私ならこれで一題作る。


東京上空の勢力図に異変…

オオタカが明治神宮で、

ハヤブサが六本木ヒルズで繁殖…

カラスが東京から消える「ヤバすぎる未来」

8/26(土) 8:04 Yahoo!ニュース

 「これまで東京都上空の覇権を握っていたのは、カラスでした。しかし、個体数の減少に伴い、オオタカやハヤブサなどの猛禽類が東京都心に進出し、熾烈な勢力争いを始めているのです。両者の戦いにスズメやツバメなどの小鳥も巻き込まれ、東京の空はさながら、生態系の頂点をかけた仁義なき戦いのような状態になっています」


 そう語るのは、NPO法人自然観察大学学長で、『都会の鳥の生態学-カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰』の著書がある唐沢孝一氏である。長年にわたり、都会に生きる鳥の研究や観察を行ってきた「都市鳥」の権威だ。


 その主役の一方がカラス。


 一口にカラスと言っても、東京で見かけるものには主に2種類いる。一つが「ハシブトガラス」。嘴が太くて力が強く、カーカーと鳴くのが特徴だ。銀座や新宿など山手線内の都心で見かけるカラスの99%を占める。雑食性で、生ゴミを漁るため害鳥とされている。



ハシボソとハシブトの話は
どっかの塾のテキストでやるが、
軽くふれておこう。

この二つの違いの最大はクチバシの太さにある

それだけだが、

それが大きい。

クチバシとは反響装置であり、

人間で言えば鼻腔にあたる。

つまり、

同一の音声の高低や大きさをコントロールできる。

したがってハシブトガラスは元来森にいた。

確か外山滋比古氏の文だったが、

フランス語はひらけた地域なので、

音にこだわらず、

文字として美しい視覚的言語

といい、

翻ってドイツ語は森の中なので、

音にこだわり、

女性のドイツ語はとても美しい音である

聴覚的言語である

なぞと書いていた。

真偽はどうでもいいが、


これがあるため

旧来里山にいたのはハシボソガラスで、

森林にいたのがハシブトガラスだった

という学説がある。


ハシボソガラスはガーガーとなく

ハシブトガラスはカーカーとなく。


一口にカラスと言っても、東京で見かけるものには主に2種類いる。
一つが「ハシブトガラス」。
嘴が太くて力が強く、カーカーと鳴くのが特徴だ。
銀座や新宿など
山手線内の都心で見かけるカラスの99%を占める。
雑食性で、生ゴミを漁るため害鳥とされている。

 山手線沿線の外側から
千葉県や埼玉県へ行くにつれて増えていくのが、
「ハシボソガラス」だ。
嘴が細く小さく、
「ハシブトガラス」と同様になんでも食べる。
遮蔽物の少ない平地を好み、「ガーガー」と鳴く。

さてかつての里山では棲み分けができていた。
ここに変化が起こる。
人類の建築構造の変化である。
コンクリートジャングルで有利なのは?
そう、もともと
ジャングルに住んでいたハシブトガラスであった。

今、猛禽類と激しく火花を散らしているのは、
ハシブトガラス(以下、
カラスはハシブトガラスのこと)である。
 「ジャングルクロウ」と呼ばれ、
元々は東南アジアの
ジャングルに生息していた鳥だ。
草木が生い茂る密林では
水平方向に視界が悪いため、
高所から獲物を見つけ、
地上へ垂直方向に狩りをする。

 「つまり、カラスにとって、
都心のビル街は故郷のジャングルそのもの。
昔は低い建物しかありませんでしたが、
今や、都内は再開発で高層ビルが林立し、
コンクリートジャングルです。
高所に止まり、
路地に出される生ゴミなどを狙います。

しかし、
カラスの害に困った人間はカラス対策をした。
一つ、ゴミはボックスに入れる
一つ、ゴミはその日の朝に出す
一つ、ゴミにネットを被せる
さらに高層はタワマンとなり、
最上層となるとカラスの生態圏を超える。

結果として猛禽類にとって都合がよくなった。
オオタカハヤブサは絶滅危惧種なので、
汚いカラスなんかより増えた方がよい。
そう思う人はいるかもしれないが、
新潟水族館近辺では
食べ歩きにコロッケを買うと、
ハヤブサに狙われるから気をつけろという
看板もあるのだ。

私たちが再び生態系を変えようとしている。
それが正しいかどうかはまだわからないが、
オオタカに子どもが目を突かれて失明した、
その時に気付いても遅いわけ。
さあ、では

問 どのようにしたらカラスやハヤブサ、
オオタカなどの猛禽類とうまく付き合えますか?
あなたの考えを書きなさい。