23歳のぎこちなさ | コメ騒動はじめました。

23歳のぎこちなさ

友人や先輩からメールがくるまで私自身も忘れてたんだけど、そういえば昨日8月4日は私の誕生日だった。
お誕生日おめでとう、俺。メールくれた皆さん、ありがとうございました。

いやー、23歳になった。いつまでもフラフラしてないで、私も早く一人前にならなきゃなぁ(青い顔で泡を吹きながら)
それにしても、23歳という中途半端な年齢は、何とも居心地が悪い。「2と3が見た目似てるのに実は違う数字」っていうギクシャクした空気が漂ってるからなのかな。よく分からないけど。なんてな複雑な思いを抱いてたら、例によって私の好きな松尾スズキ(氏は23歳という年齢で九州から上京している)が、自虐ネタを含ませながら著書の中で23歳にまつわる鋭い洞察に満ちた文章を書いていらっしゃったので、勝手に引用させて頂く。


 23歳。何か「こと」を起こす際に、これほどタイミング的にズッコケた年齢が他にあるだろうか。 
(中略)
 23歳だけは私はどうも解せない。中途半端っていうの?二で割れないっていうの?当たり前か。どうも23歳って「20代についてきたグリコのオマケ」みたいな気がしてならないのだ。
 ドラマの台本をもらってキャスト表を見ても、23歳という設定の人物は少ない。私も脚本づくりの際、なるべく23歳の人物は登場させないようにしている。「にじゅうさん」という語感の頼りなさから立ち上がってくるドラマなど、想像しえないのだ。
 「20」や「21」にはソリッド感があり、「22」は『22才の別れ』って名曲に救われている。「24」は、まだ四捨五入すれば「20」だと甘えることができるし、「25」になればなったで四捨五入すれば「30」か、と気を引き締められる。「26」でもう後戻りは出来ないと覚悟を決め、「27」はちょっと弱いが「23」よりは落ち着きってものがある。「28」は強引だが末広がりであっぱれだ。「29」は30代へのバタバタした大晦日気分が味わえる。
 だらしない歳なのだ、23歳は。


まぁ、そんな松尾ちゃんも大学を留年して23歳で卒業・上京後、数年のサラリーマン生活→ヒモ生活を経て、今じゃチケット入手困難な人気劇団のトップをやっているし、松尾ちゃん目指して私も頑張ろう。
というわけで23歳のばえしばちゃんもよろしくお願いします。