https://x.com/sankei_news/status/1742815968156692849?s=46
気象庁は4日、2023年の平均気温が、
平年値(20年までの30年間平均)を
1.29度上回り、
1898年の統計開始から
最も高くなったと発表した。
これまでの最高は
20年の平年プラス0.65度で、
大幅に記録を更新した。
特に近年高い傾向が続いており、
19~23年が
観測史上の上位5番目までを占める。
気象庁によると、
23年は春(3~5月)と夏(6~8月)、
秋(9~11月)の
3季連続で過去最高を更新。月別でも、
3、7、8、9月が統計史上最も高くなった。
2023年の気候変動
年初のラニーニャ
6月からのエルニーニョ
(2)2023年のエルニーニョ現象
気象庁の観測データによると、
2023年は6月ごろから
エルニーニョ現象が継続しており、
9月のエルニーニョ監視海域の
海面水温の基準値からの差は+2.2℃と
過去3番目の高さになっています。
例年に比べ海面水温が
高い状態で維持されていることから、
エルニーニョ現象は来年の4月になっても
約90%の確率で継続するとの見通しが
たてられています。
日本への影響
日本の気温は高温少雨の傾向になります。
また、
日本にやってくる台風の発生場所は
エルニーニョ現象の影響を受けやすい
赤道付近の海上であるため、
その発生戸数(ママ)も影響を受けます。
気象庁の観測データでは
2023年の台風の発生数は
7〜10月で13個であり、
これは前年2022年の同じ期間が
21個であることを考えると、
かなり少ない個数となっています。
気温にも影響が出ています。
地球温暖化で気温の上昇が
起きていることに加え、
10月は平年に比べ
+ 0.6℃と高い水準となっています。
また、前の章で全世界的に起こる
農業への大きな影響について述べましたが、
日本でも、
1997年の大規模なエルニーニョ現象が
起こった際に、
異常気象による農作物の生産低下や、
エネルギー価格の変動、
海水温の変化による
特定の魚の漁獲量の低下が見られました。
価格の高騰によって
経済全体にも変動をもたらす可能性があります。
大当たりです。
©️お受験のお医者さん