​ご相談内容

夏期講習も1週間が経過し、
少しやり方がわかってきているものの、
どうやったらいいか、私も本人も悩んでいます。
S塾に連絡すると
親身になって聞いていただけるのですが、
なかなか正解に辿り着けないでおります。
子供のタイプによるので
正解とは一概に言えないのかな、など
時々思ったりしています。

マスター先生に質問が2つあります。

1、7/26 記事で苦手克服させようとしてませんか?

とありましたが、
我が子の場合は国語が大変苦手で、
一旦覚えた漢字も
時が経てばまた忘れてしまうようです。
理科社会の内容は覚えていても、
漢字の記憶は別物なのかもしれないと
思ってきました。
そうは言っても漢字知識は継続すれば
なんとか形、点数になるので、
苦手克服と思ってやれば良いと思ってますが、
苦手克服させようと思ってはダメでしょうか?

2、夏に親が手を離す
前にメールでもアドバイス頂きました。
なるべくそのように、と思いますが…
どの程度かわかりません。
我が子は国語以外は問題どんどん解きます。
簡単なものまでやる必要あるのかな?と思いますが、私には区別つきません。
処理能力とやる気は結構あるので、
どんどん解きます。
ただ、間違えた問題の直しが難しいです。
私が理解して教えるのに1時間かかるし、
それをやっていると夜遅くなってしまいます。

  マスターアドバイス


1 苦手克服
苦手を克服させることは大切なのですが、
・嫌い
だから
・苦手
な場合に
「費やす時間に結果が見合わない」ことになります。
つまり時間の無駄遣い化しやすいのですね。
これを時間的コストパフォーマンスが悪い
呼ぶことにします。

今、4年生であれば、
「夏休み特訓で漢字で結果をだす」というのが
ロスが多いということです。
同じ時間なら得意な科目をもっと伸ばすか、
計算練習した方が成果が出ます。

さて、マスター少年は
小3の時の担任、吉田のせいで
死ぬほど漢字が嫌いで書けませんでした。
てか書きませんでした。
読めるけど。
読書は好きだったので。

そんなマスターも流石に
「部活で全国行ったあと半年で国立現役合格」
しかプランがありません。
うちにはお金がなかったので。

そうなると苦手、嫌な漢字をやるしかないわけです。
そこで私は理系ながら、
「漢検2級」を目指します。
使ったのは漢字検定過去問と
漢字要覧と漢字辞典です。

まず4年なら8級からやってみましょう
「寝る前に10分でいいんだよ」です。
物語のように。

私はワイド版をおすすめします。
小学四年生が辞書を持ち歩く可能性が低く、
むしろ常に机にあるほうがよいです。
暇あれば読ませます。

私の授業受けたお子さんなので、
読むと面白いってマスター言ってたよ、と
言ってください。
これだけでやります。

2 親が教える
質問教室に原則行かせます。
教え方が親と違うことが多いので。
夏休みは特に毎日行けるわけですから、
「昨日できなかったとこに付箋貼って、
質問にいきなよ」といいます。
わかって帰ってきて、
おうちで解けたら
親が付箋を「はがして」ください。
ここでほめ。
「できるようになったねー」です

これ繰り返すだけで、
教えはしないのです。
これ旦那さんと読んでください。
> 親がするべきなのは、
進捗状況の確認と困ったときに
相談にのれる体制をつくること。
勉強に関する相談も、
もし自分で考えることなく
「ここ、教えて」と言ってきたら即却下。
「自分はこう考えるが、
どうしても理解できない」というような
ときにだけ教えるようにしていたそうだ
※お子さん二人を二人とも東大合格させたママ

魚を与えてはいけません。
魚の取り方を覚えさせるのです。

お子さん自身が試行錯誤します。
それを危険にならないようにしつつ、
「木のそばに立って見るのが親」です。
星明子作戦です。
え?それでもいうこと聞かないなら?
「マスターが
そうしろって言ったから」
おしまい。

苦手科目・分野を克服する際には、

無駄に思えても、

同じことを繰り返しやらせるといい。

小数の割り算など

苦手な計算問題を集めたプリントを

1日1枚ずつやらせる場合、

内容は毎日同じものでいい。

「子どもは、

昨日やったプリントの30問すべてを

覚えてはいません。

苦手な問題は見ただけで

子どもはびくびくしてしまいます。

同じ内容で見直しすることで、

見慣れていきます


佐藤さんによると、

この見慣れることが子どもには重要で、

学力や知識の定着につながるという。


そう。

苦手なら毎回答えを覚えるごとく、

同じドリルを繰り返せばいいのです。

それで自信につながりますよ


©️お受験のお医者さん