「二月の勝者」の高瀬志帆さんと

「勇者たちの中学受験」ほかで有名な

おおたとしまささんの対談。


きみたちが合格できたのは

父親の経済力と母親の狂気。


これが正確ではないことは述べてきた。



開成中前校長の柳澤先生の、開成中の入学式でお話になった祝辞からの抜粋である。

「君たちは、お父さまの経済力と

お母さまの狂気にも似た熱意によって、今この場にいる。

これからは、開成の生徒として自分の足で立ち、

歩んでいかねばならない。

よって君たちは、これから東大を目指すべきではない。」



ここを多くの方が間違えていることは
すでに指摘した。
てか、改変した書き方が悪いわけよ。
まあ、曖昧にすることで、
黒木が性格最悪だと
錯誤させたかったのだろうけど。
塾屋から見た時には
佐倉がぬるすぎてビビるわけだ。
あとPhoenixで非常口に近いのが最上位とかは
ありませんので。
授業中の様子は本当にあんな感じです。
で、最新刊でやっと正しい狂気を描けたらしい。


その間に何人が振り回されたのかなー

という感じ。

非受験親からは

中学受験するなんてアタマオカシイもんね!

使われ、

実際に始めた人には私も頭おかしいのかも

悩ませ。

撤退考えた人もいたんじゃないかなー。


ま、マンガだし、

本気にする人が

悪いんだけどね?


このマンガの誤解を解くために、

コメントしてた時期もありました。


というわけで、

正解は

狂気にも似た熱意。


熱意なら負けちゃいないはず。



現代の解釈


故スティーブ・ジョブズ氏が

2005年の米スタンフォード大学の卒業式で

行ったスピーチは、

現代のメメント・モリの解釈において

重要なものとなっている。

同氏は次のように述べている。

自分はまもなく死ぬという認識が、

重大な決断を下すときに

一番役立つのです。


なぜなら、永遠の希望やプライド、

失敗する不安……

これらはほとんどすべて、

死の前には

何の意味もなさなくなるからです。


本当に大切なことしか残らない。

自分は死ぬのだと思い出すことが、

敗北する不安にとらわれない

最良の方法です」(※1)。


少なくとも私は

授業は今死んでも後悔のないように、

全部いい切ることにしています。

次はない。そう思ってます。


この辺が多分、

松谷くんに欠けてたと思う。

みなさんも、

今この時間をお子さんと過ごせるのは、

今しかないんだってこと。



そう考えて、

今の声かけに

後悔はなかったか、

正しい狂気で愛で包めてるか。

どうか、忘れないようにしてください。