11月16日に観劇した、井上小百合ちゃん出演のミュージカル『シェルブールの雨傘』の個人的なレポです。
9月のミュージカル『浜村渚の計算ノート』以来、今年4作目の観劇。
原作が映画で、舞台も何回も再演されている作品で、セリフはなく、すべて歌らしい。
主なキャスト
ギイ:京本大我さん
ジュヌヴィエーヴ:朝月希和さん
マドレーヌ:井上小百合さん
カサール:渡部豪太さん
エムリ夫人:春野寿美礼さん
さゆりが演じるマドレーヌは、ギイの叔母であるエムリ夫人の世話をする。
ギイとジュヌヴィエーヴは結婚を約束していたが、ギイの兵役中にジュヌヴィエーヴとカサールが結婚。
ギイはマドレーヌと結婚。
その後ギイとジュヌヴィエーヴが再会するって話みたい。
会場は新橋演舞場。
初めて来た。
座席は9列目のやや上手側。
思っていたよりステージが遠いな。
99%以上は若い女性のお客さん。
宝塚ファンのマダムも見当たらない。
SixTONESのファンの嫁さんが既に観劇していて、井上小百合推しは年齢層が高いねって言ってたけど、そもそも男のお客さんがボクの両隣りくらいしかいないぞ笑
パンフレットの楽曲リストの感じでは、さゆりの見せ場は後半っぽい。
開演。
最初は歌はなく、ダンスシーンが続く。
ギイが働く自動車整備工場のシーンで初めてのセリフ。
っていうか、セリフを無理やり歌詞にしている感じ。
開演から体感で15分後くらい、エムリ夫人の部屋にギイが帰ってくるシーンでマドレーヌが初登場。
さゆり、しっかり声が出てる。
中盤はジュヌヴィエーヴとエムリ夫人の会話のシーンが延々と続く。
つらい…
さゆりが出演するミュージカルをたくさん観てきたけど、やっぱり好きになれないので、歌のセリフが続くのはとてもしんどい。
ぶっちゃけどうでもいい会話だし…
兵役が決まったギイをエムリ夫人の部屋で見送るシーンでマドレーヌが2回目の登場。
じゃあ、ギイ〜♪
歌にする必要性がわからん。
ギイが兵役に向かったところで第一幕が終了。
嫁さんからマドレーヌの出番が少ないことを聞いていたので驚きはしなかったけど、『浜村渚の計算ノート』の第一幕での3回登場よりも、さらに少なかった笑
パンフレットのさゆりのインタビューでは、ジュヌヴィエーヴが結婚したことを知り荒れているギイに「今のあなたは嫌い」というシーンが最大の見せ場みたいなので、そこに期待。
てか、30分の休憩って長すぎだろ。
ほぼ出っぱなしのジュヌヴィエーヴはキツいのかもだけど。
第ニ幕。
戦場に向かう飛行機を見上げるシーン?で、全員が横に並んで登場。
さゆり、3回目(笑)
戦場でもギイのダンスシーン。
京本さんのファンはうれしいだろう。
そして再びジュヌヴィエーヴとエムリ夫人の会話のシーンが長々と。
ほんと勘弁してほしい。
ジュヌヴィエーヴとカサールが結婚してシェルブールを離れてから、足をケガしたギイが帰ってくる。
ジュヌヴィエーヴが他の人と結婚したことで荒れるギイ。
ギイが夜遊びしていた夜にエムリ夫人が亡くなる
仕事がなくなったマドレーヌはギイの家から出ていこうとするが、マドレーヌにすがるギイ。
「今のあなたは嫌い」はここで来そうだ!
うーむ、やっぱり音楽に合わせたセリフでは無理だった。
まったく伝わってこない。
でも、さゆりは高音もしっかり出てるから、今回も一生懸命にボイトレをしたんだろうな。
ブレスの浅さを指摘されて水泳をがんばったり、相変わらずの努力家。
一緒に過ごすうちにギイのことを好きになれたようで、幸せな家庭を築きたいと結婚することに。
時間短縮のためか、ステージ上で次の衣装を着させられる謎の展開。
ガソリンスタンド兼自宅のシーンへ。
部屋には子どものシルエット。
ずいぶん時間が飛んだな笑
クリスマスプレゼントを買いにマドレーヌが出かけている間に、たまたまガソリンスタンドに寄ったジュヌヴィエーヴがギイと再会。
店員:ハイオクですか?レギュラーですか?
ジュヌヴィエーヴ:どっちでも
店員:どちらか決めてください!
ジュヌヴィエーヴ:じゃあハイオクで
このタイミングで初めて笑わせに来た?
原作がそうなのかもだけど、まったく謎だし、もちろん客席も無反応。
ジュヌヴィエーヴは子どもに会うか聞くが、会わないギイ。
幸せ?の質問には幸せと答える。
ガソリン代を受け取って別れる二人。
ガソリンスタンドの外、たぶん兵役の前、最後に二人が別れた駅にギイが行ったシーンで終演。
再会するってことはパンフレットに書いてあったけど、それで終わりっていうのは斬新すぎる。
カーテンコール。
あー、さゆり下手側だ。
京本さんは上手側にはけたから大半のお客さんはこっちがいいんだろうけど、ボクは違う笑
2回目の登場でスタンディングオベーション。
笑顔のさゆり。
挨拶なしで終了。
うーん、映画でも舞台でも名作みたいだけど、何を伝えたかったんだろう?
親子の会話をただただ見せられる舞台だった。
セリフがなく、すべて音楽に乗せるスタイルも無理があったし苦痛だった。
純粋に聴かせる歌もなかったし。
せめて歌があれば、ぜんぜん違ったと思う。
でも、演者にはすごく勉強になる舞台なんじゃないかな。
次の舞台は、年明けの詩楽劇 『沙羅の光』 ~源氏物語より~。
これもかなり心配だな笑
さゆりインスタ
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