ご質問内容

一点教えていただきたいことがあります。

理科が大好きなのに、間違えてしまうようで、
「まだ理科の勉強の仕方がはっきりつかめてないんだ~。

暗記するとこはわかるけど。

応用で間違うから、

考え方の理解の詰めが甘いんだよなぁ。」と子どもが言ってきます。

私は「なんとなく考え方がわかったつもりだと応用で躓くよ。

考え方を理解するために問題を使うんだよ。

とにかく解いて、考え方の掴み方を練習してごらん。

先生に勉強の仕方を相談してもいいと思うよ。」

と話していますが、自分で見つけるしかないので

本人に任せています。

これで大丈夫でしょうか?


  マスターアドバイス

 基本的に理科は四層構造である。


基底層 いわゆる知識、計算一行問題

低山(1000m未満)の登山 ピクニック

例:

問 JKローリングの書いた世界的ベストセラーは

答 のび太の魔法学園生活

これは確かに暗記。

バスケで言うとドリブルやパス練習みたいなもんだ

国語なら漢字の書き取りの繰り返し

算数なら計算と一行問題集や基礎トレ


中間層 ここは暗記じゃない

標高1000m ハイキング


例えば

跡見。

基本校なので月例やマンスリー、

確認問題はこれでできている。

これを塾屋は「典型題」という。


これは努力でたどり着ける。

知識は必要だけど、グラフの読み取りなどで場馴れすればよい。

バスケで言うならドリブルシュート

(レイアップシュート)ともいう。

左手は軽くそえるだけ!

サッカーで言うコンビネーション、

野球で言う送りバントからの出塁をいう。

動作コマンドは2以上である。

これはこれで努力。

要するに繰り返し実験問題を

考えて」解くならできる。

小4ではまだ学校でやってない。

当然、はじめてのおつかい。

なのでこの部分は

問題を解く、演習をすることでしか上がらないが

児童によって差が出ることがある。

それは考えて解いているかどうか

多くの保護者もお子さんも勘違いしている。

なぜ算数は考えて答えを出すのに

理科だけは考えないと思った?である。

なぜ中高一貫私立では結果が出るのか。

それは

考えて答えをだす練習をしてくるからだ

結果的にこれを求められると新四年では戸惑う。

だが取り組もうとし、考えて組み合わせれば

だいたいは解ける。


上位層 つまり応用問題
標高 2000m 登山
このレベルになると知識や
「あ!これ○研ゼミでやったやつだ!」など
出てこない。
いわばテストで差がつくのがここ。




これまでの知識や典型題に近づけることが必要

この辺が初見になることが多い。

※難関大手塾なら典型として過去に一回以上

やらせてるんだけどね。


発展 最上位層
標高3000m 挑戦
このレベルでは知識、計算、作文のすべてが過去になる。

いきなりコーラの話になる。


はい。確実に遭難します。

コーラを飲んだらゲップが出るくらい確実ッ!

てことでここに至る道には

典型題が解けるチカラが必要です。

できてないならお話になりません。

初見とはッ!

初めて出会ったものという意味だが、

現実は違うッッ!

こいつは過去に出会ったものたちに

余計なものがついている!

見たことない、聞いたことない、

どうしたらいいかわからない、

パパもママもしらない。

「まだやるかい?」

そう学校は問いかける。



だから。第一段階でその幻想をぶち壊す!


バテバテの三井。

理科は最後に現れる。限界値に近い。

だが仲間は信じた。

三井のマークを赤城が引き剥がす

わずかな隙を見てリョータが回す

外しても桜木がリバウンドを拾ってくれる。

三井を信じた仲間たちを、

三井は信じぬいて、

一つのものだけしか見ていなかった。



三井ならゴールを決める。決めてくれる。

これが信じてくれたものたちが欲しがっていた

ただ一つのものである。


諦めない限り、
あなたはあなたでいつづける。

さてでは具体的にどうしたらいいのか。
典型題は定着するまで親子で悩め。
気づいても答えをすぐ言うな。
ヒントは出していい。
「コーラってどんな飲み物だったっけ」
「炭酸!」
最初の扉が開いた時、
ゆうしゃのぼうけんがはじまった!