はしか感染者相次ぐ 空気感染も ワクチン接種が必要な世代は…


はしかは「麻疹(ましん)」とも呼ばれる

ウイルスによる感染症で、

感染力が極めて強く、

飛まつや接触による感染だけでなく、

空気感染も起きることが知られています。

※コロナより怖いのよ?


《はしかはどんな病気?》

はしかは、ウイルス性の感染症で、

感染力が極めて強く、重症化したり

死亡したりするケースもあり、警戒が必要です。

空気感染のほか、
飛まつや接触を通じて広がることもあり、
感染力が極めて強いため免疫がない場合、
感染者と同じ室内にいただけで
ほぼ確実に感染するとされています。


感染症に詳しい

北里大学の中山哲夫特任教授によりますと、

熱は2日ほどでいったん下がったあと

再び上がるのが特徴で、

40度近くまで上がり、

発熱は1週間ほど続くということです。


発疹は、

症状が出始めてから

数日たたないと出ないため、

最初のうちは、

はしかと判断しにくいこともあるということです。

さらに、感染による合併症として

肺炎や脳炎が引き起こされ、

重症化するケースもあります。


治った後に発症する

「SSPE」という病気も

はしかが治ってから5年ほどたって以降、

10万人に1人の割合で

「亜急性硬化性全脳炎(SSPE)」という

病気を発症することがあります。

「子どものワクチン

忘れず接種を」




現在50歳代以上となる

1972年(昭和47年)9月30日生まれまでの

人は、定期接種が始まっておらず、

ワクチンを一度も接種していない可能性がある


それ以降の生まれでも、

20代半ば以上となる

2000年(平成12年)4月1日生まれまでの人は、

定期接種が1回のみだったため、

免疫が十分ではない可能性があるということです。


厚労省 “必要な場合は

ワクチンの接種検討を”

厚生労働省は、母子手帳などで

自分がはしかのワクチン接種を

2回完了しているかどうかを確認したうえで、

必要な場合は

ワクチンの接種を検討してほしいと

呼びかけています。


抗体検査ができるところ