凝りもせず書いちゃう。


雙葉中学校・高等学校

※本稿では変換の都合上、「双葉」と表記します。


四ツ谷駅ど真ん中に位置するカトリック系ミッション校。

「ごきげんよう」 
「ごきげんよう」 
さわやかな朝の挨拶が、澄みきった青空にこだまする。 
マリア様のお庭に集う乙女たちが、今日も天使のような無垢な笑顔で、背の高い門をくぐり抜けていく。 

汚れを知らない心身を包むのは、深い色の制服。 
スカートのプリーツは乱さないように、白いセーラーカラーは翻らせないように、 
ゆっくりと歩くのがここでのたしなみ。 
もちろん、遅刻ギリギリで走り去るなどといった、はしたない生徒など存在していようはずもない。 

こんな感じのイメージ持つと思います。

とにかく在校生と受験生に感じるのは品。

ではその深淵へと手を伸ばしてみましょう。


本校の特徴は算数

(後日掲載予定)

「先生は文化祭の連絡をクラスの全員に

電話連絡をかけようと連絡簿を開きました。

1人に5分かかるとして最後の生徒が先生に伝達連絡を最短で終えるのは何分後でしょうか。

答えてみましょう」

この学校、「答えなさい」「答えよ」と絶対いいません。

あくまでもおすすめしてるので決めるのはあなたですよというスタンスで問題書きます。

ミッション系、カトリックもプロテスタントもお嬢様学校は多いです。

さてこの問題を見て私が最初に思うことです。

めんどくせぇ!

男児もこれ苦手なんですが、

出題意図はおわかりですか?

嫌なことを進んでやる子を求めているからです。


生きることは苦難に満ちている

それが神が与えたもう役割なので、

嫌なことを進んでやるという思想が入試問題に盛り込まれているのです。

ですから、有名なのは

トイレ掃除を徹底してやることなんです。

汚いじゃないですか。嫌じゃないですか。

フン!そんなもの爺やが片付けておきなさいよ!

という子にはまるで向かない。

人が嫌がり、やりたがらないことこそ、

進んでやることで「徳においては純真に」を養います。

私も「人の嫌がることを進んでやる」のは大好きです。

はっはっはっは、どうだ苦しめ!泣き叫b


さて、コロナで2023年度は中止になりましたが、
2024年度から面接が復活します。

本校は体育が試験科目にある点も看過できません。
ではどこが採点基準で何を見ているのでしょう。
ここからがまさに闇の奥。

さてそのためのヒントをひとつ。
双葉幼稚園の入園テストご存知ですか?
香蘭さんも幼稚園併設なさってますけど、
幼稚園入学テストがあります。
それはどんなものでしょうか。

シスターが受験生に飴をくばります。
「どうぞ、お召し上がりください」
「はい!ありがとうございます!」

はいここ。試験に出るぞ!
言えます?
3歳児で他人に物をもらってありがとう
「け、なんだよ叔父さんのお年玉
3000円しか入ってねえじゃん」
ブブーです。きみはお断りです。

その精神で再び体育入試を眺めてみましょう。
脱いだ服をきちんと畳めているかみています。

ね?納得でしょう?
つまり学力だけでなくご家庭のがもろに出る。
そこを見ています。
ですから
教師面接以外にシスター面接もありました。

2024年度は不明ですが備えておきましょう。
備えよ、常に。

マタイによる福音書2513

「だから、目をさましていなさい。

その日その時が、

あなたがたにはわからないからである」。


シスターの想像図




さてこのように校風とは入試問題に如実に現れます。
受験屋のみなさんいいですか?
学校の精神の理解なくして
その学校に合格させることはできません。
テクニックだけ磨いても受かりません。

双葉を受ける子には双葉らしく接し、
行住坐臥を導く必要があります。

というより、学校は成長を見守るスタンスです。

本校はそういう学校ですので、偏差値は
結果がついてきただけです。
御三家の中では異色ですが、
中学受験のミッション系では
珍しいことではありません。
本校ほど学校研究が問われる学校は
ないんじゃないかな。
そう思います。

ある年、全敗したんですよね。苦い記憶です。
天啓えてからは合格バリバリだしちゃってんのよ
(デロリス風)