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父は母に。母は父に。
母は娘に。娘は父に
最初、ご紹介で終わらせようと思った。
だが、ちょっと女子の受験事情を語る必要があると感じた。
いわゆるリケジョを増やそう!と国が必死なのはご存知だろう。
本人の心の底は知らんが、STAP細胞論文事件はその過程で起きた。
そんな逆風の中で物議を醸したのがこれだ。
講演者は文化人類学者 元東大教授上野千鶴子。
みなさんにはフェミニストとしての姿が見えるだろう。
だが、大学教養課程で文化人類学を学んだ私からは彼女は「いまだに文化人類学者」だ。
文化人類学の視点から「女子学生をメタ認知」するとこうなる。
文科省が全国81の医科大・医学部の全数調査を実施したところ、女子学生の入りにくさ、すなわち女子学生の合格率に対する男子学生の合格率は平均1.2倍と出ました。略
1.0よりも低い、すなわち女子学生の方が入りやすい大学には
鳥取大、島根大、徳島大、弘前大などの地方国立大医学部が並んでいます。
ちなみに東京大学理科3類は1.03、平均よりは低いですが1.0よりは高い、この数字をどう読み解けばよいでしょうか。
統計は大事です、それをもとに考察が成り立つのですから
女子学生が男子学生より合格しにくいのは、男子受験生の成績の方がよいからでしょうか?
全国医学部調査結果を公表した文科省の担当者が、こんなコメントを述べています。
「男子優位の学部、学科は他に見当たらず、理工系も文系も女子が優位な場合が多い」。
ということは、医学部を除く他学部では、女子の入りにくさは1以下であること、
医学部が1を越えていることには、なんらかの説明が要ることを意味します。
ここまでの文に反発を覚える諸兄もおられるだろうが、
時代というより一度、自分を振り返ってほしい。
男児は期待をかけられる。
特に田舎の武家の末裔で「総領」と呼ばれ続けた私は特にそうだった。
1 家名を継ぐべき人。 家の相続人。 跡取り。
2 いちばん初めに生まれた子。
ま、祖母がこれを言うのは
さてさて。折に触れて書いているが、中間難関以上の女子校はこの上野演説より5年前には自覚がある
女子は下品なギャグやお笑いには興味がない。
汚い、下品、おっさん、幼稚…。
とにかく高学年女子は男子ヘイトでできている。
好かれようと近づけばキモい!になるのだ。
だから適切な距離を保たないといけない。
特に父親は。
多くの場合、父親が娘に勉強を教えようとすると
反発されて終わることが多い。
さらに、男子って下品でバカしかいないよね?と
同学年の小学男子を見ているので、
自然とこの年齢の女子は冷めまくっている。
私も女子クラスでは授業でバカはやらない。
淡々とドライに、かつエモーショナルに呼びかけるようにしている。
曰く、
「こういう知識はお医者さんには必要だよね」
「なるほど。これは君たちが大人であることを確かめたいんだね」
「さすがだね。男子はこの記述埋められないよ?」
と1分前と違って理性的紳士的にドライな学者として接する。
小学校高学年女子は理知的なのだ。
こちらが圧倒的な知識量とていねいな説明、
「この問題は素敵だね」
「さすがは〇〇学院の問題だね」
「きちんとやっている人に来て欲しいってことがわかる問題だね」
「うんうん。素晴らしい。よく気付いた。
それがO蔭の先生たちが求めることだよ」
こんな感じだ。
これとは大違いだろう?
通常クラスはだいたい上の感じだが、
女子志望校別では志望校に合わせてかえる。
桜蔭は理知、JGは速度と切り返し、
双葉は丁寧にかつじっくりと粘り強さを教える。
お父様、女児に「こんなの簡単だろ」は効かない
男児はパパすげーで尊敬するが、
女児はバカにされたと思って二度と質問しない。
むしろ男が負けを認めるくらいでいい。
仮にそれが嘘だとしても。
「さっき、男子クラスではこれできなかったよ。
まさに科学の最先端を目指す〇中らしいね。
さすがだね、君たち。受かるよ、きっと」
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(c)お受験のお医者さん