小学生保護者の方、あるいは中高生向けです。

塾業界にいて成績の差に関係なく、

一番受ける相談は「この子やる気がなくて」です。

その科学的心理学的アプローチを試みます。


1.昔はやる気があったのか

塾に通わせるとき、親御さんの意思は5割

もう5割は「本人が言ったから」です

兄弟が行っている、友達が行っている、

なんだか楽しそう。

発端はそんなものです。


しかし「ある日」が来ます。

「もう塾いきたくない!」と!

その場合みなさんはこう思うでしょう

「あんたが行きたいって言ったんじゃないの!

お金がいくらかかると思ってるの?!

御三家いく覚悟もないの?!」と。

子どもさんの未来への覚悟の足りなさに怒ることでしょう。

しかしここで考えてみましょう。

御三家って正直甲子園準決勝なんですよ。

1位から3位までに入るってことなんですよね

9さいや10さいのお子さんが

「ぼくも甲子園に出たい!」と野球をはじめて

練習が大変だと言ったら

「いくらこれまでにかかってると思うの!

そんなんで甲子園行きたいとか覚悟がない!」

とか言うでしょうか?


ここに親子の間に壁と齟齬があります。

いや、行きたいのは変わってないんですよ?

頂上に登りたい。でも足が痛いから少し休みたい

そういうケースなんです。

それがお子さんの「やる気ゼロ」と言えるでしょうか?

みなさんはお父様、お母様。

愚痴の一つや二つ、同僚にこぼしたことはありませんか?

もしないと仰るなら素晴らしいことですが、

私はこう思います。

「人の痛みのわかる人に育って欲しい」


愚痴を吐いたら共感してあげてください。

「わかるよ」と。

もしかしたらお父様お母様にもそんな経験があるかもしれません。

しかしそこから立ち上がり、

あなたは今一家を背負う立派な大人になったのではありませんか?


手を取り一緒に歩んでいこう。

そう伝えてください。

弱さを受け入れた時から人は強くなれるのですから


どこかに続く