大妻女子短大は名門である。

かつての良き妻教育に定評があり、

女子人気もあったし、

男子人気もあった。

「お前の彼女大妻なんだろ?」は

男にとってはステータスですらあった。

変化は1992年ごろに遡る。

バブル崩壊に伴って、

短大卒の就職がまず消えた。


しかし前年まで何も言ってないから

女子たちは何も考えず、

普通にみんな短大行くから私も、だった。

そして現在短大はほとんどが4年制となっていふ。


大妻大学がそういう経緯を辿ったので、

もともとは大妻に入る学校だったが

今は外に出るための学校になった。




  入り口と出口

偏差値57

四谷55以上は難関なので十分、

中堅から難関になる。

基本コースから狙うと第一志望。

中堅では併願校として使われるから

女子にとって使いやすい学校。

ここも某校と同じく、

地方国立大学と医学部に力を入れている。

国立現役30 医学部29 

同レベルの男子校よりよい。


すこし個人的な考えを述べておこう。

ある学校の新入学生人事担当の先生から

地方国立がどれだけ出せるかを

保護者は気にするとおっしゃっていた。

理由の一つは経済問題。

バブル期までは金が余ってたので、

家事手伝いなんて仕事もあって

料理だのお裁縫だのの教室があった。

男性は働き、女性は主婦をやれた。

バブルで氷河期が始まると一般職が消えた

全部派遣さんになった。

ここに大企業だと線を引くらしい。

「あんたはうちなら採用してない」と接する。

逃げ恥はこのパターンだ。

ガッキーがモテないわけではないと思うが

あの時代の文系院進心理学部とか

リーガルハイでのワセジョ法とかは

当時のイメージで、モテない代表とされた。

※いまはそんなことないよ?

この背景わかって欲しいんだよな。

元女子短大付属系は軒並み経営が苦しい

なんでかというと

就職予備校として弱いと見られてるから。

一般職がないので四大合格率あげるとなると

私立では生涯学費が重いから

ベンチマーク地方国立で見るのが

プロの教育関係者である。



  部活

バレー部が強いのは有名。

あとは盛んだが、部活バリバリでもない。


  アクセス

市ヶ谷である。

本八幡、千葉、大宮、横浜。

明らかに近県の生徒を呼びたいのがわかる。


  制服

スタンダードなセーラー服


セーラー服好きな女の子ってわりといて、

制服でここ選ぶ子もいる。


  学校行事

ここ学校行事がおおいんだよ

模擬国連とか放課後英会話レッスンとか。
SGHアソシエイト校だから、
語学にはチカラをいれている。
海外大学に行く生徒も多い。

  まとめ。

とりあえず大妻女子短大のことは

わすれよう。

親世代は。

今はここは付属ではなく、

進学校と捉えた方がよい。

ついでながら併願には

・大妻中野

・大妻多摩

・大妻嵐山

この二校もいれるだろう。

系列で傾向に似ててなおかつ優遇措置がある。

また、本校も繰上がある



追加・繰り上げ合格で考慮する

追加・繰り上げ合格の際に考慮、あるいは優先する優遇制度です。

1回目、2回目、3回目と複数の入試を受験して

正規合格にならなかった受験生に、

入学の手続き段階で定員に満たない場合、

「合格ラインに近い点数だったので繰り上げ合格とします」という連絡があります。

だから厳しくても受け続けるべきだ。


この学校は難関から中堅まで、

あるいは基本コースの憧れにもなりえるし

ベンチマークでもある。

なぜならここらへんより上は

偏差値58の壁が出てくる。

問題は素直なので

きちんと苦手単元なくせば受かるし、

実際も悪くない。

吹き抜けの中庭からの景色は

本校の特色で廊下が明るく、

中庭ではおしゃべりが絶えないと聞く。

先生、いい女子校ないですか?と言われたら

ここは推せる。

だが合格実績で

吉祥とか鷗友とか立女もあって、

都内西部はこっちこないことが多い。

必然的に東部北部の生徒がここに来る。


なので簡単じゃないんだが、

中学受験で標準と言われたら、

本校を考えて私は女子の指導にあたる。

中学受験の変なとこは、

付属大学のイメージで語るのは間違い

という点。

早稲田大学でオラつくのは

地方の高校まで我慢してきた人だし

慶應でオラつくのは慶應幼稚舎から

ミスター慶應となった

持ち上がり犯罪者なので、

企業は今は中学名を聞くようになった。

エスカレーターとして人脈が期待されるか

ずっと親の資金力で上がってきたマヌケか

わかるからだ。


そんな中で大妻は認知度が高く、

誇っていい学校なので勉強大変だが

行きたい、行かせたい学校である。

個人的にはここに向かって

がんばる生徒は基本コースに多くて、

その夢をかなえてあげるのは

私は好きだったな。

卒業後にあまり遊びにこないけどね。

問題もバランスのいい山本選手


©️お受験のお医者さん