2番目に好きな人
フローラか、ビアンカか?
街中の者が見つめる中(恥💦)、俺は悩んだ。
当初は幼なじみのビアンカ“一択”だった。
フローラに思い入れがない。
ビアンカとは幼年期の冒険が、心にある。心情的には彼女しかない。
だが、
そのビアンカは、自分の“想い”を抑え、“恋敵”フローラを推す。
何故だ?
フローラとは初対面だろ?
人が良すぎだろ?
こんな事を聞いたら、もう逆に、ビアンカしかないだろ?
俺はこの後にセーブして、本当に悩んだ。
この『フローラ・ビアンカ問題』は、ドラクエファンの“永遠の問題”らしい。聞いたことはあった。
ビアンカは“魔法使いキャラ”と分かっているが、フローラって?
ここまでビアンカ一択だったが、俺の中で、彼女に対する疑問と、高校生の頃に付き合っていた“彼女”を思い出していた。
“あの子”へ
高校生の頃(ちょうどこの時くらい)、同じ高校の一つ年下の女の子と交際していた。
実は当初は、彼女の“友達”に好意を懐いていた。
その“本命の女の子”は可愛かったし、どことなく俺の事が好きだったような気がした(都合の良い妄想?)
しかし、俺は本命の子ではなく、仲良くなった友達の“アキラ”👧(仮名=その年下の女の子)と付き合い出した。
少し“なし崩し的”な交際開始だったな。
そんなスタートだったが、俺とそのアキラはそこそこ上手く行っていたし、どんどん彼女が好きになっていった。
彼女を深く想うようになって、彼女に夢中になってしまった。振り回されたりした。
もう好きだった“本命”の女の子など、気にならなくなっていた。
彼女とは学校帰りに公園デート👩❤️👩とかした。
そんなアキラとの日々は今も“楽しい記憶”だ。
誰かが言っていた。
『2番目に好きな人と結婚🔔💏🔔した方が上手くいく』
結局、そのアキラとは別れてしまった(俺から別れを告げ…)、
あれから多少の女性と交際したが、彼女(アキラ)との日々は、その思い出とは別に未だに俺の中にある。
俺はアキラが好きだったのか?
彼女の友達(本命=フローラ?)じゃなかったから?
……ここは、ビアンカではなく、フローラか?
俺の気持ちは幼なじみのビアンカにあった。
彼女との結婚で俺は幸せ🍀になるか?
幸福かもしれない。
それが必ずしも“俺の望んだ形”にはならないし、フローラには夢中にならないし、振り回されたりしないのでは?
それって、幸せか?
あの“アキラ”との日々は…。
で一晩が経って、ルドマン(フローラの父)の前で、
朝起きたら、フローラ(新婚)がいる。
アキラと交際し出した頃。俺もそうだったかな。
楽しい日々が始まるんだ。