賛否両論ですね
大船渡高校の佐々木君の起用について

私がまだ小学生くらいの時に活躍されたプロ野球の方は
『故障をおそれるな!全力でいけ!』
とおっしゃるのはわかります

その時代はそれが正当で常識だったから

でも、万が一があったら
今、もう終わったことに対してあーだこーだと言っている人達は彼の将来に責任が取れるのか?



うちの子がこの5年間、故障が続き思うようなパフォーマンスどころか練習も試合も出れない
それより
その体でこの先おおかた60年以上生きていかないといけないという事実がある
今の私の年齢になって古傷が痛むようなことがあるかもしれない
それがもとで病院に通ったり眠れない夜があるかもしれない
それを間近で見ていていると複雑な心境になります

たとえ本人が熱望したとしても
まだ生まれて18年のしなやかな関節でも、連日連投だと壊れる危険度は高くなります



プロ野球のいわゆる大御所と呼ばれる方の時代は掃除の仕方が違う



最近、廊下や階段、庭や玄関周りなど
ホウキではいたり雑巾がけをされているお宅がどれだけありますか?
それはスポーツをしている子供さんはしてますか?

ほぼすべてお母さん(もしくはおばあちゃん)ですよね



昔の民家の長い廊下に雑巾をかけるという動作は腰、肩、足、背中の筋肉と体幹を鍛えます
それらのバランスが悪いと前に進めません
(大人になると膝をついての雑巾がけになるので逆に膝関節を傷め易い)


今は朝練から夜は塾と体を造る機会がない



それからもう1つ
その時代に150kmを投げた投手はいない
だから故障も少ない
そのように考えられます



監督さんの決断は選手よりもつらかったのではないかと感じています



選手の『替え』はいくらでいる
でも
自分の『替え』はいないことを忘れないで






お読みいただきありがとうございました

水結