先日、姪とその彼氏を連れて郡上八幡を案内し、八幡城に行きました。で、この城の石垣には人柱の伝説があります。
この手の話は、日本全国のお城にあり、またその祟りの話などが、まことしやかに伝えられています。さらに郡上では人柱となった「およし」さんを慰めるため、郡上おどりの縁日には「およし祭り」と言う日があります。
私も子どもの頃からこの話を聞いていて、嘘か誠か、ともかくおとぎ話のように感じておりました。が、先の郡上八幡城の公式HPを見ると、この「およし」さんが神路村の出身であると書かれています。
えっ?この地名、実は私が住んでいるところです。「およし」さんの出自が明確にされている事でその話が、がぜん信憑性を帯びる気がします。
って事はですよ、もしかしたら私のご先祖様は、このおよしさんと親交があったかもしれない。およしさん、どの辺に住んでいたのだろう?などと想像の翼が広がり始めた訳ですが・・・
フト思い出した。こういう話、私の父親の大好物だったよな。父は晩年パソコンで、地域の言い伝えなどを記録していたので、この手の話を残していないかな?父のパソコンのバックアップがあるので調べてみました。
父はこの手の事柄の専門ではありませんから、人づてに聞いた話をまとめただけなのですが。最後の記述を見ると、哀れに思った殿さまが、彼女を人柱にした事にして和良村へ逃がしたと言う説もあるのだとか。
おとぎ話だとしても、このほうが良いよね。
余談ですが、およしさんは今「およしちゃん」となってXで活躍しています。
何でも掘り下げてみると面白いものですね。