保育園時代、次女が同級生の女の子に噛みつかれる。
こんにちは。お受験ワーママのいおりです。
うちは、長女も次女も同じ私立小に通わせましたが、小受と私立小に通いながらの中受の大変さが身に染みていた私は、「年の差次女も私立小受験させるか否か」については結構悩みました。
仮に第二子が男児だったら公立小にしたと思うナ、という記事はこちら
次女の小学校をどうにするか悩んでいた頃、私にとってすごく大きな事件が勃発します。
保育園で、次女が同じクラスの女の子にガブリと歯形が残るほど噛みつかれるのです…。
※今回は他害に関する記事になります。過去、辛い思いをされた方などもたくさんおられると思うので、そんな方はここまでで。この件については今回以降書くつもりはないので、他の記事でまたお会いできればと思います!
弟が産まれ、ストレスフルなクラスメイトのA子ちゃん。
あるとき、年中さんの次女を家に連れて帰り、夕飯を食べながらふと手のひらを見ると、くっきりと真っ赤な歯型がついていました。私は一瞬、何が起きたのか理解できず。
「え、それ何。見せてごらん」と言うのが精いっぱい。手のひらをしげしげ見つつ、頭の中がパニックになりました。「え、これどうしたのっ、誰にされたのっ」次は自分でもびっくりするくらい大きな声が出てしまい、次女も硬直してしばらく黙ってしまいました。
「…A子ちゃんにされた」
「は?あのA子ちゃん?なんで?なんかあったの?先生に言った?」
「A子ちゃんが、トイレで横入りしたからダメだよと注意したら、やられた」
「で?先生には?」
「…言ってない」
「なんでよっ!言わなきゃダメじゃん(←完全に興奮状態の母)」
「先生に言うと先生がA子ちゃんを注意するから、もっとひどいことをされる」
「(ここで母ちょっと冷静になる)なるほど。」
「A子ちゃんは、小さいクラスの子達もいつもつねったりしているから、それもひどくなるし」
「…先生がダメなら、ママに言ってよ」
「ママに言ったら、結局保育園に言うでしょ」
こういうときは、冷静にならなければいけない、と頭ではわかっていても、私はしくしくと涙がとまらず。こういうときは、証拠が大事だからとカメラを取り出すものの、どうしても、真っ赤な歯型がついた娘の小さい手のひらを撮影することはできませんでした。
とりあえず、すぐ保育園に電話をしたのですが、時間も遅く、園長や担任は不在で延長保育担当の先生しかおらず、伝言を残しました。そのあと、娘から聞いた話なので、全部が正確かは不明ですがと前置きしたうえで、夜中まで状況を手紙に綴りました。
手紙の最後には「娘がA子ちゃんからの仕返しを恐れているのもあり、A子ちゃんに注意するのではなく、大人が連携して再発防止策を考えてもらいたい」と、園側との面談を依頼しました。
加害者の親に、被害者の名前は伝えないルール。
私は、翌日会社を早退し、園長と担任との面談をしました。
2時間位話をしたのですが、なぜか加害者側の背景(弟が産まれてA子ちゃんはストレスがかかってかわいそう。A子ちゃんのママも寝不足で心身ともに大変そうだ)を延々と聞かされ(かまれたうちの子はかわいそうじゃないのか?私も昨晩寝てないですけど?)、挙句最後には「加害者の親御さんに対し、あった事柄は伝えるが、被害者の氏名は伝えないのが決まりです」と言われました。
「え、なぜですか」と聞くと、「事故が起こったのは、保育園の責任であると考えているためで、保護者には責任がないし、今後の関係が悪くなるから」の一点張り。
「私は、もしうちの子が誰がをケガさせたら被害者に直接謝ることは親の役割だし、絶対に教えて欲しいですけど」と私は食い下がりましたが、「そういうルールでずっとやってきましたから」と(その後ネットなどで調べると確かにそういう園もあるようですね)
「では、被害者がわからずに、加害者の親は、自分の子にどうやって指導するのですか」と聞いても、「保育園が責任を持って、二度とこういったことは起こしませんから」と胸をはります。「では、具体的に園はどういう対策をしていただけるのですか?」と聞くと、「先生同士連携して、よく注意するようにします」というだけ(それ、対策っていうの?)
仕方なく、「保育園が再発防止に万全の体制を敷くが、万が一同じことがあったら、次は必ず被害者の名前を加害者側に伝えること」を条件に、この日の長時間の面談は終わりになりました。
娘にも、自衛のためA子ちゃんには近づかないこと、もし小さい子がやられていて可哀そうでも直接止めにいかずに、ママにあとでそのことを伝えること、と言い聞かせました。正義感の強い娘には、あまり言いたくない言葉でしたが、まず、自分が被害者にならないことを第一に考えて欲しい、と頼みました。
1週間もたたず「今日は、もうすぐ完成だったブロックを壊されたうえ、髪を強くひっぱられる」
案の定娘はすぐまた被害にあい、園への不信感は、決定的なものになりました。
園とは話し合いは続けましたが、私は並行して転園先を探しはじめました。本当であれば、転園先が見つかるまで園は休ませたかったのですが、うちは親のサポートもないし、しがないサラリーマンにそれは到底難しく…、最悪再発も覚悟で泣く泣く預け続けました。
再発によりA子ちゃんの親にもこちらの名前が伝えられたため、お母さんから「謝罪に伺いたい」と保育園経由で連絡が入りました。正直言えば、顔をみるのも嫌だったのですが、断るのもおとなげないしと思いなおして、週末旦那と一緒に自宅で話を聞くことにしました。
先方もご主人と一緒に自宅に来られました。部屋にとおして、謝罪を聞いているうちに、お母さん、びっくりすることを言い出します。
「うちの子は「ブロックは壊したけど、髪はひっぱってない」というんです!」(横でうんうんとうなづくご主人)
「はい?」
挙句の果てに、別の部屋にいた娘を無理やり呼びだして、「本当に髪、引っ張られたの?」と娘を嘘つき扱い…。
今日、アナタたち謝り来たんじゃなかったの?
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すったもんだの末、園には通常よりも先生の配置を増やしてもらい、その後の被害は防げたものの、そこに至るまでの園のお役所仕事的なやりとりには、本当に頭にきました(記事には詳細は記載していませんが、認可保育園のため役所へ経緯を報告するなどと強く言って、やっとのことで配置増となりました)
長女のときは認可外の幼稚園に行かせていたため、月謝は随分高額でしたが、保護者からの意見には敏感に対応してくれてもらったので、余計私はメンタルすり減るすり減る。ちょっと鬱っぽくなるくらい。(認可が悪いということではなくて、うちの園もほかにいいところはたくさんありました。念のため)
とどめは、A子ちゃんうちと小学校の学区が同じとな!
「いろいろ大変だけどやっぱり私立小、がんばろう」と最終的に私の背中を押した事件でした。
☆いおり☆
いつも応援ありがとうございます。
男児ではよく聞く他害。いざ自分の子がやられると、血が逆流しますね。。。
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