小学生保護者の方、中高生に向けて書いております


2.「がんばるってなんじゃい?」

いい言葉なんですよね

私の好きなミュージシャンも

「僕が言ってやる、

でっかい声で言ってやる!

ガンバレー」



と言ってましてこれ素敵な言葉なんだけど、

お子さんたちからすると

「抽象的で何をすれば

がんばることになるのだろう」

と思うと思います。

いえ、おうちの方がお子さんを塾や試験会場に送り出す時に

「がんばってね!」とおっしゃるのを聞いて

私はニコニコしてしまいます。

ああ、愛されてるなぁ、と。

ですが、私はプロとして「がんばれ」と言う言い方はなるべく避けてます。

「だってがんばってるじゃん!」とお子さんは思ってるからです。

苦しい、辛い、怖い、クラス分けや入試の時に

がんばってない子どもなんていませんよ。

隣の子が賢く見える。早く終わらせてて焦る。

これでいいか不安。答え合わせ聞いてやってしまったと気づく。

四科目または五科目ありますから、どこかでパニック起こしたら本当の力が出ないかもしれません。

ですから私は

「普段の声かけは具体的に」を心がけてます。

・いつも通りなら受かる

・この握手したら受かるよ

・合格率50%にはしたからあとは君がもぎ取るだけ

こんな感じですかね

普段の学習で悩んでる時には

・よくやってるね

・大変だけど塾によく来たね

・うぉーこれできたんだすごいじゃん

こうした言葉だけかけてます。

お子さんは可哀想なのですよ?

保護者の皆さん、われわれ塾屋、友達の期待と

プレッシャーを背負っていますから。


なので当日手を握る時は

ルール上「がんばってね」しか言えないのですが、

その一言の裏には長い時間をかけて

どうがんばるのかを伝えておきます。

われわれは言葉の魔術師であるべきです。


だから、きみなら、だいじょうぶ!

どこかに続きます