夢で現れた猫 ― 玉にゃんさまとの不思議なご縁

前回のブログでは、墨絵で猫を描いた時、「鼻から描きなさい」という心の声に導かれたお話を書きました。

 

実は、その一枚の墨絵には、その後さらに不思議なご縁が待っていました。

 

私は昔から猫が大好きです。

これまで何匹もの猫たちと暮らしてきました。

 

今も自宅には猫たちが暮らしていて、美容室にも時々顔を出しています。

 

中でも一匹の黒猫は、人が大好きです。

 

お客様の膝の上にそっと乗り、そのまま安心したように眠ってしまうこともあります。

 

猫が苦手なお客様のところにも平気で膝に乗って来ます。

不思議なことに、猫が嫌いな方も自然と猫好きになってしまうのです。

 

「今日は猫ちゃんに会えるかな。」

 

そんなふうに楽しみに来てくださるお客様もいらっしゃいます。

 

猫が寄り添うと、お客様の表情がふっとやわらぎ、店内が優しい空気に包まれます。

 

私は、猫には人の心を癒やし、人と人とのご縁をつないでくれる不思議な力があるように感じています。

 

そんな私が描いた一枚の墨絵が、後に思いもよらない出来事へとつながっていきました。

 

それは、猫を描いてから五年ほど経った頃のことです。

 

ある日、一人の白髪のおばあさんが美容室へ来られ、開口一番こうおっしゃいました。

 

「墨で描いた猫の絵はありますか?」

 

私は驚きながら、その絵をお見せしました。

 

すると、おばあさんは絵を見つめながら微笑み、

 

「これです。夢で見た猫さまは、この子です。」

 

 

と言われたのです。

 

初めてお会いする方が、夢に現れた猫と、私が描いた墨絵が同じだと言われたことに、私は言葉を失いました。

 

そして、おばあさんは、その絵に隠されているものを一つひとつ教えてくださいました。

 

猫の中央には、大黒様の打ち出の小槌。

左側には、恵比寿様を表す大きな鯛。

首元には、本を読む聖徳太子様。

頭の上には、蓮の花の上で瞑想するお釈迦様。

そして右耳には、花冠をまとったマリア様。

 

「この絵には五人の聖なる存在がおられます。」

 

そうお話しくださり、

 

「この絵は大切になさってください。しっかりした額に入れ、西日が当たる場所には飾らないこと。この猫さまは、霊界と現界を結ぶ役目をされています。」

 

と教えてくださいました。

 

その時は、その言葉の意味を十分に理解することはできませんでした。

 

けれど、この絵には人を惹きつける何かがあることだけは、不思議と感じていました。

 

その後、ご縁をいただいた方から、

 

「いつも持ち歩けるようにしてほしい。」

 

というお声をいただくようになり、この墨絵をカードにしました。

 

そして親しみを込めて「玉にゃんさま」と名付けました。

 

すると、多くの方から、

 

「持たせていただけませんか。」

 

というお声をいただくようになり、ご希望くださる方へお渡しするようになりました。

 

その後、不思議なご報告をいただくようになったのです。

 

特に多かったのは、「失せものが見つかった」というお話でした。

 

ある方は、自宅の鍵をなくし、家中を探しても見つかりませんでした。

 

困り果てたその方は、玉にゃんさまのカードを手のひらに乗せ、

 

「玉にゃんさま、どうか家の鍵がどこにあるのか教えてください。」

 

そうお願いしたそうです。

 

すると、普段はそんなことをしない飼い犬が、どこからか鍵をくわえて持ってきたのだそうです。

 

その方は驚きながら、

 

「こんな不思議なことって、本当にあるんですね。」

 

と話してくださいました。

 

また、私の娘も二度、お財布やバッグを置き忘れたことがあります。

 

二度とも手元に戻ってきました。

 

一度は、お財布の中のお札だけがなくなっていましたが、その後、思いがけない形で真実が明らかになり、問題を起こした人も判明しました。

 

もちろん、これらがすべて玉にゃんさまのおかげだと証明することはできません。

偶然だったのかもしれません。

 

けれど、人と人とのご縁や、目には見えない導きというものは、確かにあるのではないかと、私は感じています。

 

あの日、「鼻から描きなさい」という心の声に導かれて描いた一枚の墨絵。

 

その一枚が、多くの方とのご縁を結び、今もなお、誰かの心にそっと寄り添ってくれています。

 

絵には、描いた人の心が宿ると言われます。

 

もしそれが本当なら、この猫はこれからも静かに、たくさんの方の幸せを見守り続けてくれるのかもしれません。

 

私は今でも、感謝の気持ちを込めて、この猫を「玉にゃんさま」と呼んでいます。

 

※玉にゃんさまカードについてのお問い合わせは、お気軽にお声掛けください。