日本100名城 No.62 和歌山城 - 2009.01.24登城
ほぼ3ヶ月。岐阜城ぶりのお城部正式活動。
お城部結成1周年の記念イベントだったりします。
そこで目指したのが・・・
和歌山城です!
紀州は当時、雑賀衆のような鉄砲集団が幅をきかせていましたが、
その平定を行ったのが豊臣秀吉でした。
そしてその秀吉が弟の秀長に命じて築城させたのが和歌山城の始まりと言われています。
秀長は築城の名手でもある藤堂高虎に命じて築城を開始させました。
後々、紀州の中心ともなる和歌山城は紀州徳川家の居城ともなり、紀州徳川家14代目まで続きます。
で篤姫でも松田翔太さんが演じられた徳川家茂は紀州徳川13代藩主。
暴れん坊将軍の吉宗も紀州徳川家5代藩主でした。
岡公園側から和歌山城へ入るとまずは重要文化財でもある「岡口門」が見えます。
築城当時はこちらが大手門だったそうですが、最終的にこちらは搦手門(裏口)となったそうです。
岡口門をくぐるとすぐ左に石垣に登れるところがありました。
登れるところがあったら登るのがお城部クオリティ(笑)
岡口門横の石垣の上からはお城東側のお堀がよく眺められます。
海に近いせいか、海鳥みたいな鳥も飛んでいました。
岡口門も間近に見ることが出来ます。
今立っている部分には櫓が建っていたと思われます。
岡口門は楼門形式(2階のある門)で、昔は大手門だったことがうかがわれます。
岡口門を通って歩くと岡中門跡の部分へ。
さっそく石垣の反りがすごいですね。
切込みという隣接する石の切り口を合わせた江戸時代の技法で、吉宗時代のものらしいです。
この上には櫓が建っていたようですが、角の部分が特に綺麗ですね。
ここを抜けると御蔵の丸へ出ます。
お城部員さんも「え!?ここを登るの!」と言っていた表坂をあがっていきます。
善意の杖も置いてありました。不安な方はご使用を!
表坂を上るとそこは「松の丸」です。
松の丸からは下の段でもある「南の丸」が見下ろせます。
ちなみに南の丸は小さい動物園になっています。
松の丸を歩き終えると右に折れます。
ここからは和歌山城が間近に見えてきます。
この先には本丸御殿跡が。
しかしながら本丸御殿跡には入れないようでした。
さて、いよいよ天守曲輪へと突入です。
天守曲輪の下段です。
ここにはチケット販売所や、売店もあります。
今回記念撮影をしようとしたらフレームにおさまならないということで・・・
みんなで飛んでみた!(笑)
手前の券売所にて日本100名城のスタンプが押せます!
ここの番号は「62」で、緑色。ちゃんと保管されていたので綺麗に色が出ます。
楠門を潜ると天守曲輪の中に入れます。
門の中には券売所もありましたが・・・無人。
そして日本100名城スタンプも無造作に置かれていました。
しかし朱肉が赤しかなく・・・ちゃんと押したい人はここで押さずに券売所で借りましょう。
日付入りの別のスタンプも置いてありました。
葵の紋入りですね。なかなか良いです。
さて、中に入ると大天守、小天守、乾櫓、二の門、楠門を多門櫓で結んだ連立式天守がよくわかります。
個人的にすべてが繋がっている連立式は好きです。
大天守は三層三階、左の小天守は二層二階で、入口は小天守から。
コンクリート作りの再建天守ですので、靴のまま入れます。冬はありがたいですけどね(笑)
天守内の資料は撮影禁止ということで・・・
撮影できたのは大天守最上階からの眺め。港の方がよく見えます。
連立式の天守郡の形もよくわかります。
さて、お城を出てからは・・・天守曲輪の周りを少し散策。
天守の建っている部分の石垣の石は変わっていて・・・「転用石」が多いそうです。
転用石は築城の際に寄進された石です。
その転用石の中には「宝篋印塔台座」が見られます。
北側の石垣は見ていてとても面白いです。いろいろな形の石を見られますし。
天守曲輪からは西の方から降りました。
降りてから西側を歩いていくと枡形が。
左にある門は
珍しい赤門の追廻門があります。
1629年の建築で、現存の遺構となっています。
西側をくるっと回っていくとお土産屋さん。
ここでしばしお土産選びタイム。
お土産屋さんのある場所は「西の丸」があった場所とされています。
その中には庭園もあり、紅葉渓と名づけられています。紅葉の時期は綺麗なんでしょうね。
奥に見えるのは「御橋廊下」です。
御橋廊下は藩主とお付の人だけが通ることが出来る、西の丸と二の丸の間にかけられた橋です。
平成18年に復元されたばかりの比較的新しいものです。
御橋廊下の中では靴を脱いで渡ることが出来ます。
ほどよく段差がつけられていて、足裏を刺激してくれます(笑)
二の丸に出るとこちら側から天守方面へ登ることが出来る「裏坂」もあります。
一中門跡をさらに進むと、再建された大手門へとたどり着きます。
今回は岡口門から入ったのでそちらからは出ずにぐるっと一周することに。
一中門跡のあたりにはこんな像が。
和歌山城は平山城。虎伏山という山の上に建っています。
それと関連してか虎伏の石造が・・・(笑)
たっぷり1周まわったら2時間が経っていました。
でも見たい部分はすべて見ることが出来たので満足でした。
【お城情報】
入城料: 大人350円 小人170円
開城時間: 3月~11月 9:00~17:00(入城は16:30まで)
12月~2月 9:00~16:30(入城は16:00まで)
定休日: 12月29日~12月31日
所在地: 和歌山市七番丁23番地
電話番号: 073-435-1044 和歌山城管理事務所
【日本100名城スタンプ】
【入城券】
【周辺寄り道スポット】
・伊佐味(ラーメン)
・パティスリーリヨン(スイーツ)
お城部結成1周年の記念イベントだったりします。
そこで目指したのが・・・
和歌山城です!
紀州は当時、雑賀衆のような鉄砲集団が幅をきかせていましたが、
その平定を行ったのが豊臣秀吉でした。
そしてその秀吉が弟の秀長に命じて築城させたのが和歌山城の始まりと言われています。
秀長は築城の名手でもある藤堂高虎に命じて築城を開始させました。
後々、紀州の中心ともなる和歌山城は紀州徳川家の居城ともなり、紀州徳川家14代目まで続きます。
で篤姫でも松田翔太さんが演じられた徳川家茂は紀州徳川13代藩主。
暴れん坊将軍の吉宗も紀州徳川家5代藩主でした。
岡公園側から和歌山城へ入るとまずは重要文化財でもある「岡口門」が見えます。
築城当時はこちらが大手門だったそうですが、最終的にこちらは搦手門(裏口)となったそうです。
岡口門をくぐるとすぐ左に石垣に登れるところがありました。
登れるところがあったら登るのがお城部クオリティ(笑)
岡口門横の石垣の上からはお城東側のお堀がよく眺められます。
海に近いせいか、海鳥みたいな鳥も飛んでいました。
岡口門も間近に見ることが出来ます。
今立っている部分には櫓が建っていたと思われます。
岡口門は楼門形式(2階のある門)で、昔は大手門だったことがうかがわれます。
岡口門を通って歩くと岡中門跡の部分へ。
さっそく石垣の反りがすごいですね。
切込みという隣接する石の切り口を合わせた江戸時代の技法で、吉宗時代のものらしいです。
この上には櫓が建っていたようですが、角の部分が特に綺麗ですね。
ここを抜けると御蔵の丸へ出ます。
お城部員さんも「え!?ここを登るの!」と言っていた表坂をあがっていきます。
善意の杖も置いてありました。不安な方はご使用を!
表坂を上るとそこは「松の丸」です。
松の丸からは下の段でもある「南の丸」が見下ろせます。
ちなみに南の丸は小さい動物園になっています。
松の丸を歩き終えると右に折れます。
ここからは和歌山城が間近に見えてきます。
この先には本丸御殿跡が。
しかしながら本丸御殿跡には入れないようでした。
さて、いよいよ天守曲輪へと突入です。
天守曲輪の下段です。
ここにはチケット販売所や、売店もあります。
今回記念撮影をしようとしたらフレームにおさまならないということで・・・
みんなで飛んでみた!(笑)
手前の券売所にて日本100名城のスタンプが押せます!
ここの番号は「62」で、緑色。ちゃんと保管されていたので綺麗に色が出ます。
楠門を潜ると天守曲輪の中に入れます。
門の中には券売所もありましたが・・・無人。
そして日本100名城スタンプも無造作に置かれていました。
しかし朱肉が赤しかなく・・・ちゃんと押したい人はここで押さずに券売所で借りましょう。
日付入りの別のスタンプも置いてありました。
葵の紋入りですね。なかなか良いです。
さて、中に入ると大天守、小天守、乾櫓、二の門、楠門を多門櫓で結んだ連立式天守がよくわかります。
個人的にすべてが繋がっている連立式は好きです。
大天守は三層三階、左の小天守は二層二階で、入口は小天守から。
コンクリート作りの再建天守ですので、靴のまま入れます。冬はありがたいですけどね(笑)
天守内の資料は撮影禁止ということで・・・
撮影できたのは大天守最上階からの眺め。港の方がよく見えます。
連立式の天守郡の形もよくわかります。
さて、お城を出てからは・・・天守曲輪の周りを少し散策。
天守の建っている部分の石垣の石は変わっていて・・・「転用石」が多いそうです。
転用石は築城の際に寄進された石です。
その転用石の中には「宝篋印塔台座」が見られます。
北側の石垣は見ていてとても面白いです。いろいろな形の石を見られますし。
天守曲輪からは西の方から降りました。
降りてから西側を歩いていくと枡形が。
左にある門は
珍しい赤門の追廻門があります。
1629年の建築で、現存の遺構となっています。
西側をくるっと回っていくとお土産屋さん。
ここでしばしお土産選びタイム。
お土産屋さんのある場所は「西の丸」があった場所とされています。
その中には庭園もあり、紅葉渓と名づけられています。紅葉の時期は綺麗なんでしょうね。
奥に見えるのは「御橋廊下」です。
御橋廊下は藩主とお付の人だけが通ることが出来る、西の丸と二の丸の間にかけられた橋です。
平成18年に復元されたばかりの比較的新しいものです。
御橋廊下の中では靴を脱いで渡ることが出来ます。
ほどよく段差がつけられていて、足裏を刺激してくれます(笑)
二の丸に出るとこちら側から天守方面へ登ることが出来る「裏坂」もあります。
一中門跡をさらに進むと、再建された大手門へとたどり着きます。
今回は岡口門から入ったのでそちらからは出ずにぐるっと一周することに。
一中門跡のあたりにはこんな像が。
和歌山城は平山城。虎伏山という山の上に建っています。
それと関連してか虎伏の石造が・・・(笑)
たっぷり1周まわったら2時間が経っていました。
でも見たい部分はすべて見ることが出来たので満足でした。
【お城情報】
入城料: 大人350円 小人170円
開城時間: 3月~11月 9:00~17:00(入城は16:30まで)
12月~2月 9:00~16:30(入城は16:00まで)
定休日: 12月29日~12月31日
所在地: 和歌山市七番丁23番地
電話番号: 073-435-1044 和歌山城管理事務所
【日本100名城スタンプ】
【入城券】
【周辺寄り道スポット】
・伊佐味(ラーメン)
・パティスリーリヨン(スイーツ)