無所属少年時代 #67 世にも無所属な物語④ | 鈴木篠千のゲームと釣りと少年時代の話。

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レトロゲーム攻略、釣りと少年時代の思い出の話です。

毎日では無いですが、PM10~11:00に1~3本の記事をアップする予定。

ルール
①高額ソフトはやらない
②攻略本などは見ない。
③地元(浜松)で釣る。
④少年時代(無所属)の話。
(詳細はプロフィールで)

“社長”という男


すでに書いかもしれないが、小学生になると日曜日に必ずソフトボールの練習をさせられた。

近所の連中が集まり、ソフトボールのチームを組まされ、たまに大会があり、他の地区の奴らと試合をする。

運動が嫌いな俺には嫌な事の一つだった。


小4からは平日の放課後はサッカー部⚽、土曜はスイミングスクール、日曜はソフトボールと、小学生の俺達は忙しかった。


俺が“無所属”中も“ともさん”(仮名)の家でファミコンを見させてもらったのもこのせいか?

近所の子供らと合同だから、ともさんもいた。


唯一の救いは、俺の嫌いな“テン君”(仮名)などが地区が“ギリギリで”違っていて、一緒には練習しなかった事だ。

していたらイジメられて辞めていたか、またケンカになっていただろう。

彼らが嫌で、俺は“無所属”になったようなものだ。


なので、俺達の世代(俺、“タケシ”、“サダヒト”、“ウイルソン”)は毎週日曜日、近くの公園(俺には遠かったが)に集まり、上級生や下級生らとソフトボールの練習をしていた。


これは、俺達が小5に上がった頃の話。


ある日、練習に見覚えの無い男が加わっていた。

年齢は俺達の一つ上、小6だという。


「誰?」

俺達は誰もその人を知らなかった。

だが、上級生らは皆知っているらしく、すっかり馴染んでいた。

(転校生?)と当然、そんな予測が出来た。サッカー部では、見たことない顔だった。

そして、上手かった。たちまちレギュラーになった。

ショートを守っていたが、かなり上手かった。


俺は仲の良い上級生に「あれ、誰?」と尋ねた。


すると、「アイツは“社長”だよ。エロ本会社の社長の息子だよ(笑)」と笑いながら言われた。


「エロ本~」というのは冗談だろうが、実家が金持ちか、親が社長らしかった。

もちろん分からない。

挨拶も何もなく、ある日突然、そして、小6の途中から参加してきた、この“社長”という人物…。


俺は1度も話をしてないし、校内でも見覚えがない。

中学校でも見ていない。


しかし、いた。絶対にいた。

みんなから「(エロ本)社長~」などと気軽に言われていた。


社長…。


あれは誰だったのか。

そして、何故突然、ソフトの練習に出始めたのか?




※他にも『消えるサダヒト』『謎のレコード店』『シュンスケの母親』などのエピソードがあるが、ここまでとしたい。

俺の記憶もかなりあやふやで、正確に思い出せない💦

だが、“ワクちゃん”と“みっちゃん”は(特にみっちゃんは#)は、絶対にいたと今でも思っている

というか、いたし…。