この記事を作った理由は
半分合ってて半分間違えてるからだ。
まず佐藤ママを理解しないといけない。
佐藤ママは灘大好きであるので、
彼女が言いたいのは
灘式「銀の匙」読解をやれ
ということである。
しかし、そんなの常人には不可能だから。

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橋本武の授業の概略を紹介すると、次のようになる。(詳しくは写真で示した本をご覧いただきたい。)

 ノートは一切使わず、全て橋本が自作したプリントを使って授業。

橋本は最初の『銀の匙』の

授業を始める1年前から研究を開始し、

授業には毎時間

大量のプリントを持参して臨んだ。

そのプリントは毎日帰宅後、

食事を終えてから鉄筆を片手に作成したもので、

作成には深夜2時3時までかかることがしばしばだったという。

橋本は分からないところは

直接作者の中勘助に手紙を出して尋ねた。

中勘助は橋本から質問の手紙が来るたびに、

懇切丁寧な解説の返事をくれた。

昭和26年に橋本が初めて

銀の匙』研究ノート

(授業で使ったプリントを製本したもの)を

中勘助に送ると、

銀の匙』をこんなにまでしてお読み下さいますことに改めて御礼を申し上げます。

これを拝見するとあべこべに

著者のほうで学問をすることになりそうです。

中勘助から礼状が来るほど、

橋本武の研究は徹底していた。



ここまでやること自体に意味はあるが、
こんな準備する能力は親にはない。
なので、私は理論最適解を出そう。

  質と量の追求

まず小学生の読解の質は極めて低い。

例えばテキストの一題を読ませてみてほしい。

よんだ?

そしたら聞いてみてほしい。

登場人物は誰で、一体何をして、

掲載された部分の主題(テーマ)はなにで、

作者、筆者の主張、描きたい世界は何か。

一個も答えられないのが普通である。

なんでか。

令和4年度 全国学力調査 小学国語

・言葉には、相手とのつながりをつくる働きがあることを捉えることができなかった

児童がいた。

話合いは意見を一つにまとめるための

ものであるという意識が強くある。


しかし文章の「よさ」について書いていない。

伝え合う活動の様子の内容を踏まえるなどして、

文章の「よさ」を見つけることができなかった。


ほら。
文中で言いたいことじゃなくて、
社会的に正しいとされる答えを選んでるから。

設問は「ごみ拾い」か「花植え」のいずれかを選び、

問題点についての解決方法を自分で考えて書くことを求めている。

それぞれの問題点として「続けることが難しい」「世話を続けることが難しい」は、

すでに話し合いの中に示されている。

だから、

その解決方法を自ら考えて書けばよい

しかし、

その解決方法を書けていない子どもが36.1%もいた。

これは、

普段の授業でさまざまな対象・事象について

問題点や不十分な点を発見したり

指摘したりしながら、

その改善の方法を

多面的に見つけ出すという学習が弱いことと

関連している。

対象・事象を批判的に捉える学習である。


だから佐藤ママの半分はあっている。
質を高めよう、ということになる。
すると
どの塾屋でも「線をひいて読め」と言う。
この引き方については各塾や講師で
違いがあるが、
多くの場合は主観的に
「ここで引くべきだと気づけ」
「な?答えにつながるだろ?」と教えている
これは再現性がひくい。
家やテストで同じようにできない。
そもそも引けと言われたら引いたが、
なぜ引くのかわからないことになる。
線引いてるのに主観のまんまとなる。
ここを変えれば劇的に変わる。

が、一冊を
それこそ灘式「銀の匙」的な
スローリーディングや
開成式「羅生門」の
スローリーディングは親には無理なのだ。
ここで解決となる。

  解決法

同じものを読んで話合おう。

これが家でできることだと思う。

「ごんぎつね」が教科書会ロングセラーなのは

絶妙にぼかして書いてないことがある。

「ごん、お前だったのか…」

何がどうお前なの?

ここで驚愕するのは

葬式で鍋をグツグツ沸かしているのを

ごんが見た場面。

ごんはキツネだから

沸かしてる理由はわからない

だから記載されてない。

そこで「何をしてるの?」と

グループで話合わせると、

「昔は火葬がなかったので

お母さんの骨を煮込んで

溶かしているところです」と出てくる。


日本の文化、通俗、葬式の裏側を

見たことがないのだ。

例えばチベットでは鳥葬を行い、

また死者に対して中国山間部では冥婚をo

(どうでもいいので省略されました)


なんにせよ、

の高い読み方をして家族で語り、

量としてその読み方を増やしていく。

というのが正解だろう。


しっかし、

佐藤ママは絵本を1000冊読ませたとか

自慢してなかったか?

ま、あやまちに気づくのは大切なことだね。