳んだり、ハードルをわざと倒すなど失格行為を行うこと。
  • その他、定められた失格行為。
フィニッシュタイムの計測(トラック競技)
  • トルソー (ここでは頭、腕、足、手及び足を含まない部分を示す)がゴールラインをきった時点で走者のゴールとされる。
  • 写真判定 装置を用いる場合、10000メートル以下の競技では、1000分の1秒以下を100分の1秒に繰り上げる。10000メートルよりも長い競技では、100分の1秒以下を10分の1秒に繰り上げる。また、一部でも競技場外で行われるレースにおいては、10分の1秒以下を秒に繰り上げる。
  • 手動計時 の場合は、トラック種目の場合は100分の1秒以下を10分の1秒に繰り上げ、一部でも競技場外で行われるレースにおいては、10分の1秒以下を秒に繰り上げる。また、3個の時計 のうち2個が一致する場合はそのタイムが記録となり、全て異なる場合は真ん中のタイムが記録となる。尚、時計が2つのときは遅いほうのタイムを記録とする。そのため、同じ着順の計時を複数名で担当する。
距離の単位(トラック競技)
  • 基本的に競技場内で行われる競技はメートル、公道へ出る競技はキロメートルで表される。
距離の計測(フィールド競技)

  • 服装は濡れても透けないもの。
  • 前と後ろにナンバーカード(旧呼称:ゼッケン )をつける[1]
    • 普通、数字で1桁から4桁。ロードレースでは5桁も。
    • 小規模の開催では選手側が用意する。
    • ある程度の大会(予選会や標準記録があり参加者が限られるもの)では開催名やスポンサー名の入ったナンバーカードが配られる。
    • 最近は競技会、種目によって(セパレートレーンの短距離走やフィールド種目などで)はナンバーカードをつけないことがある。
  • トラック競技は写真判定 のためにレーンナンバーを示す腰ナンバーカードをつける(リレー種目はアンカー のみのことが多い)。
    • ちなみに、最近の腰ナンバーカードは直ぐに取り外しできるよう(レーンが決まるのはレース直前であるから)シール状になっていることが多い。このシールは特にスパッツの生地には全く馴染まないため競技開始直後に剥がれることが多く、オリンピックや世界選手権の決勝レースにおいてもスタートと同時に選手が白いナンバーカードを「落とす」光景が見られる。そのため、水濠で足が濡れることでよりシールが剥がれやすくなってしまう3000メートル障害では太ももなどの地肌に直接ナンバーシールを貼る選手もいる。

風速 は、各種目下記の秒数計測し、100分の1メートル以下を10分の1メートルに切り上げる。

  • 60メートル スタートから5秒間
  • 100メートル スタートから10秒間
  • 200メートル 先頭の選手が直線に入ってから10秒間
  • 100メートルハードル スタートから13秒間
  • 110メートルハードル スタートから13秒間
  • 走幅跳 踏み切り板から40メートル離れ、助走路のそばにあるマーク通過から5秒間で、競技者の助走が40メートル未満なら助走開始時から5秒間。
  • 三段跳 踏み切り板から35メートル離れ、助走路のそばにあるマーク通過から5秒間で、競技者の助走が35メートル未満なら助走開始時から5秒間。

測定器はトラック競技の場合は1レーン側のトラックから2メートル以内のフィニッシュラインから50メートルところに設置し、フィールド競技の場合は踏み切り板から20メートルのところで、助走路から2メートル以内のところに設置する。また、トラック、フィールド共に1.22メートルのところで測定する。

クラウチングスタートとは陸上競技400m 以下の短距離種目 で行われるスタートで、スターティングブロック が用いられる。

クラウチングスタートは和製英語 であり、英語ではcrouch startという。



姿勢

両手の指を地面につき、足のつく位置は基本的に一足丁半の位置におく。前足側の を立て、後ろ足側の膝を地面につける。「用意」(英語では"Set!")の合図 を上げて静止する(静止しなければフライング となる)。


特徴

スタンディングスタート に比べ、足と重心 との位置に差が生じる為、加速 がし易いが、両手の指で体重 を支える必要があるため腕力の弱い者にはやや難しい。 スタートの合図の方法は戦前は同盟国ドイツの影響から「オンザマークゲッセイドン」という合図が用いられた[要出典 ]。また、400m以下の競技においてはこの方法でスタートすることが競技規則によって定められている。

男子

タイム 名前 所属 日付
1 43秒18 マイケル・ジョンソン アメリカ合衆国 1999年 8月26日
2 43秒29 ブッチ・レイノルズ アメリカ合衆国 1988年 8月17日
3 43秒45 ジェレミー・ウォリナー アメリカ合衆国 2007年 8月31日
4 43秒50 クインシー・ワッツ アメリカ合衆国 1992年 8月5日
5 43秒75 ラショーン・メリット アメリカ合衆国 2008年8月21日
6 43秒81 ダニー・エベレッド アメリカ合衆国 1992年 6月26日
7 43秒86 リー・エバンス アメリカ合衆国 1968年10月18日
8 43秒87 スティーブ・ルイス アメリカ合衆国 1988年9月28日
9 43秒97 ラリー・ジェームズ アメリカ合衆国 1968年10月18日
10 44秒05 アンジェロ・テイラー アメリカ合衆国 2007年6月23日


女子

タイム 名前 所属 日付
1 47秒60 マリタ・コッホ 東ドイツ 1985年 10月6日
2 47秒99 ヤルミラ・クラトフビロバ チェコスロバキアの旗 チェコスロバキア 1983年 8月10日
3 48秒25 マリー・ジョゼ・ペレク フランス 1996年 7月29日
4 48秒27 オルガ・ブリズギナ ソビエト連邦 1985年 10月6日
5 48秒59 タチアナ・コチェンボヴァ チェコスロバキアの旗 チェコスロバキア 1983年 8月10日
6 48秒63 キャシー・フリーマン オーストラリア 1996年 7月29日
7 48秒70 サーニャ・リチャーズ アメリカ合衆国 2006年 9月10日
8 48秒83 バレリー・ブリスコ・フックス アメリカ合衆国 1984年 8月6日
9 48秒89 アナ・ゲバラ メキシコ 2003年 8月27日
10 49秒05 チャンドラ・チーズボロー アメリカ合衆国 1984年 8月6日