2024年10月5日 NHK総合 

午後11時45 放映開始

遅いから録画でみよう


「プラネテス」といい、

NHKはわかってるから

たまんねぇ!

まだ、地動説が語られるのが

はばかれる時代。

若き天文学者は宇宙を、解く。






  「天球の回転について」

Nicolai Copernici 

Torinensis De revolutionibus orbium coelestium, 

Libri VI

「ニコラウス・コペルニクス

天球の『回転』について」第6巻

1543年に出版された

ニコラウス・コペルニクス地動説を主張した

著書である。




本書は神学者コペルニクスが計算のみによって

天体の回転について考察した結果、

天動説の演算を試みたら、

どうやっても計算が合わない。

だから地動説で計算したら

誤差がはるかに少なかった

という書で、

革命を

レボリューションというのは

本作が

『回転』をRevolutionibiusと

書いたから。

※ラテン語の英訳



これをして、

「回転」では区別がつかないため、

地動説から天動説への

大規模変化を

コペルニクス的「転回」

として区別する。



コペルニクスは1543年に没する直前、
彼の思索をまとめた著書
天体の回転について』を刊行した。
そこでは地動説の測定方法や
計算方法をすべて記した。
こうして誰でも同じ方法で1年の長さや、
各惑星の公転半径を測定し直せるようにした。
コペルニクスが地動説の創始者とされるのは、
このように検証を行ったためである[6]

コペルニクスの地動説は、

単に天動説の中心を地球から太陽に

位置的に変換しただけのものではない。

地動説では、

1つの惑星の軌道が

他の惑星の軌道を固定している。

また、地球を含む全惑星の公転半径と

公転周期の値が互いに関連しあっている。

各惑星の公転半径は、

地球の公転半径との比で決定される。

同様に、地球と各惑星の距離も算出できる。


これが、

プトレマイオスの天動説との大きな違いである。

プトレマイオスの天動説では、どんな形でも、

惑星間の距離を測定することはできなかった。

また、地動説では各惑星の公転半径、

公転周期は、

全惑星の値が相互に関連しているため、

どこかの値が少しでも変わると

全体の体系がすべて崩れてしまう[7]






左が地動説(太陽中心説)、

右が天動説(地球中心説)。

どんだけデタラメな軌道がわかるだろう。

※動く様子は上のリンクをブラウザで見てね

GIFアニメだから動きのキモさが伝わらない。




  ​ガリレオ・ガリレイの再発見



ガリレオ・ガリレイは、

地動説に有利な証拠を多く見つけた。

まず実験によって性の法則を発見した。

これはアポロニウス、ヒッパルコス

プトレマイオスらが地動説を否定した根拠である、

なぜ空を飛んでいる鳥は地球の自転に取り残されないのか、

なぜまっすぐ上に投げ上げた石は

地球の自転に取り残されずに

元の位置に落ちてくるのかを、

合理的に説明するものであった。


そして実際の天体観測において、

木星衛星を発見し、

地球が動くならは取り残されてしまうだろう

という地動説への反論を封じた。

また、ガリレオは金星の満ち欠けも観測した。

これは、地球金星の距離が

変化していることを示すものだった。

さらに太陽黒点も観測し、

太陽もまた自転していることを示した。

ガリレオはこれらを論文で発表した。

これらはすべて、地動説に有利な証拠となった。

ガリレオは潮の干満も

地動説の証拠と思っていたが、

のちに潮の干満は

月の引力によるものだとして否定された。

※中学受験ネタのほとんどは

ガリレオのせいだ。

こうして彼は

後世の受験生の恨みを買うことになった。


ガリレオ「なるほど。」

弟子「わかったんですか?」

ガリレオ「さっぱりわからん」




しかし、ケプラーもガリレオも、

鳥がなぜ取り残されないのか、

地球がなぜ止まらないで動き続けているのか、

という疑問にはいまだ正確な答えが出せないままでいた。

ガリレオは慣性の法則を発見するも、

その現象がなぜ起きるかの原因の説明には

至らなかった。

これを完成させるのは、

アイザック・ニュートン

登場を待つ必要があった。




  Per aspera ad astra. (苦難を越えて銀河まで)


次はきみたちの時代だ。

地動説を超えて、

宇宙(そら)へと。






©️お受験のお医者さん