ここで注意点があります。

分数は1/2,1/3,1/4などと書きます。

これは横書きパソコンの

英文式の書き方なのでご理解ください。

また分数は記号であって数字ではありません。

なにをいってるのかわからねーと思うが

そのうちわかります。



  小数の扱い

小学生においては小数の扱いはあまり困りません。

が、点の位置が汚くてわからなかったり、

筆算で「.」で揃えてなくて計算ミスします。

筆算は書かせてください。

部分点くれるだけでなく、ミスが減ります。

解答時間が足らなくなる

それを気にするのは満点とった人です。

てか満点取れる人は

計算早いから筆算書いたくらいで速度落ちません。

逆に筆算書かない人ほど満点から遠くなります。

あ、中学受験ではとにかく情報整理で

図を書いてから取りかかりましょう。

「動かずに考えてる」はあり得ません。


次に分数です。
こっちは「分子と分母セットの記号」なので、
足し算引き算ができません。
主要なものは暗記すべきです。
2の倍数で割るもの
1/2,1/4,1/8,1/16…
0.5,0.25,0.125,0.0625… 
ここまで暗記した方が早いです。
3の倍数で割るもの→わりきれない
1/3,1/6
0.333…,0.666…など。
1/4,1/8
2の倍数と同じです。
1/5,2/5
0.2,0.4…
こうしていくと規則性が見えてきます。
1: 2の倍数=偶数は2の倍数に出てくる
2:分母が奇数の素数は割り切れない
3:5は割り切れる
以上です。小数はこれでいいのです。
※割り切れない関係は早く終わりにしましょう


  ​分数記号論

分数は記号です。
比の書き方では2:3と書きますがこれと似てます。
1/2とは「1を2で割ったよ」なので
★とします。
1/3とは「1を3で割ったよ」なので
☆とします。
★+☆はいくつですか?とか
言われても意味不明でしょ?
記号はたせません。
なので足し算や引き算をするには分母を揃えて、
同じ記号にするわけです。
★は分母と分子に同じ数をかけても同じです。
相似がわかっていれば簡単ですが、



でも3×★=2/6,2×☆=3/6となります
これなら出せるんです。
それを実体で確認しましょう


ほらね3/6は6等分したケーキの2個分。

これと1/2=6分割の3個とは同じです

だから分母を揃える通分すれば

足し算引き算ができます。

上下に同じ数をかけるのを忘れないでください。

さあチャレンジ。

ゴミみたいにめんどいですね。

これが「地雷」です。

小数と分数では困るので、全部分数にします

あらすてき。まだまだいくよぉー!

今度は帯分数を過分数にしました。

ついでに次に通分をします。


ここで÷の扱いが重要です。

分数では

割り算では

後ろの数をひっくり返して掛け算にしてもいい

のです。なので掛け算にします。

こうなりました。

記述校のためにも!

暗算を頭の中でやると落ちます。

本当にできる子は全部かきます。

字が下手すぎて筆算を普段かかずに

慶應オープンで落ちた生徒とか、

これを省略しすぎて直しができない子とか

私だから合格したようなものです。

では、約分しましょう。

これが楽しいですよ。

バンバン敵を撃墜します

分子と分母の同じ数を消します。

(37×17)/15-367/60になります。

できました?

よく見ると60って15の倍数ですよね

なので

(4×37×17-367)/60

=(2516-367)/60=2149/60

=35と49/60 

以上です。

2022年の

女子学院とけましたよ!


このように計算するときには

1.小数を分数に揃える

2.帯分数を仮分数にする

3.割り算はひっくり返して掛け算に

4.できるだけ分子と分母で同じ数があれば消す

5.分数の足し算と引き算の通分はギリギリまで

6.最後に過分数を帯分数にしてから答えを書く。

ということをしっかりやれば

御三家でも解けます。

実際にはJGだとこれを3分くらいで解くので、

今よりもっと早くバカスカきれいに書いて

確実に点を取ることが大切です。

低から中学年で慣れない場合はこれもありです。


また、

こういった問題の解き方をキセル算といいます。

何回も解いて体で覚えましょう

http://www.suguru.jp/seminar/chuunyuusan/suukeisan/bunsuu_kuhuu.pdf


ついでに基本的な計算テクニックを紹介して終わります。



この本はおすすめです。


アプリもあります。


計算王に

きみはなる!

ドン!