「君を愛したひとりの僕へ」「僕が愛したすべての君へ」感想 | ツムツムとヤフオクの部屋(時々仕事)

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はい。みなさま、こんにちは。

気付けば、久しぶりの投稿になってしまったのだ。

2月28日 ブログ

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で感想を書いた「君を愛したひとりの僕へ」の続きの物語である

「僕が愛したすべての君へ」を見た感想をいよいよ書こうと思うのだ。

※どちらの物語も、同じ時間軸で動いていることを考えると、

『続き』と言うのは、私の見た順番であり、私の認識です。

 

ここからは便宜上、「君を愛したひとりの僕へ」を第一話

「僕が愛したすべての君へ」を第二話と書きます。

それから、物語では”虚質”と言っていたものは”精神”と言い換えます。

 

結局、第一話、第二話共に、2回見ました。

 

まず、最初に第二話を見終わった時、なんだかモヤモヤする。

どうにも腑に落ちない上に、ちょっと不快な印象が残りました。

 

ざっくりはっきり書くと、この物語はパラレルワールドを使って

タイムパラドックスを克服したような内容になっているのですが、

本当に克服できたのか?と言う疑問が残るんです。

 

そして不快な印象のなぞを考えてみた所、

最後に【幸せ】と言う言葉が何度か出てくるからじゃないかと気付いたんです。

登場人物に【幸せ】と言わせることで、視聴者に

『あ。結局二人は結ばれなかったけど、なんかほんのりハッピーエンドだね。』

って思わせようとしてる感じがするんです。

 

分からなくはないけど、無理があるよ?押し付けるなよって思ってしまうんです。

 

そう。前回も書いたようにこの物語は、

私の印象では、自己中な主人公A男の自分勝手な物語なんです。

物語を通して、パラレルワールドの存在は明らかになっているので、

登場人物がいくら【幸せ】と言ったところで、

B子が亡くなって幽霊になった世界は存在していることになるんです。

 

パッと似たような話を思い出しました。

ジェット・リー主演の【ザ・ワン】という映画です。

正直言って、どんな強敵がいた。とか、どんなストーリーだったとか

内容は全く覚えていません。

 

覚えているのは、CMで見たバイクを片手で持ち上げるシーンと、

「パラレルワールドに行って、その世界の自分を殺して

その世界の自分が持っていた能力を手に入れて、

パラレルワールドを含めた全世界でたった一人の最強の自分になる!」

という話だったという事だけです。

 

話がそれてしまいましたが、

主人公A男は、この【ザ・ワン】の主人公と同じようなことをやったわけです。

つまり、

『パラレルワールドの自分を犠牲にして、

     自分だけが幸せになりたい!』

ってことですね。

 

そして腑に落ちない点がいくつかあるんですね。

もちろん制作側は理解して作っているんだろうし、

頭の良い人は分かっているのかもしれませんので、私の問題ですが。

 

二話は、一話のラストでB子に会わない世界に行ったA男の話ですが、

C子から見た話で描かれている所も多くあります。

(C子はA男の同級生で、のちに二人は結婚します。

 いや、結婚している世界が主体の物語と言った方がいいかな。)

 

で、他のパラレルワールドに飛ぶ話もあるのですが、

単純に一話の世界を世界①、そこのA男の精神をA男

二話で出てくるB子と会わない世界を世界②、精神をa男として図解するとこうなる。

私の仮定として

・パラレルワールドを気泡に例えていたので、時間経過方向は上。

・物語上、A男の両親が離婚した時、父と母、どっちに付いて行ったかで、

 B子に会うか会わないかが決まるようなので、それまでは一つの世界とします。

 

図中の青との矢印点線は一話の最後でA男の精神が飛んだ方向を示している。

物語の中でパラレルワールドの存在や、意識が入れ替わることは分かっているが、

同じ時間軸上の世界としか入れ替わりが出来ていないので、時間軸を超えたA男に対して、

世界②のa男は世界①の身体が見つけられず、世界①の身体は脳死状態となる。

・・・という事から、A男精神は時間軸と世界を同時に移動(青斜め矢印)したか、

世界①で時間を遡ってから入れ替わる(緑の矢印線)動きをしたのだと思われる。

 

しかし、A男が時間軸と世界を同時に移動したとすると、

世界②にいたa男は入れ替わる先の身体が見つからないので、(?マーク赤点線)

世界①のB子に会う前の身体が脳死状態になってしまう。

 

と考えると、A男は世界①で時間を遡ってから入れ替わる(緑の矢印線)

動きをしたのだと思われる。

 

それはそうなのかもしれないけど?

じゃぁ、66年後(一話終り)を起点として、

A男、a男の精神がどう動くのか考えてみよう。

※A男精神(緑矢印点線)

 a男精神(赤矢印点線)

 

 

 

起点から、A男は時間を遡って世界①から世界②に移動しました。

同時にa男も世界②から世界①に移動します。

つまり、B子と会う前にA男とa男が入れ替わったわけです。

 

A男は世界②でB子に会わずに生きていきます。

66年と一か月後でも世界②のA男は生きているので、

ここで精神の入れ替えは起こらなかったという事なのでしょう。(?緑細線矢印)

という事は、やはりA男は世界①から出ずに時間を遡ったのでしょう。

世界①の身体はA男の精神が時間を遡ってしまったので脳死状態になります。

 

前の図の解説の時に、

『世界②にいたa男は入れ替わる先の身体が見つからないので、

世界①のB子に会う前の身体が脳死状態になってしまう。』と書きましたが、

このタイミングで起こったのは精神の入れ替えではなく、

やはりA男が時間を遡ったという事なのでしょう。

 

一方、世界②で生きていくはずだったa男は、世界①に移動させられて、

B子に会ってしまいます。そしてB子を死なせてしまった自分が許せなくて、

B子に会っていない時間まで遡って、それからも会わない世界②に行く方法を編み出します。

 

そして、66年後に実行して、a男は世界②でB子に会わずに生きていきます。

一方、a男と入れ替えに世界①にやってきたa2男はB子に会ってしまいます。

そして66年後に・・・・

 

やはり循環する時間を生み出しているようだ。

しかし、これはa男がA男と同じ考えや行動をした場合の話である。

では、a男が別な行動をとったら?それはまた別の世界③の話になってしまう。

ただ、時間軸を遡ったとは言っても世界①はすべてが決められた

もう出来上がってしまっている世界ではないだろうか?

全ての未来が決められた世界にa男がやって来て、

そして66年後には世界②に行くのである。

 

そう考えると、A男は果たしてA男だったのだろうか?

A男の前に世界①からA男と入れ替わった元祖A男がいたのかもしれない・・・。

 

 

と、今日の所はここまでにします。

 

 

 

・・・他にも書きたいことがあるので、ちょっとメモっておきますね。・・・

 

疑問

幽霊のB子は唯一のB子 もつれによってA男とともにいる

成仏したかのようだが、その幽霊のB子はどこの世界のB子なのか?

 

二話冒頭のシーンの二人の年代があわない。

妄想なのか?妄想ににしても変。混乱を招く