8:15 現地着。

早速声かけてもらいました。

名札を配りつつ、名簿チェック。

うわぁめんどうくさい

その後はいつもの注意、

おかしも、です。


お受験マスターには逆らわない

かけない

しゃべらない

もどさない

です。

保護者から乾いた笑い。

今回のコンセプトは理科を好きになろう!でした。

なのでノーベル賞フロアは無視です。


日本館に行きたかったのですが。

話はフーコーの振り子から

ガリレオの等時性、

そして地球の時点によるコリオリリョクです。


  地球館3F

ベルクマンの法則とかを説明しつつ

ホッキョクグマとヒグマの違いなどを説明。

偶蹄目はひづめが偶数。反芻する。食える。

奇蹄目はひづめが奇数。ウマとラクダだけ

などといいつつ、

ニャンコの仲間のヤマネコとか剥製スタートです。


  地球館2F

人工衛星、初期のコンピュータ、アナログ計算機

しんかい6500、ちきゅう

工学寄りでした。

発電機や日本初の国産自動車とか。


  地球館1F

各機構帯とそこにいる生き物たち。

一つの植物に集まる生態系を説明。

ここはほとんど好きにみてもらいました。

海の多様性、森の多様性、

サクラ一本に集まる生き物たち。

そろそろ人が増えてきます。


  地球館B2F

ここではざっくり説明して、

化石を楽しんでもらいました。

この辺で質問が多いです。

勉強どうしたらいいでしょう。

得られる情報から必死にお答え。

時間で集まったのでラストに行きます。


  地球館B1F

キョウリュウの化石です。

もうみんな好きなやつでしょ?

好きにみていいよ!となりました。

ここはいつも混雑してる。


12:04午前解散。お疲れ様でした!



東京博物館 午後13:45-

上野でゆっくりランチタイム。

再び椅子の近くに集まりました。

10人以下だけどこんな人数でいいのよ、本来。

なんだよ64人って。


  先土器時代

黒曜石や打製石器の特徴を話しました。

そのあと縄文土器へ。

縄文時代カテゴリでもだんだんうすく、

かつゴテゴテしていきます。

ここで遮光器土偶の登場。

遮光器ってなによ?の説明です。

これです。

雪原に暮らすエスキモーの装備です。


  弥生時代

薄型や、首の細い土器が目立ちます。

また、色を塗った痕跡があることも紹介


  古墳時代

ハニワはハオと言ってました。

ハニワハオ。

このネタを言い忘れた屈辱。

装飾品などにみんな夢中


  家型埴輪

なかなかこれを生で見ることがないので

見せられてよかったです。


  馬の道具

馬型土偶とともに、馬具の説明をしました。

古墳時代に馬に乗る習慣があったことを説明しました


  平安時代

この時代になると金属器が増えますが、

器の蓋がピタリと閉じます。

高い技術力のお話をしました。


  平安仏教思想

経箱だとか文字だとか、お経の話をしました


  鎌倉時代

あんまりいい遺物がありませんでしたが、

絵巻物なんかを説明


  大判小判

ここで貨幣の話をしました。

和銅が高麗人(こまびと)によって

みたかったこと、などです。

小判の本物見せましたが、

レプリカの触れる大判小判の方が人気。


  というわけで平成館おわり。

夏はここで解散しました。

明らか疲れてたからね。


今回は日本館飛ばしたからまだ余裕ある。

よっしゃ、ワシ、徳川家康がらみやるで!

そして魔界へと踏み出しました。


  東京博物館 本館

というわけで本館にいき、

日本刀の解説するも、

刀剣女子が長い時間陣取っています。

うう。混みすぎ。

なので、刀については太刀だけ説明。

太刀から打刀+脇差になり、

切腹したんだよ、とか。


そののち、甲冑のレプリカ。

割と感動してました.

ヨロイ戸とはこのヨロイなんだ、

ほら、隙間風通るでしょ?

言えた言えた。


  このあと地獄がはじまる

さて展示順に進むと、

仏像とかでてきたわけです。

仏ゾーンについて語りましたが、

わかったかどうか。

あ、宗教開始者は飛ばしました。


次に玉手箱。金蒔絵のお話、螺鈿作りのお話。

さらに進むことになるのですが、

この辺で公開し始めます。


  日本刀再び

またまた刀剣女子や外国人が。

仕方がないから平安〜戦国の大鎧と

南蛮鉄の南蛮一枚胴を裏から説明。

そう。鉄砲は防げないから戦国後期は

一枚胴になったんだね。

長刀、蜻蛉切レプリカ見せて

大河で本多忠勝がもってた!とのこと。

NHK。ほめてつかわす


  絵巻物とかさぁ

子どもたちが疲れてるのだが、

出口が見つからないので、

ハイハイ乙乙と思いながらとにかく前進。

見るものねえじゃねえか!

着物とかじゃねえか!

やや早足でとりあえず出口を目指しながら

ベラベラ喋る。

このときマスターは小脳で喋ってるので

考えてません。


  14:48

ついに出口につく。

子どもたちヘトヘト。

ごめんね、

マスター東博が中身改装してたの

忘れてた。

そこで解散の辞。


  終わりに。

夏の参加者さんもありがとうございました。

みなさんのお子さんが理社離れしなかったら

いいな。

科博や東博に寄付してくれて、

いつまでも、子どもは無料ならいいな!

そう思いながら、命の炎を燃やしました。

授業ギリギリでやんの。

念の為少し開始時刻を遅らせました。


皆様の心に、

上野にいけば、またキョウリュウや

文化物、考古学遺産、国宝や重文に会えるよ。

そう知ってもらえたら幸い。


うん。

疲れたね!

来年やるかどうかわかんないね!

希望者いたらだね!いないかもだけど。


本年度はこれで終わりです。

みなさま、お疲れ様でした。

子どもたちが居残りいないか、

みてくれてありがとうございました。

力不足ですが、何かの経験になれたらいいな。

初めて上野の科博にきて、

スゲー!と思ったあの時の私のように、

教えた子たちからお医者様や、

科学者が生まれたら

これ以上の喜びはありません。


テキストや資料集に書いてあることの

本物は必ずあるのです。


ではまた授業であいましょう!


©️お受験のお医者さん