「同じ塾でも、校舎が違うと意外と違う!」          

 

 

 こんにちは。お受験ワーママのいおりです。

 

 「ロッカー作戦」と地獄のスケジュール(第3話参照)を前提に、苦労して校舎変更をした我々、幸いなことに比較的短期間で娘の成績は復調しますキラキラ。さすがの親バカな私でも、そうでもなければ、あの生活は続かなかったかもしれませんあせる

 

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 4回にわたってお届けしてきた、次女が通っていた塾の校舎を変更した話もついに最終話。ここまで読んでくださった方はお分かりの通り、校舎の変更にはリスクもあります。また、お世話になった塾の先生方にも申し訳なかったという苦い思いも残っていますので、決して皆さんにお勧めするといった意図はありません。

 

 でも皆さんには塾選びの際の参考にしてもらえるかなとは思うので、どんなところが違ったかという点を綴りたいと思います!

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前回の記事はこちら

 

【中受】成績不振のため、通っている塾の校舎を変える小5の冬 ①

 

【中受】成績不振のため、通っている塾の校舎を変える小5の冬 ②

 

 

 違い1「ひとクラスあたりの人数が少ない」

 

 新しい校舎では、一番手クラスは10名程度、二番手クラスは18名程度。長女のときと同じ感じの人数でした。さらに一番手と二番手の入れ替わりはいつも数人という程度で、メンバーも人数も安定。以前の校舎ではぎやかクラスで埋もれていた娘は、数か月の成績下降が響いて、校舎を移ってすぐは二番手クラスからのスタートでした。

 

 ただ、二番手クラスといっても、この校舎の場合は一番手クラスが10名しかいないわけなので、「二番手クラスに落ちたら、もう御三家はちょっと難しい」といったこともなく、特に焦りはありませんでした。しかも、このあと書きますが、次女にとってはこの二番手クラスがちょうどいい感じラブラブでした。

 

 もちろん、生徒数との関係もあるでしょうが、この校舎は規模が比較的大きかったこともこの人数でできた要因だったのかしら、と思います。

 

 同じ塾で、ひとクラスあたりの人数にここまで差があるとは、私も近隣校を回ってみるまでは思ってもいなかったので、これは今回発見でした。

 

 違い2「二番手クラスは、授業後に算数補習付き」

 

 とてもよかったのが、この校舎では二番手クラスの算数の先生が、希望者には、独自に授業後補習を行ってくださったことです。算数が苦手な娘は、授業が終わってから30分ほど、週末に行われるテスト範囲や、先週習ったけど忘れかけているような問題をおさらいして帰ってきました。うちは30分だけでしたが、大体の子は、もっと遅くまで残っていたようでした(先生は本当にお疲れだったろうと思います)。

 

 このような補習は、長女のときから考えてもはじめての経験だったので最初は驚きました。苦手な子だけの居残りって感じじゃなかったので、娘も参加しやすかったようです。私(公立小中出身)は特に算数は全然教えられなかったので、本当にありがたかったです。

 

 また、二番手クラスの人数は、18人程度ということで、そこまで前の校舎と変わらない気もしますが、ベテランの先生は、途中からやってきた娘に「一番手クラスに上がろうね!」と頻繁に声がけしてくれてました。前の校舎では、娘より成績のよい女子が何人もいたのですが、この校舎では、娘はたまたまトップ集団に入っていたこともあったのかもしれませんが。娘のほうも、帰りの車のなかで「また今日も〇〇先生が、頑張っているねって声かけてくれたニコニコ」とうれしそうで、私もそれを聞いてよかったなあと思いました。このあたりは、事前にはわからなかった点ですが、やっぱり先生による相性の差はどこまでいってもありますね(まあそれがリスクでもあります)

 

 そんな感じで毎週少しづつですが、確実に成績は上がっていき、校舎を変えて2か月ほどで一番手クラスに上がれたときは、私も心底ほっとしました。

 

 違い3「柔軟なクラス分け。結局二番手クラスに戻してもらう」

 

 ほんと、落ち着かない話ですみませんあせる一番手クラスに上がった娘は、その後一番手クラスと二番手クラスのボーダーラインの成績をたたきだし、テストのたびハラハラするようになります。聞くと、

 

 「一番手クラスは女の子が私一人なのショボーン」(うおーん、またそんな繊細な滝汗

 

 でもよく話を聞くと、言っている意味がわかってきました。中受における算数は、「男子校と女子校では、難易度に明らかに差がある」というのはよく聞く話です。たとえば立体図形の断面の面積を求める問題でも、男子校では斜めに3回切るけど、女子校は最難関校でも2回まで、普通の女子校は1回、というのは有名な話。

 

 つまり、男の子ばかりの一番手のクラスではどうしても男子校レベルの算数をやることになってしまうため、算数が苦手な娘がついていくのは厳しかったのですスター。校舎を変わる前に、クラスの男女比に差がある話は聞いて知っていたのですが、私もそこまで影響があるとは自覚していませんでした。

 

 しかも!一番手クラスは例の補習もナシ…。一番手クラスのまま、補修受けてもらって構いませんよ、と先生には言っていただきましたが、いくら受けたいといってもさすがに「一番手クラスにあがろうね」という場に、参加するわけにもいかず。(いや、算数の点数だけでみたら、しっかり二番手クラスなんですけどね)

 

 このまま頑張れますよと先生には引き留めていただきましたが、娘のメンタルの安定を優先し、特別にお願いをして二番手クラスに戻していただき(というか、落ちるのも時間の問題だったということで)、今後どれだけ成績が上がってもずっと二番手クラスでいさせていただきたいとお願いしました(←ボーダーラインのくせにポジティブですみません。もうクラスの上下にハラハラするのに疲れすぎて頭おかしくなってました)。

 

 ちなみにこのクラス分けに関しても、以前の校舎では、点数で厳密にクラス分けがされていましたが、今度の校舎では、クラス分けの基準となるの点数はもちろんありましたが、親や子の話もよく聞いて、柔軟に対応してくれたのも私にとっては初めての経験で発見でした。(本当はいけないのかもしれませんが、もう時効ということでお願い

 

 結果的には、この判断が功を奏し、繊細は娘は「クラスが落ちるかも…」というプレッシャーから解放され(テストでおなかが痛くなっちゃうような子なので)、補習も受けられるしということで、夏頃には着実に算数の点数がとれるようになっていきます。苦手な算数の点数が上がり始めると、他の教科も不思議に上がり始めました笑い泣き

 

 「塾選び」には「校舎選び」という切り口もあり

 

 大手塾は、どの校舎でも同じ感じだろう」と思いがちですが(実際私もそう思っていました)、意外に、校舎の規模だとか校長の考えとかで違いがある場合もありますよ、という話でした(もちろん、塾にもよると思いますので確認してくださいね)。

 

 まあ、とはいえ、その違いを最初の塾選びの時点で知っていたら、中学年からロッカー作戦と地獄スケジュール(第3話参照)をやったか?と聞かれれば、それはそれで多分NOだったろうな…、と思います。(なぜなら地獄だから真顔)担当の先生が変わったり、想定外のことが各種発生してこんなことになりました。

 

 うちの場合は、たまたまいろいろなことがいい方に転がった、ということだと思っているので、決して校舎の変更をお勧めするわけではありませんが、「塾が合わなくて…」と悩んでいる方の、何か少しでもヒントになればうれしいですグッ

 

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 実は、変更先としてこの校舎を選んだ理由の一つに、あわよくば塾とそこに隣接する個別指導塾を並行して受講したいという目的もあり、実際それもやりました(←さすがはフルコースレシピ飛び出すハート)併用ってどうなの!?の話は、また後日!

 

 ☆いおり☆

 

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長編、読むほうも大変ですよね。ありがとうございました。

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