クラスがパワーのある子達にイニシアチブをとられる波

 

 こんにちは。お受験ワーママのいおりです。

 

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 今回は、次女が通っていた塾の校舎を変更した件について何回かにわけてお届けしています。ただ、これは我が家が苦肉の策として選択した方法であり、うちは結果的には第一志望に合格しうまくいった感じには見えますが、リスクもあります。また、お世話になった塾の先生方にも申し訳なかったという苦い思いも残っていますので、決して皆さんにお勧めするといった意図はありません。

 ただ、この件を通じて私自身がはじめてわかったこともあり、皆様にも何か「へえ」と思ってもらえることもあるかもしれない、という思いで綴ります。

 

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前回の記事はこちら

 

【中受】成績不振のため、通っている塾の校舎を変える小5の冬 ①

 


 

 大人数のなかで、いち視聴者となっている娘を発見PC

 

 思わぬきっかけで、はじめて参観することになったzoomの画面からは、特定の数人の男の子と女の子の大きな声が常時聞こえ、全体的にもざわざわとしていることに少し驚きました。「まあ元気なクラスなのかな」くらいにはじめのうちは思っていたのですが、途中で何かがおかしいことに気が付きます。

 

 先生とその特定の数人の子達の会話中心に、授業が進んでいく場面が何度も見受けられるのです。

 

 「そろそろできたかな?」

 「できた、できた!」

 「そう、そうじゃあ、説明しますよ」

 (うちの子まだできてないよ…たぶん教室の子達も)

 

 「わからないところがある子はいないかな?」

 「えーこんなの簡単じゃん!」

 (そういわれたら誰も質問できないよね…)

 

 またその子達は、話も上手でタイミングよくおもしろいことを言ったりして、それを聞いている娘も、まるでおもしろいテレビでも見ているように笑ったりしていました。しかも、その子達の名前を娘に尋ねると、月間テストでいつも上位に名前が載っている子達ではないですかびっくり!私の勝手なイメージですが、そういう騒がしい子というのはちょっと勉強が苦手な子で、先生にもいつも注意されて…という風に思っていたので、「なるほど、そりゃ、先生も周りの子達もなんとなく耳を傾けちゃうよね」と妙に納得してしまいました。

 

 念のため、授業が終わった娘に「ちょっと騒がしい感じがしたんだけど、今日は特別?」と聞いたら「いつもあんな感じだよ」と言います。それがもし本当ならば、今更親がひとり申し入れをしたくらいですぐ何とかなるとは、私には思えませんでした。授業自体は、ちゃんと行われているわけですしね。

 

 娘は(例の先生の件は別として)塾は楽しいと言って通っていましたが、そういうことか~驚きと思いました。その子達が面白おかしく授業を進めてくれるので、おとなしい娘にしたら自分に注目が集まらないから気が楽だということもあるでしょうし、楽しくふわふわ地に足がつかない状態のまま、いつの間にか授業が終わっている。もちろん、そんな中でも勉強やる子はしているわけですから、これも、前の記事同様、相性の問題なのだとは思います…静かに自覚なく取り残されてるってやつですねアセアセ

 

 うちの子には、クラスの人数が多すぎる

 

 もともと、私がこの塾を選んだ理由の一つは、ひとクラスの人数が他塾より少なくてこじんまりしているというところでした。長女のときは、一番手クラスは8名程度で合格実績もとてもよかったのですが、次女が小5になるころには生徒の数がすごく増えて、どのレベルのクラスも1クラス20名くらいでした。

 

 それを最初聞いたとき、そんなに多いのですか?と先生に言ったのですが、「中規模校のため教室や先生の数などの都合もあって、長女の時代のような少人数は難しい。それは上の学年になっても変わらないし、もしかしたらもう少し今より人数も増えるかも」とのことでした。それでも、他の大手塾から見ても多いというわけでもないですし、クラスの人数が何人であろうとも、まあ自分がしっかり勉強すればいいだけの話だしねと私は高をくくっていたのです。

 

 でも、このzoom参観で、私は半年前の自分の考えが非常に甘かったことに気づくのです(今更ですが)。人は人、自分は自分なんて小5でできるわけないし、少なくともうちの子の場合は、人数が多いとやっぱり埋もれる(というか当事者意識が薄れてしまう)絶望

 

 ちなみに、もしその子達というのが勉強が苦手なお子さんであれば、今後新小6に学年が上がってクラスの数が増え、別々になるかもしれないということも可能性として考えたかもしれません。でも、なにしろぶっちぎりの優秀なお子さん達キラキラということで…これは、クラスが別々になるとき、イコールうちが二番手に落ちるとき滝汗、とはっきりしていたため、私は決心するのです。

 

 このままではこの受験は失敗する。校舎探しに奔走ランニング

 

 すでに小5の秋。今さら塾自体を変えるというのは現実的ではないので、近隣の校舎への変更を検討することにしました。新小6コースが始まる小5の2月に間に合わせるためには、事務手続きの規定もあり早めに正式に申し入れをしなければならなかったので、急いで3つの校舎の面談予約をいれました。ただ、候補先の面談では「変更をするかどうかもまだわからないので、今の校舎の先生には私が来たことは伏せておいてほしい」と、お願いしておきました(皆さん守ってくださいました)。

 

 新しい校舎が、今の校舎より条件が良くなるという保障はない。その一方で、条件が悪くなるという可能性なら、確実にある(←これぞリスクドクロ)。

 

 このタイミングですからよほどの確信が持てない限り、校舎を変更するわけにはいきません。常にそのことも頭にいれつつ、慎重に検討を重ねました。(ちなみに、最終的には、すべての段取りを決めたのち、私が校長に申し入れをしました。長らくお世話になっておきながら校舎を変えることについては大変心苦しく、深々と頭を下げる私に、最初先生はとても驚かれた様子でしたが、最後には「もしも、向こうでうまくいかなかったら、気にせず戻ってきてくださいね。…あ!もちろん、うまくいって戻ってこないほうがいいんですけどね!てへぺろ」と笑って言ってくださいました。私は本当に今でも感謝していますぐすん

 

 ちなみに面談では、クラスの数(今後増える予定ならそれも)と、ひとクラスの人数(クラスによって違うことが多いのでそれも)、男女比、クラスのメンバーの固定度、担当の先生とその先生の近年の合格実績(校舎の合格実績ではなく、その先生が合格させた実績)などのほか、私立小なので制服で駆け込む形になるが浮かないか、体験授業を受けさせてもらえるかなどなど聞きました(どの校舎もOKでした)。実際の移行先となる想定のクラスでの体験授業や、担当の先生との会話(体験授業のときは私も早退してついていき、授業の前後に実際の先生と会話しました)などを通じて、ここなら思い切って変更しようか!という校舎が見つかりました。

 

しか~し!うちの場合は、もう一つ越えなければならないハードル、私立小(電車通学)&ワーママあるある「学校のカバンと塾のカバンの交換ができない問題」が残されていたのです。

 

 …すみません、もう少し続きます。よろしければお付き合いください。

 

 ☆いおり☆

 

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次回は、この問題を解決して校舎変更し、娘の成績が上がり始めます合格

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