たびたび申し訳ございません。
小2男子 息子の質問です。
この質問は私も昔からの謎で答えられません。
マッコウクジラは深海まで魚をとりにいくんでしょ?
なんで圧力でつぶれないの?
私もなぜ深海魚を釣っても
地上で爆発というかふくれないの?と
思っていて全く答えられません。。。
お時間あるときに教えていただけますと幸いです。
よろしくお願い致します。


  ​ピックアップには載らない謎の圧力

ゴルゴムの仕業か!


ということは別にして

水圧ってなんでしょうか?


  水圧とは

=その深さまでに存在するすべての液体の重さ

ちなみに気圧

=その高さまでに存在するすべての気体の重さ

です。

が、海水の方が空気より重いでしょ?


したがって

気圧は

山に100m登ると約10hPa気圧が下がる

(10m上ると1hPa下がる)

ですが、

水圧は

100mで1万hPa上がる

ことになります。

そら潰れるわな。

※余談だが発泡スチロールなので、

容器内の泡が潰れるためにこうなる。


そしたらマッコウクジラとか死ぬじゃん。

そう思っても無理はありません。


  深海魚はなぜ潰れないか


浅い場所に棲む魚は浮き袋に気体が入っているため、

もし深海に行けば、

先ほどの金属バットの様に水圧で潰れてしまいます。

ところが深海魚は

浮き袋や内臓に気体の代わりに脂を入れています。

だから深海の高い水圧にも耐えられるんです。


こうして
コッテリアンコウ鍋が美味しく食べられます。
が。
どこで食うと
安くてうめぇっかは教えてやんねっぺよ。

  真っ向から立ち向かうクジラ


ではマッコウクジラの体内は

どうなっているでしょう。

はい。コッテリ脳〜。


この脳油を取るためだけであとは捨てて

絶滅に追い込んだのが捕鯨反対国です。


国際捕鯨委員会「破産の恐れ」 3年前に日本脱退、本部建物の売却も

有料記事

 国際捕鯨委員会(IWC)の総会が13日、

スロベニアのポルトロージュで始まった。

2019年に日本が脱退して以降、対面形式での開催は初めて。

捕鯨の規制についての議論は低調となりそうだが、

新たに財政状況が課題として浮上している。

会期は21日まで。


日本に嫌がらせし続けてたら
この脳油がポイントなのですね?
深く潜りたいときには、
鼻の穴から冷たい海水を入れて脳油を冷却。
脳油を固めて「おもり」にします
一方、
海面に上がりたいときには、
脳油を血液で温めてもとの液体に。
浮力を大きくして「浮き袋」として
おでこを活用しているんです。


クジラ、脅威のメカニズム。




  マッコウクジラの血は兄弟よりも濃い

さらに血液にも秘密があります。



<筋肉に酸素をたくわえることができる!?>
マッコウクジラの全身の筋肉には、

ミオグロビンというタンパク質が多くふくまれています。
このタンパク質は、血液中のヘモグロビンから受け取った酸素をたくわえておくことができます。
水面で取りこんだ酸素をたくわえて、

体のすみずみに行き渡らせることで、

長い間息つぎしないでもぐりつづけられるのです。


このミオグロビンには人間にもありますが、
マッコウクジラは圧倒的に多いので、
このような長期潜水(90分間)が可能で、
このため、
クジラの肉は血合いが強いからまずいわけです。
※ちなみに白人がクジラを食べない
本当の理由は
旧約聖書にのない魚は食べてはいけないと
書いてあるからです。
賢いから食べてはいけないだとすると、
賢くない人間は食べてもいいになるでしょ?
あとづけサクサク

  ​内圧。

したがって、

浮き袋に空気の代わりに油が入ってる深海魚も

血液に酸素を蓄えることで肺を完全に潰せる

マッコウクジラも

空気が体内にないので、潰されることがない

と言えるのです。


ちなみにマッコウクジラとは

クジラの体でできる結石、

龍涎香(りゅうぜんこう)が

抹香(お葬式でパラパラするお香)に

匂いが似てるのでついた名前です。

真っ向から立ち向かうのではありません。

それは真っ向から否定します。



©️お受験のお医者さん