飛龍の拳ゴールデンファイター #1 “猫沢”の思い出 | 鈴木篠千のゲームと釣りと少年時代の話。

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レトロゲーム攻略、釣りと少年時代の思い出の話です。

毎日では無いですが、PM10~11:00に1~3本の記事をアップする予定。

ルール
①高額ソフトはやらない
②攻略本などは見ない。
③地元(浜松)で釣る。
④少年時代(無所属)の話。
(詳細はプロフィールで)


“あの頃”の対戦格闘ブーム

中学生の頃、仲良かった友人に“猫沢”(仮名)という男がいた。

小学生の頃はそれほど仲良くはなかったが、中学校に上がり、親しくなった。

中学生の頃、みんなで彼の家でゲームをした。

当時(1991年頃)、対戦格闘ゲームブームがきていた。


よくストリートファイター2はやりまくったな。
猫沢の家に集まり、波動拳や“待ちガイル”(当時、卑怯者の代名詞)


ハマリ過ぎて、“デジけん”(幼なじみ=あだ名)の家で“SPD大会”(スクリュー・パイル・ドライバーの打撃ち合い)などしたなあ。面白かった。

特にSFCの続編。


『~ターボ』はよく遊んだし、揉めたりしたな。

猫沢とも、このストリートファイター2ターボなどで喧嘩になったした。

『ゲームはみんなでやるもの』
みんなでガチャガチャと騒ぎながら、格闘ゲームで遊んだのは、今でも良い思い出だ。

…俺は小学校卒業から、それまで仲が良かった仲間(“てる”や“たつみち”)などと疎遠になっていた。
特に何かあったわけではなかったが…。

中学生になり、“新しく仲良く”なった友人ら(“デジけん”、“ゆー太”など)とのゲームは新鮮だった。


“猫沢”という“悪友”

猫沢の家では、様々なゲームをした。

それはどれも俺が聞いたことないタイトルが多かった…。(もう名前は忘れたが…)

猫沢と男は、同期生の中でも、少々“変わった奴”で他人がしているゲームをしたがらなかった。(ドラゴンボールの対戦格闘はしたが…)

おそらくだが、猫沢も“自分だけのゲーム”をしたかったのではないか?
俺が子供の頃に“俺だけ”のゲームを探していたように。
自分が一番得意で、他の奴を負かし、自慢できる為のゲーム。『◯◯と言えば、アイツ』というゲームタイトルが欲しい。

だから、猫沢と俺はよく似ていると思う。
大した事ないのに、プライドが高く、他人に負けたり、従いたくない。

自分で言うのも恥ずかしいが、「器の小さ人間」だ(恥💦)

ちなみに猫沢の家は俺の家から近く、よく遊ぶようになった。
だが、互いに似ているためか、喧嘩もよくした。
何となく、彼を“友”と言いたくないのはその為か?


飛龍の拳との出会い

ある日、そんな猫沢が購入し、俺たちに見せたSFCソフトが、


『飛龍の拳 ゴールデンファイター』(SFC)だ。

『飛龍の拳』というタイトルは知っていた。名前だけは聞いたことがあった。ファミコンやゲームボーイで出ていた。

そのタイトルのSFC第一作目。
それは対戦格闘ゲームだった。

このSFCタイトルは“普通の対戦格闘ゲーム”だった。
スト2のようにコマンド入力で必殺技。ゲージが溜まり、“超”必殺技が出せた、と思う。


俺たちは何故かこのゲームにハマった。
対戦格闘ゲームの流れに乗り、このゲームを遊んでいた。

…というか、猫沢の家に行くと、必ずこのゲームを“させられた”。
正直、流行っていたスト2や餓狼などに比べると、あまり操作性がよくなかった記憶がある。
そして『飛龍の拳』という必殺技が何故か脚技でそれがおかしく、みんなで“突っ込んで”いた。

猫沢家での“飛龍の拳大会”は中2の末までやっていた、と思う。

ちなみに、俺はこのまだファミコン(初代)をしていて、『くにおくん』のシリーズなどをしていた。



『飛龍の拳』
そのタイトルだけが俺の心に残っていた。


それから20年後…。




俺は、40を過ぎてから、何故かこのゲームにハマり、ファミコンの1~3・スペシャルまでを攻略してきた。

FCからのこのゲームは、アクション→“早押し格闘ゲーム”になっていた。
さらに変身システムなどがあり、SFCのイメージとかなり違っていた。

特にこの、


“早押し”システム…。
斬新というか、反射神経頼りの難解ゲーム…。
というか、これが“格ゲー”?

そんなイメージがあった。

そして、今回…、


遂に、SFCの飛龍の拳に挑みたい、と思う。
数ヶ月前、また中古ショップで見つけ、即購入(1280円)

確か、このゲームは、コマンド形式の対戦格闘ゲームのはずたが、『格闘ゲーム史上最強システム』という言葉が気になった。まさか?

あれ?
俺は“コマンド形式”で遊んだ記憶があるぞ?

裏面を見たら?


ストーリーモード?
そんなもんあったか?

vsファイター編? 
これが俺の遊んだ“格ゲー”か? 

さらに“4つのモード”?
この中で選べたのか?

そんな記憶無いけどなあ~。


猫沢その後

中学生の頃、よく遊んだ猫沢だが、その後は疎遠になった。
猫沢は、学年が進むにつれ、不良(ヤンキー)化し、俺から遠い存在になった。

学内で先生と揉めたりし始めた。俺の友達と大喧嘩して先生に怒られたり、授業中に学校から脱走するようになった。

かねてから、反抗的な性格だったが、学年が進むとそれが顕著になり、学校の“イケてるグループ(ブルなど)”と争うようになっていった。

元々は俺たちと同じような“イケてないグループ”だったのだが。

中学卒業の頃(1993年)には、交流が無くなっていた。

最後に話したのは、卒業後、いきなり自宅に電話してきて、「カノジョができた😄(笑)」と自慢された。

それっきりだ。
それから全く会ってない。飛龍の拳も思い出になっている。
今は何をしているのか?
猫沢とは、楽しい思い出が多いのは事実。
だが、やはり“友”とは違う気がする。

ちなみに、猫沢は俺の“くにおくんシリーズ”に触発され、くにおくんシリーズの『格闘技大会』みたいなソフトを購入していた。
おかしな奴だったな…。